10人の器作家の「暮らしの白」 ⑤郡司製作所
郡司製作所
白釉オーバル皿(大)(小)/型打ちプレート4寸(白)
写真右)白釉オーバル皿(大)4.4人分の肉料理やサラダを余裕をもって盛れる
¥8,250。約34×24×高さ3cm
白釉オーバル皿(小)盛り皿にも銘々皿にも。¥4,950。約27×18×高さ3cm
写真左)型打ちプレート4寸(白)数枚揃えたいほど使いやすい。¥1,650。約φ 12,5×高さ2㎝
郡司庸久さん、慶子さんご夫妻が栃木県の益子に構える「郡司製陶所」の器。日々の食卓からヒントを得て作るとおふたりが言うように、毎日の普通の献立に使い勝手のいいサイズであることはもちろん、盛り付ける部分の深さやカーブが絶妙で、使うたびにその良さにのめり込んでしまうものばかり。料理好きの間で評判なのも納得だ。
オーバル皿は縦に長い端正なフォルムだが、白土に乳白釉を施した素朴な白が民藝の器をルーツとする益子の土のあたたかみを感じさせる。4寸皿は、小さめの取り皿として、食卓のスペースが限られている場合にも便利なサイズ。白土に透明薬を施した黄みがかった白は、煮物など和食にもよく合う。食べ進めるうちに顔を出す彫り模様が楽しい。
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撮影/邑口京一郎 取材・文/衣奈彩子 構成/松本朋子