10人の器作家の「暮らしの白」 ⑩波多野裕子さん

波多野裕子さん
豆皿ほか

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豆皿¥7,480。約φ6.8×高さ1cm

 

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豆皿¥7,920。約φ7.2×高さ1cm

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グラス¥13,200。約φ7.6×高さ4.3cm

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小ボウル¥12,100。約φ9.5×高さ2cm

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茶匙¥12,100。約9×3.8×高さ1.5cm

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グラス¥14,300。約φ5.6×高さ7.3cm

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小皿¥10,450。約φ9.5×高さ1.3cm

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茶匙¥12,100。約11×4.5×高さ1.2cm

薄く繊細なガラス器。グラスも豆皿も口当たりがやさしい。
色ガラスの粉を器型に詰めて焼く「パート・ド・ヴェール」という技法を用いる波多野裕子さん。白を表現するとき、彼女は必ずグレーやブルーなど別の色の粉を調合するという。真っ白ではなく、色を内包する白を選ぶのはなぜだろう。
「月の光や、霧、朝もやなど、光とともにある白に惹かれます。雲や雪の白も好きですね」
なるほど、白は光の反射によって認識される色。常に周りの色の影響を受け濃度を変えているのだ。ここに並んだ作品も、置く場所の光の強弱によって、雪のようにはかなく見えたり、お酒やつまみを受け入れるしっかりものの器に見えたり。
波多野さんのガラス暮らしに取り入れたなら、刻々と見え方を変える、白の奥行きを感じてみたい。

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撮影/邑口京一郎 取材・文/衣奈彩子 構成/松本朋子