【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 42本目/100
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」 まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(herself@kobunsha.com)まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
42/100
イチジクと塩昆布の春巻き
イチジク好きです。大好きすぎて、価格が下がる時期まで、いつも売り場で悶絶しています。なかでも小振りで、完熟手前のものが好ましい。驚いたのが「え?皮剥かないんだ」と言われる機会が多いこと。個人的には、丸かじりの時も、料理に使う時も、皮と実の間の美味しさまで味わい尽くしたい。好き好きですが、春巻きの場合は絶対に皮付きで作ってくださいね。
【材料】3本分
- イチジク…3個(大きいもの、熟し過ぎているものは水分量が多く皮が破れやすくなるので、なるべくお尻が割れていない、小さめのものを選びましょう)
- 塩昆布…30本程度(イチジクを並べて、全体にパラパラ散らす程度の量)
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
【作り方】
1.イチジクはヘタを取り、皮のまま縦に4等分にする。
2.春巻きの皮の上にイチジクを上下交互に斜めにずらしてきっちりと並べ、塩昆布を散らし、しっかりと巻く。
3.フライパンにサラダ油を入れ、中火で温めたら春巻きを置き、そのままの火加減で揚げ焼きする。
4.すべての面が、美味しそうなキツネ色になったら油を良く切り、半分に切り分ける。
※火を通す時、皮が破れやすいです。巻いたら、なるべく早めに揚げ焼きしましょう。多少破れても美味しいですよ。あと、切り分けにくいかと思います。切り目を入れたら包丁を手前にグッと押し切ると上手くいきます。
【合わせたいお酒】
スパイシーさのある赤ワインで。
動画でも作り方を紹介しています!
【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子