現役大学生がフランスの古着事情をレポ! 日本にはないサステナイベントに潜入
フランス留学中のJJ girl、木村 恵さんがフランスでの生活についてレポート! 日本で生活しているときからSDGsへの意識が高く、チャリティーブランドも運営していた彼女の目線から見たパリはどんな姿なのでしょう? 環境大国ともいわれているフランスでは、物を長く使う事が文化としてしっかり浸透しているみたい。実際の古着事情やサステナブルファッションについて、現地で見つけた可愛い古着と一緒にご紹介。
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紹介してくれるのは木村 恵さん
早稲田大学3年生。2000年9月4日生まれ、京都府出身。SDGsやサステナブルについて高校生の時から意識が高く、大学生ながら友人とチャリティーブランド19/.(ナインティーン スラッシュ ドット)を運営。個人ではサロンモデルとしても活動している。
[VINTAGE KILO MARKET]って?
フランス各地で行われている「VINTAGE KILO MARKET」というイベントは、約3日間行われる量り売りの古着マーケット。量り売りの古着屋さんは日本ではあまりメジャーではないですが、フランスではよくあるスタイル。今回紹介するマーケットは1キロ当たり、28ユーロ(約3,000円)で購入できるというシステム。ジャケット、ニット、Tシャツ、靴、カバン、アクセサリーなど多様なアイテムが大きな倉庫のような場所にあり、ブランドはハイブランドから聞いたことがないブランドまでとにかく多種多様。すべて見るのにおよそ3時間くらいかかるほどの量だそう。恵さんは約3キロの古着を購入。
フランスの古着マーケットで購入したアイテム
①Levi'sのデニム
フレアなシルエットとローウエストのデザインにひとめ惚れして購入したデニム。古着屋さんのパンツはサイズが大きいものが多いにも関わらず、ジャストサイズを発見! シャツを合わせて大人っぽく仕上げたのがポイント。ハイウエストでスタイルアップ効果も。夏にはあえて短めのトップスと合わせて着るのも可愛い!
②ベロア生地のスーツジャケット
この古着マーケットにはテーラードやレザーなど様々な種類のジャケットがあります。恵さんがゲットしたのは秋の装いにもぴったりなベロア生地のジャケット。光沢感のあるベロアジャケットはカジュアルにも上品にも着こなすことが可能。
③レザージャケット
レザージャケットも種類が豊富。ダーグブラウンのレザージャケットはブラックに比べて柔らかい雰囲気に仕上がります。オーバーサイズのジャケットは、中にピタッとしたトップスを合わせたり、タイトめなボトムに合わせたりするのもオススメ。首元やポケット、また生地の混合だったりディテールが面白く、メンズライクなコーデにぴったりの一品。
一度捨てられかけた服が誰かの手に渡り、大切に着られていく文化が浸透していることはとても素敵なことですよね。新しい服を買うよりも環境に優しく、また昔の形であったりデザインの服を取り入れると一味違うオシャレなコーディネートも楽しめます。日本にも古着屋さんはたくさんあるので、フランスには行けないけれど日本でも取り組むことができるサステナファッション。ぜひ取り入れてみてください。
写真/木村恵 文/KIKI 編集/Aiko Ishizu