コウケンテツさん「保育園の連絡帳に書く献立が気が重い…」に答える!
栄養バランス、子どもの体調、旬の素材……、いろんなことを気遣いながら家族のために一生懸命ご飯を作るママたち。それでも好き嫌いや毎日のお弁当作り、食育、と家庭内の「食」にまつわる悩みは尽きません。そんなママたちの悩みに3児の父でもあるコウケンテツさんがズバリ!今回は、保育園の連絡帳に書く献立にプレッシャーを感じているママの悩みに答えてくれました。
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【今回の相談内容】
『保育園の連絡帳に、前の日の夕食と今朝の朝食の献立を書く欄があって毎日ちょっと気が重いです。仕事で遅くなって、〝(レトルトの)カレー・プチトマト〟だけの日とかは自分がダメな母親に思えて辛くなったり、朝も毎日パン、ヨーグルト、バナナの繰り返しだなと思うとまた心配になったり……。誰に指摘されるわけでもないのに勝手に自己嫌悪に陥りがちです』(38歳・3歳男の子ママ)
書くのが苦痛なら、
ユーモアたっぷりの
〝献立〟名で乗り切るのも手
連絡帳に書かれた献立を見て、このお母さんは適当だとか、子育てを手抜きしてる、なんて思う先生はまずいないと思います。でもそのことで自分を責めてしまうなら、書き方をアレンジしてみましょう。世の中、言い方がすべて。同じことを言うのにも言い方次第で感じ方、受ける印象はガラリと変わってきます。本当に余裕がなくて朝ごはんがパンとバナナだけの日。そんな時は、ただパンと書かずに「穀物パン」って書いてみるとか。味噌汁は「具沢山スープ」に、レタスとトマトだけのサラダは「気まぐれサラダ」にしてもいいと思う(笑)。書くことで自分が追い詰められてしまうなら、ここは思い切って笑いに繋がる魔法の言葉に助けてもらいましょう!
Profile
コウケンテツさん
料理研究家。手軽でおいしい家庭料理を提案、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍中。30カ国以上を旅し、世界の家庭料理を学んだ経験も持つ。3児の父であり、育児にも日々奮闘。親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通して人と人とのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。昨年開設したYouTube「Koh Kentetsu Kitchen」も大人気。
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撮影/前 康輔 取材・文/北山えいみ 編集/羽城麻子
*VERY2021年7月号「「僕も、毎日ご飯作るのしんどいよ」って声に出して伝えたい!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。