【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 52本目/100
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」 まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。(herself@kobunsha.com)まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3〜4本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ5。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
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ブロッコリーで2種の春巻き
ブロッコリー、どのように料理されていますか? 茎も使っていますか? ひとつの野菜のなかにキャラクターがかけ離れた部位がある場合は、別々に料理してみましょう。それぞれの個性が活きてきます。今回は、ブロッコリーの花蕾(からい)と茎を別にして2種の春巻きを作ります。一度で2度美味しい。ちょっと得した気分になりますよ。
A.ブロッコリーの花蕾とアンチョビ、アーモンドの春巻き
【材料】3本分
- ブロッコリーの花蕾(からい)…小さめのもの1/2個分(150g程度)
- アンチョビ…3枚
- アーモンド…15粒
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ5(A.B合わせた量。揚げる本数が多いので、いつもより多めに油を使います)
【作り方】
1.ブロッコリーの花蕾は小房に分けてざく切りにする。アンチョビは粗くみじん切りにする。アーモンドは包丁の背で潰す。
2.春巻きの皮の上にブロッコリーを横長に置き、上にアンチョビとアーモンドを散らし、しっかり巻く。
(下記作り方4の焼き方で揚げ焼きしていきましょう)
B.ブロッコリーの茎、人参、クミンシードの春巻き
【材料】 ミニ春巻き4個分
- ブロッコリーの茎…1本分
- 人参…1/2本
- クミンシード…小さじ2
- 春巻きの皮…2枚
- 塩…少々
【作り方】
1.ブロッコリーの茎は、外側の硬い部分を切り落として長方形に整え、縦4等分に切り分ける。人参はブロッコリーの茎と同じ長さにせん切りにする。
2.春巻きの皮は、縦半分に切る。
3.春巻きの皮の上にブロッコリーの茎1本と、ほぼ同量の人参を並べ、クミンシードを散らしてきっちり巻く。
4.A、Bを揚げ焼きする。
フライパンにサラダ油を入れて弱めの中火で温め、まずBを先に入れる。2分ほどしたら、その横にAを並べ、そのままの火加減でじっくり揚げ焼きする。
5.すべての面が美味しそうなキツネ色になったら、油を良く切って半分に切り分け、Bには塩を添える。
【合わせたいお酒】
辛口の白ワイン。樽を使っていない、サラリとしたタイプが良いです。山梨の甲州種、イタリアのソアヴェ、ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデなどが、とくにおすすめ。
【動画でも作り方を紹介しています】
【バックナンバー】
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:00~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子