食欲が減退する真夏日には、お酢や梅干しが効いたすっぱいメニューがおすすめです。余裕があるときにつくりおきして冷蔵庫に常備しておけば、ピンチのときも安心です。
トマト肉味噌
【保存期間】冷蔵で4日、冷凍で1カ月
うまみ倍増!野菜にもご飯にも合います
酢を入れることで、うま味が加わりすっきりした肉味噌に。冷ます間に水分が肉や野菜に吸収されて、味がしっかり入ります。ご飯のおともでも、葉物野菜で巻いて食べても美味しいです。
材料( 4~5人分)
玉ねぎ………………………………………1個
トマト……………………………2個(約250g)
植物油………………………………… 大さじ1 / 2
酢……………………………………… 大さじ2
塩……………………………………大さじ1/2
合いびき肉…………………………………300 g
味噌……………………………………大さじ1
つくり方
1.玉ねぎは粗みじん切り、トマトは皮ごと1㎝弱のざく切りにする。
2.鍋に、油と1、酢、塩を入れて中火にかけ、フタをして10分弱煮る。
3.ひき肉を加えてざっくり混ぜ、肉に火が通るまで加熱する。味噌を加え、全体を混ぜ合わせて、そのまま冷ます。
トマトがくたっとして玉ねぎが半透明になるまで、最初に煮詰めることでコクとうま味を引き出します。
いんげんと鶏ささみの酢味噌あえ
【保存期間】冷蔵で4日
お酢レンチンでしっとりやわらかく!
お酢と酒に浸した状態で電子レンジ加熱すればパサパサにならず、しっとりした仕上がりに。また、レシピの酢味噌だけなら冷蔵で10日間ほど保存可能(冷凍で1カ月)なので、多めにつくっても。ゴーヤやピーマンをゆでたり塩もみしたものをあえたり、ゆでたにんじんやじゃがいもにも◎
材料(4~ 5人分)
鶏ささみ……… 4 本
酢………… 大さじ1
酒………… 大さじ1
いんげん…………20本
【酢味噌の材料】
味噌……大さじ3
白すりごま……大さじ2
みりん…… 大さじ2
砂糖……大さじ1
酢……大さじ1
つくり方
1.ささみを耐熱皿に並べて、酢と酒をもみ込む。
2.いんげんは洗ったら水気をふかず、濡らしたキッチンペーパーに包み、別の耐熱皿に平たく置く。
3.1と2にそれぞれふんわりラップをかけ、同時に電子レンジに入れて4分加熱する。いんげんだけ取り出して、ささみのみ追加で2分加熱する。
4.そのまま冷まし、ささみは手で裂く。いんげんは3等分に斜め切りにする。
5.ボウルに【酢味噌の材料】を入れてよく混ぜ合わせたところに、4を入れてあえる。
ささみは酢と酒に浸したままレンチンすることで、しっとり仕上がります。いんげんと同時に電子レンジにかけることで時短に。
教えてくれたのは……
料理家・山脇りこさん
東京・代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。旅好きで世界各地の市場や生産者を巡るのが大好き。テレビなど数々のメディアで活躍し、出版された料理本も多数。最新刊は『毎日食べたい かんたん3×3レシピ』。
※この企画で使用した酢はすべて米酢です。
※使用した電子レンジはすべて600Wです。加熱時間は目安で、お使いの機器によって誤差があるので調整してください。
※保存可能期間は目安です。容器から取り出すときは清潔な箸やスプーンを使うようにしてください。
Mart2021年8月号 すっぱ美味しいサワーやか常備菜14 より
撮影/長谷川 潤 レシピ考案・調理/山脇りこ フードスタイリング/廣松真理子 取材・文・編集/永島 大 WEB構成/富田夏子