【レシピ】冷水希三子さん 「ハーブをもっと食卓に」⑤煮込む
高知・まるふく農園で開眼「ハーブをもっと食卓に」
もともとハーブ使いには定評のある料理家、冷水希三子さん。
高知のハーブ専門農家「まるふく農園」のハーブに出会い、ハーブの力を再認識。日々の食卓にハーブを取り入れる方法を教わりました。
VOL.5 《煮込む》鶏肉のレモングラス煮込み
タイのスープ、トム・ヤム・クンを思わせる爽やかでスパイシーな煮込み。レモングラスは根元の白い部分を叩いたりもんだりして加えて。鶏肉は霜降りにしてから煮るとクリアなスープになり、豆腐を加えるとまろやかに。
【材料】 2人分
- 鶏もも肉(骨つきぶつ切り)…600g
- 絹ごし豆腐…1丁(300g程度)
- 塩…適量
A
水…1リットル
酒…50ml
レモングラス(根元の白い部分)…1本
しょうが(スライス)…1片分
パクチーの根 …3本
青唐辛子…2本
昆布…10cm角1枚
B
パクチー…3株
スペアミント…10g
しょうが…1片
青唐辛子…2本
ナンプラー…大さじ1
水…大さじ1
ライム果汁…大さじ1
酢…小さじ1/2
砂糖…ふたつまみ
【作り方】
1. 鶏肉は熱湯に入れてサッと茹で(霜降り)、水けをよくきる。量が多いので、2~3回に分けて霜降りにするとよい。
2.鍋に1の鶏肉とAを加えて強火にかける。レモングラスは鍋に入る大きさに切り、太いところは切り込みを入れ、細いところは少しもむとよい。
3.Bでたれを作る。パクチーとスペアミント、しょうが、種を取った青唐辛子をみじん切りにしてボウルに入れ、その他の材料を加えて混ぜ合わせる。
4.器に3を盛り、4のたれをかけながら食べる。
※Bのたれは冷蔵保存できるが、2~3日で食べきるのが理想。
まるふく農園
バジルやイタリアンパセリ、ローズマリーなどの定番ハーブから、カレーリーフやホーリーバジルといった稀少なものまで、約100種類ほどのフレッシュハーブを農薬も肥料も一切使用せず栽培。食用のほか、観賞用ハーブ、ハーブの苗、ハーブブーケの販売も。
住所 高知県高知市福井町512-1
☎ 088-875-3826
時間 11:00~17:00
休日 日曜
http://www.maruhuku.noen.biz/
【PROFILE】
ひやみずきみこ
料理家。料理にまつわるコーディネート、スタイリング、レシピ制作を中心に、書籍、雑誌、広告などで活躍。ホテルの朝食メニューの提案も行う。
冷水さんのインスタグラムはこちら
撮影/加藤新作 取材・分/和田紀子 構成/松本朋子
※2020年10月発売号掲載当時の情報です。
バックナンバー