そば好きミュージシャンとして知られるDEEN・池森秀一さんおすすめの「つけだれ」レシピは、ピリッと辛味や酸味の効いた夏にうれしいものばかり。そばとの相性も伺いました。
【1】黒こしょうのピリ辛つけそば えごま油入り
僕のいちばんのお気に入り。黒こしょうをこれでもか!というくらいたっぷりとかけ、見た目もガツンと黒いつけ汁に。十割そばがベストマッチ。
材料 (2人分)
A【 池森そばつゆ(辛口) . . . 100㎖、水 . . . 30㎖強(つゆ3:水1の割合)
かつお節 . . . 小1パック
黒こしょう . . . 適量(多め)
えごま油 . . . 大さじ2
長ねぎ(粗みじん切り) . . . 適量
つくり方
❶ Aを鍋に入れ中火で熱する。
❷ 器にかつお節半量ずつと、黒こしょうを入れ、①を注ぎ入れ、えごま油半量ずつ、ねぎを入れる。
つけ汁を注いだら、体にもよい健康オイルの代表・えごま油も加えて。風味がよくまとまります。
「見てください、この黒こしょうの量。おそらく小さじ1強は入れています。スパイシーさを存分に味わいましょう」
【2】革命カレーつけそば
だしのきいた、そば屋のカレーうどんやそば。そのスープをイメージして。カレールウに頼れば手軽につくれます。十割そばをたっぷりくぐらせて。
材料 (2人分)
A 【池森そばつゆ(甘口) . . .100㎖、水 . . .30㎖強(つゆ3:水1の割合)】
固形カレールウ(激辛) . . .1/2片
かつお節 . . . 小1パック
えごま油 . . . 大さじ1
青ねぎ(小口切り) . . .適量
つくり方
❶ 鍋にAを入れて中火で熱し、刻んだカレールウを入れてしっかり溶かす。
❷ ①を器に注ぎ、かつお節とえごま油を入れ、青ねぎをのせる。
使うのは市販のカレールウ。「激辛」推奨です。甘めのつゆと水と合わせて溶かします。
ゆっくり火にかけて、カレールウをしっかり溶かしていきます。木べらなどでよく混ぜながらがベスト。
【3】食べるラー油そば
ねぎもたっぷり入れてラー油の辛味も存分に味わえる大人のつけ汁。暑い夏に汗をかきながら食べるのが最高! 二八そばを合わせるのがおすすめです。
材料 (2人分)
A 【食べるラー油 . . .大さじ2、つゆの素3倍希釈(にんべん) . . .大さじ4、昆布かつおつゆ(マルトモ) . . .大さじ2】
B 【水 . . . 400㎖、しゃぶしゃぶ用の豚肉 . . .約100g】
長ねぎ(斜め薄切り). . . 適量
糸唐辛子 . . . 適量
つくり方
❶ Bを鍋に入れ豚肉をほぐしながら中火にかける。アクをとりながらキッチンバサミで食べやすい大きさに切る。
❷ Aを鍋に入れる。ラー油は瓶をよくかき混ぜて具もしっかり入れる。
❸ 煮立つ前にねぎを入れ1分ほど熱したら火を止める。器に盛り、糸唐辛子を添える。
「肉も入って食べ応えありですよ」。しゃぶしゃぶ用の肉は、わざわざ包丁を出さずとも鍋の中で切ってしまう、池森さんテク。
アクは丁寧にとりましょう。火加減が強すぎるとアクがどんどん出てしまうので、中火で様子を見ながら調整を。
「食べるラー油」は具もしっかり入れたいので、瓶の中をスプーンでよくかき混ぜてから。辛味が得意な人は増量を。
ミュージシャン/「池森そば赤坂店」主人
池森秀一さん
1993年のデビュー以来、DEENとしてアルバム34枚をリリース。最近ではそば好きミュージシャンとしてメディアに多く登場。そば商品もプロデュースし大手スーパーでも販売中。
撮影/大森忠明 調理補助/鮓本美保子 取材・文/新里陽子 編集/小橋健太郎 WEB構成/富田夏子
Mart2021年9月号 ”夏の乾麺ライフ”をもっと楽しむために DEEN池森秀一さんの”そば10変化” より