地雷男のNG発言図鑑「権威をふりかざす男」【男性学のプロが教える対処法つき】

時代的にも他人との関係性が希薄になり、自分の異常さに気づいていないやばいメンズが溢れていたりする世の中。そんな、思いがけず出会ってしまった、やばめなメンズ(=地雷男)たちにはどう対応すべきかを、“男性学”のプロ・田中俊之先生が解説します。ライターの周りで実際起きた体験談を元に、今回から連載スタートです!

こんなメンズに会いました

しつこいナンパ男子「俺は●●物産なんだぞ!」

花金のコリドー街にて。しつこい

花金のコリドー街にて。しつこいナンパを断ったら、(私の断り方も悪かったのかもしれませんが)振り向きざまに、「俺は●●物産なんだぞ!」と大声出されて、かなり恥ずかしかったです。社名まで言ってしまうのが痛々しい…。(会社員・28歳)

どう対応すべきだったのか?田中先生のおこたえ

「走ってその場から、とにかく逃げる!」

そもそも社会人って言葉がダメだ

そもそも社会人って言葉がダメだと僕は思っていて。社会人という時の「社会」って企業社会じゃないですか。それも、パートやアルバイトではない正規のメンバーのみの話。そういう価値観で、もう定年退職したのに、「元●●です」とか言う人とか、地域や家庭でも肩書きを振りかざしてしまう人は多い。でも、地域社会に何の役にも立たないわけで、例えば、地域の清掃活動をしている時には、清掃活動にたくさん来て働く人がえらいのに、その職業で成し遂げてきた領域のことを他の領域でも使えると思ってしまっている男性がいる。会社で貯めたポイントはその領域でしか使えないことをわかっていないんです。自分が積み上げてきたものが社会的にも価値があると思い込んでいる。

つまり、この人はどのレベルの間違いをおかしているかというと、ヤマダ電機でビックカメラのポイントを出して買い物をさせろって言っているような話。そういう勘違いをしている男だということ。

ナンパなら、無視して正解。彼はプライドを傷つけられたと被害者意識を持っているかもしれないので、できれば走って逃げた方がいいですよね。最近は他人も簡単には助けてはくれないから、なるべく物理的に距離をとるのがトラブル回避には一番いいでしょう。

解説していただいたのは、田中俊之先生

大正大学心理社会学部准教授 田

大正大学心理社会学部准教授
田中俊之(たなか としゆき)
1975年生まれ。専門は男性学・キャリア教育論。2008年、博士号(社会学)を取得。武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師、武蔵大学社会学部助教を経て、2017年より現職に。男性学の第一人者として、各メディアでも活躍。

イラスト/Nobby 取材/田村宜子 構成/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)