【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 49本目/100
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」 まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(herself@kobunsha.com)まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
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シシャモとオクラ、塩昆布の春巻き
飲み会でシシャモを気分よく齧っていたら「それ、カペリンって言うんだよ。本当のシシャモはね」以下云々聞かされた20代前半。知らないほうが幸せなこともある、と学んだ瞬間でした。後年食べた「シシャモ」は、とても美味しかったけれど、いつでも身近な「カペリン」に私は好感を持っています。どちらで作っても美味しいですが、蘊蓄語るのは野暮ですよ。
【材料】3本分
- 子持ちシシャモ…3尾
- オクラ…6本
- 塩昆布…30本程度
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
【作り方】
1.オクラはガクとヘタを切り取る。シシャモはペーパーなどで水分をよく拭き取る←大事!
2.春巻きの皮の上に、シシャモ、横にオクラを並べたら塩昆布を散らし、しっかり巻く。
3.フライパンにサラダ油を入れ弱めの中火で熱したら、そのままの火加減で揚げ焼きする。
4.すべての面が美味しそうなキツネ色になったら、油を良く切り盛り付ける。
※頭から尻尾まで一人で食べたい春巻き。切らずにそのままかぶりつくのがおすすめです。
【合わせたいお酒】
柔らかな味わいの日本酒をぬる燗で。
コラム
シシャモで春巻きをもうひとつ。
「アボカドを使った春巻きを、もっと教えて」とのリクエストにお応えして、ここでもうひとつ。オクラをアボカド(半分に切り分け種を取り、スプーンですくってシシャモの横に並べる。写真参照)に変えるだけですが、別の美味しさが生まれます。アボカドバージョンと合わせる時は(日本酒も良いけれど)焼酎お湯割りがお勧めです。
シシャモとアボカド、塩昆布の春巻き
【材料】3本分
- シシャモ…3本
- アボカド…1個
- 塩昆布…30本程度
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
【動画でも作り方を紹介しています】
【バックナンバー】
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子