SixTONES・松村北斗さん『後輩の松村くん』撮影を終えて…【特別インタビュー後編】

SixTONESの松村北斗さんがついにCLASSY.のカバーに登場!本誌創刊以来、男性として初めて表紙を飾っていただき、さらにご本人の発案で「後輩」と「デート」企画両方が実現♪ 朝ドラ『カムカムエヴリバディ』と映画『きのう何食べた?』についてもたっぷり語ってくれたロングインタビューを、今回特別にご紹介します。

1年で唯一のファンタジーな日 子供の頃のクリスマスを思い出しました

――「クリスマスは家でチキンを焼いたりする、おうちデートがいい」という松村さんの案をもとに企画した今回の〝〇〇デート〟企画。実際に撮影してみていかがでしたか?
「まさしく、こういうクリスマスデートがしたかった!“後輩の松村くん”と続けての世界線なのも面白いですよね。僕的にも、そういう設定にしたかったんです。小さい頃はクリスマスって1年で唯一ファンタジーな日だったというか。本当に空想の世界で、サンタっていう謎の人物がいて不思議な力でプレゼントを置いていくっていう素晴らしい日でした。必ず母がチキンを焼いてましたね。前日から骨付きのもも肉をたれに漬け込んで、オーブンで焼いた照り焼きふうのチキン。あれ大好きだったな。サンタがまだ来てくれていた時代、うちでは欲しいものを第1から第3候補まで書いた紙をツリーにぶら下げるんだけど、ある日それがなくなって受理されるんです。その時の興奮ってなかったな。冬の夕暮れに家に帰ると、暗い部屋にツリーの灯りだけがついていて、その紙がなくなってたという景色をめちゃめちゃ覚えてます。今日、撮影してる時は泣いちゃいそうでしたね。子供の頃の楽しかったクリスマスはもう一生ないんだなって思うと……ツリーを最後に飾ったのは静岡にいた中学生の頃だから。ここ数年はその時期はライブの準備をしてましたね。特に去年の12月は紅白のリハやドラマの撮影、映画のプロモーションにSixTONESのアルバム、シングル、ツアーの準備に24時間のラジオや年末年始の番組収録もあって、てんやわんやの忙しさで……。よくこのスケジュールをパズルのように組めたなあ、マネージャーさんも大変だったろうなって思いました(笑)」

――今月はついに表紙にも登場していただきました。男性が表紙を飾るのはCLASSY.創刊38年目で初めてです!
「ありがとうございます。創刊初の男性表紙というのは伺っていて、マネージャーさんにもよかったねって言ってもらえたし、嬉しかったです。今後、その称号はもう誰ももらえないわけだから、シンプルに嬉しい。いい表紙、いいページになればいいなと願ってます」

Hokuto Matsumura

’95年6月18日生まれ 静岡県出身 血液型B型●SixTONESとして、’20年1月『Imitation Rain』でCDデビュー。俳優としても活躍し、ドラマ『パーフェクトワールド』『10の秘密』『一億円のさようなら』『レッドアイズ監視捜査班』、主演映画『ライアー×ライアー』などに出演。11月1日(月)より放送のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で朝ドラ初出演。11月3日には映画『劇場版「きのう何食べた?」』が公開される。

取材・文/駿河良美 再構成/Bravoworks.Inc