美容クリニック医師が解説! 日焼け止めの正しい塗り方&落とし方♡

いよいよ夏本番。日差しが強くなってきて、「絶対に日焼けしたくない!」と思っている人は多いはず。そうなると毎日の必需品になるのが日焼け止め。ただし、ちゃんと塗れていないとうっかり日焼けしてしまう場合も……。

そこで今回は、日焼け止めの正しい塗り方と、意外と盲点になりやすい落とし方もご紹介。日焼けをしてしまった日のアフターケアも含めて、大阪美容クリニック理事長の南 真実子先生にお話を伺いました。

正しい日焼け止めの塗り方

まずは、正しい塗り方をご紹介。塗り忘れしやすい場所や塗り直しについても教えていただきました。


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焼きたくないなら、重ね塗りがベター

クリーム状のものはパールの粒1個分を、液状のものは1円玉1個分ぐらいの大きさを手のひらや手の甲に出してください。それを指でおでこ、両頬、鼻先、あごなどパーツごとにポンポンとのせ、伸ばします。塗り終わったらすぐに、もう一度同じように重ねて塗りましょう。

日焼け止めは重ね塗りが推奨されています。もちろん、製品によっても異なるので、製品ごとの使用方法をチェックしてみてください。

塗り忘れしやすい場所に注意!

首は塗り忘れしやすい場所といえます。そして将来的にしみ、シワなどの光老化が起こりやすく、一度できると改善が難しい場所でもあるので注意が必要です。予防のためにも気をつけてみてください。

日中の塗り直しは必要

日焼け止めは「何時間効果を発揮する」とはっきりといえるものではないので、基本的には塗り直しするのが安心です。

手洗いや衣類との摩擦などで「日焼け止めが落ちた」と感じたら塗り直しが必要です。そうでない場合でも2〜3時間ごとに塗り直すことが推奨されています。

最近はマスクがこすれて日焼け止めが落ちてしまうことも多いので注意してください。

日焼け止めの正しい落とし方。アフターケアも解説

意外と知らない、日焼け止めの落とし方。肌のためにはアフターケアも重要です。


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日焼け止めをしっかり落とせていないと肌に起こること

日焼け止めがきちんと落とせず肌に残っていると、成分が酸化してしまい、湿疹などの肌トラブルや、黒ずみなどの毛穴トラブルの原因となることがあります。きちんと洗い流すようにしてください。

石けんや普段の洗顔料で落ちるものや、クレンジングが必要なものなど製品によって異なるため、購入の際に確認しておくことをおすすめします。デイリー使いするものは、落としやすさに注目してみるのも◎。

うっかり日焼けしてしまった……そんなときは?

日焼けは簡単にいうと、皮膚が火傷している状態。なので、冷やすことが第一優先です。

ひどい場合は皮膚科で塗り薬を処方してもらうのがいい場合もありますが、まずは、肌を冷やして休ませてあげること。鎮静効果のある化粧水やパックなどを使用するのもいいでしょう。

赤くはなっていないけど、「日焼け止めを塗り忘れちゃった……」というときは?

正直、リカバリー方法はないのが現実。浴びてしまった紫外線をなかったことにはできないので、しっかりと予防をすることがマスト。

マイナスにはできませんが、少しでも改善を求めるなら、クリニックでできる高濃度のビタミンC点滴など強い抗酸化作用のあるものを取り入れるのもいいかもしれません。

毎日の日焼け止めの塗り方、落とし方を見直して♡

日焼け止めの正しい塗り方と落とし方、アフターケアの方法をご紹介しました。これから続く日差しの強い毎日に向けてぜひ見直してみて。


教えてくれたのは……大阪美容クリニック理事長の南 真実子先生

祖父や父が産婦人科医であったことから、自身も大阪医科大学医学部卒業後、初期研修を経て大阪医科大学産婦人科教室に入局。主に、腹腔鏡手術、不妊治療、周産期治療などに従事し、産婦人科専門医を取得。検診業務にも従事し、マンモグラフィー読影認定医を取得。女性がいつまでも健康で美しく輝いていられるよう、更なる高みを目指して、美容医療、アンチエイジング医療を行う。大手美容クリニックで活躍後、2017年大阪美容クリニックを開院。婦人科・美容皮膚科を通じて、女性をトータルにサポートできるよう診療を行っている。

医療法人大美会グループHP
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Text_Yui Sato