1990年代の「このまま君だけを奪い去りたい」を代表曲として、透き通った歌声で魅了するDEENのヴォーカリスト、池森秀一さんは大のそば好き。美味しいそばを求めて研究したところ、乾麺をゆでて食べる"家そば"が最高だとか。池森さんの簡単&絶品レシピで、夏のランチが見違えますよ。
SPECIAL INTERVIEW「家で食べる乾麺そばが最高!」
毎日食べ、たどり着いた境地「家で食べる乾麺そばが最高!」
「僕がそばにハマったきっかけは、10年以上前のこと。音楽活動のためにもパーソナルトレーナーのもとで体づくりをしているなかで、食事にそばを取り入れたところすこぶる体が好調に。ゆでるだけで簡単ですし、何より美味しくて。そばといえば、お店に食べに行くのが当たり前だと思っていましたが、もともと探究好きだったので、美味しいそばはどれか、どのゆで方がいいのかとあれこれトライしてみました。そして、自分流の〝そばデータ〞からたどり着いたのは、『乾麺を家でゆでてつくる〝家そば〞が美味しい』という結論でした。そばにもいろいろあるんです。そば粉を十割使ったもの、二割は小麦粉で八割はそば粉の二八そば……と、自分の好みをまず知るといいですよ。そして何より、僕はそばなら乾麺をおすすめします。そばの正しく美味しいゆで方を知れば、誰だって絶品そばがつくれますよ。僕のそば愛は、ゆでただけの盛りそばにはとどまりません。つけ汁アレンジや洋風アレンジそばと、メニューの幅をお店レベルに近づけるように、日夜研究しています」
今回の撮影でも、すべてのそばを池森さんがレシピ制作&調理&盛りつけ。「この夏はおうちそばをぜひ、堪能してください!」
ミュージシャン/「池森そば赤坂店」主人
池森秀一さん
1993年のデビュー以来、DEENとしてアルバム34枚をリリース。最近ではそば好きミュージシャンとしてメディアに多く登場。そば商品もプロデュースし大手スーパーでも販売中。2021年7月7日に最新アルバム『TWILIGHT IN CITY ~for lovers only~』が発売された。
乾麺のそばを“ゆでる”とき、“しめる”ときの池森さん流こだわり
「ここさえこだわれば、誰でも美味しいそばがつくれます!」と池森さん。乾麵そばになじみがない人も、すでに大好きな人も、乾麺そば「ゆで&しめ」のポイントを押さえましょう。
【ゆでる】
熱湯で“書いてあるとおりのゆで時間”ゆでる
「ゆで方はとにかく簡単です。ひねって少し短めになど考えず、素直に袋に書いてある分数どおりにゆでるだけ」。パスタをゆでるように大きめの鍋にたっぷりの熱湯を沸かし、そこに乾麺を入れたらすかさずタイマーセット。
【しめる】
氷水はN G! ぬめりがなくなるまでよ〜くすすぐ
そばは使う水にとても影響されるので、ゆでるのはもちろんしめるのも浄水で。ザルにあげたらほぐすようにしながら何度も水洗い。氷水はそばが硬くなるので避けましょう。
YouTubeのそば専用チャンネルも大人気!
「信州戸隠 池森そば 赤坂店」と題して、そば食べ歩きから新作レシピ、コラボ商品の紹介と盛りだくさんの内容。
〈左〉https://www.youtube.com/watch?v=CnhZR6W8yck&t=2s
〈右〉https://www.youtube.com/watch?v=bDWm085BvWY&t=8s
撮影/大森忠明 調理補助/鮓本美保子 取材・文/新里陽子 編集/小橋健太郎 WEB構成/富田夏子
Mart2021年9月号 ”夏の乾麺ライフ”をもっと楽しむために DEEN池森秀一さんの”そば10変化” より