高梨臨さん「結婚しても独身でも、変わらず自立したひとりの人でいたい」

用意した衣装を着てカメラの前に立ったとき、ニットから覗いた腹筋に、スタッフから驚きの声が上がった高梨さん。インタビューに対する受け答えも迷いがなく、いい意味で予想外。結婚願望がなかった彼女の、幸せな現在地を伺いました。

結婚していても独身でも、変わらず自立したひとりの人でいたい

一人黙々と走ることが気分転換になっています

中学時代はバドミントン部に所属

中学時代はバドミントン部に所属しながら、駅伝部に召集されて走ったり、4年前にはホノルルマラソンに参加したり、と昔から走ることが好きなタイプでした。お気に入りの曲を適当にシャッフルして聴きながら、一人で黙々と走る時間は、私にとってリセットの時間でもあるんです。フルマラソン出場前は週7で走っていましたが、今はそこまでストイックにならず、走りたくなったら走るくらいの気楽な気持ちで向き合っています。料理をするのも今では好きですが、本格的に始めたのは結婚してから。彼のために栄養面の知識も身に付けたくて、アスリートフードマイスターの資格を取りました。元々は苦手意識があった料理も、続けているうちに楽しくなってきましたね。30代になり、結婚したりコ ロナ禍でお家時間が増えたこともあり、気持ちに余裕が出て視野が広がってきたなと感じています。20代の頃は日々やるべきことを必死にこなしていて、それもそれで楽しかったけれど、今振り返ると深く考えずに芝居をしていたなって思うことも。時間的にも精神的にも余裕を持てるようになった今は、仕事でも私生活でも、ひとつひとつのことにさらに丁寧に向き合っていきたいです。

    中学時代はバドミントン部に所属

    お取り寄せでレストランを応援しています
    元々、外食大好き人間だったのですが今はなかなか行けないので、有名レストランのお取り寄せやふるさと納税で飲食店や生産者さんを応援。食事面では彼が一番いいコンディションでいられるメニューを心掛けているので、豊富な栄養素が取れるものや、その土地ならではの旬の食材を選ぶことが多いです。写真は農家さんの応援にもつながる「ATHLETEBOX」。

    中学時代はバドミントン部に所属

    ホノルルマラソンも走りました
    ずっと趣味だったランニング。「せっかくなら走ることで何かに挑戦したい」と思い、2017年に大好きなハワイで、ホノルルマラソンに挑戦しました。結果は目標タイムの5時間を切って、4時間50分39秒で完走。本当に苦しかったですが、それ以上に達成感があり、目標に向かってトレーニングすることの楽しさも味わうことができました。

PROFILE

高梨 臨
1988年生まれ。デビュー以来、NHK「花子とアン」や映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」など数多くの作品で活躍。10月7日からは日本テレビ系「アンラッキーガール!」 (木曜23:59~)にも出演。待機作に『Cottontail』(2022年公開予定)がある。私生活では2018年にプロサッカー選手の槙野智章さんと結婚。愛犬はビション・フリーゼのぱんちゃん。

撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉 ヘアメーク/木部明美〈PEACE MONKEY〉 スタイリング/有本祐輔<7回の裏> 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc