【LIFESTYLE】料理家 こてらみやの「ベランダと暮らす」vol.21

お天道さまのありがたみ

11月も後半になり、すっかり日が短くなりましたね。師走の足音も聞こえてきて、ちょっぴり忙しない今日この頃です。
我が家のベランダはというと、落葉し始めたものもありますが、たくさん実がついたオリーブなど、まだまだ青々とした植物がたくさんあるので2日に1度の水やりが欠かせません。

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今朝は、水やりにベランダに出ると雲ひとつないお天気! しかも風が無くて暖かい! ときたら、水やりよりも優先したいのがベランダ朝ごはん。

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昨晩、冷蔵庫の整理もかねてミネストローネを仕込んでおいたので、トーストを添えていただくことにしました。

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お野菜たっぷりの「食べるスープ」は、できたてよりも、一晩置いて味がなじんだほうが好みです。野菜の甘みが溶け出したスープに香りのいいオリーブオイルをまわしかけ…。

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こんがり焼いたトーストにもオリーブオイルをたらたら〜っと。バターもいいけどミネストローネに合わせるならやっぱりコレ。キリッとしたオリーブオイルの香りでぼうっとしていた頭と胃袋が目覚めます。

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ここのところ、朝はあまり食欲がなくて飲み物で済ませることが多かったのですが、ベランダで食べる朝ごはんが気持ちよくておいしくて、あっという間に完食。自分でもびっくりです。食後は、水やりと掃除を済ませ、一旦部屋に入ってデスクワークを始めたのですが、部屋の中は薄暗くて寒いーーー。

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結局、外の方が暖かいということで、パソコンとお茶を持ち出してベランダで仕事の続きをすることにしました。太陽の光を浴びて適度な運動(水やりなどの庭仕事)をすると、幸せホルモンのセロトニンが分泌されるからなのか、いつもより仕事がはかどり、夜は久々にぐっすりと眠れました。

お天道様のありがたさを実感できた1日でした。

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寒くなってくると陽の光を浴びる機会が少なくなるから、身体のためにも、お天気のいい日はできるだけベランダ仕事に励もうと思います。

 

こてらみや
料理家。毎日食べたくなるような、素材の持ち味を生かしたシンプルな料理を得意とする。休日の楽しみは、ベランダで収穫した果物やハーブを使ってびん詰めを仕込むこと。著書に「魔法のびん詰め」(三笠書房)など。instagramアカウントは @osarumonkey

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