蛙化現象の意味とは? 両思いになると冷める・気持ち悪くなる原因と治し方

蛙化現象は、片思い中の相手に好かれると、相手に冷める・気持ち悪さを感じてしまうことです。

せっかく両思いになったのに、嫌悪感を抱くといった不思議な感情の変化で、自分でも理解できていない人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、蛙化現象の詳しい意味と原因、治し方を紹介します。

 

蛙化現象
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蛙化現象とは? 意味と読み方

蛙化現象(かえるかげんしょう)とは、片思いをしている相手に好かれると、嫌悪感を抱いてしまうことを指します。

片思い中は男性に嫌な気持ちはなくても、両思いになる、付き合うと好意がなくなってしまうのです。

嫌悪感と一言でいっても、男性に対して「恋愛感情が冷める」「気持ち悪さを感じる」など、人によって原因やネガティブな感情の抱き方は変わります。

 

蛙化現象に陥る人の特徴

蛙化現象に陥る人には、恋愛の傾向に特徴があります。

ひとつでも当てはまれば、今後何かをきっかけに蛙化現象になるかもしれません。

 

好きだと言われると冷める、気持ち悪く感じる

蛙化現象は、好きだった人でも、相手から好意を感じると冷めたり気持ち悪くなったりと、特殊な感情の変化が特徴です。

好き同士になり両思いになれば、多くの人はうれしくて、そのまま付き合うでしょう。

蛙化現象では、相手からの好意がわかったとき、これまであった恋愛感情が冷めてしまうのです。

また冷めるだけではなく、好きになった異性にもかかわらず、気持ち悪いと感じて関わりを避ける人もいます。

 

スキンシップを受けつけない・怖い

蛙化現象には、異性とのスキンシップに対する嫌悪感や恐怖感も含まれています。

両思いになり、手をつないだりキスをしたりする自分を想像できず、恋愛どころではないのです。

どれだけ見た目が好みだったとしても、気持ち悪さが勝ることが、蛙化現象の特徴です。

 

相手に冷めた自分に自己嫌悪

せっかく両思いになったのに、男性をがっかりさせた自分に嫌気が差し、負のスパイラルに陥ることも蛙化現象の特徴です。

男性に迷惑をかけたのではないか、悪口をいわれているのではないかと、ネガティブな想像をしてしまいます。

そして、自分は恋愛をする資格がない、人を好きになってはいけないと、恋愛そのものが嫌になるのです。

 

蛙化現象に陥る原因

過去のできごとや恋愛をきっかけに、蛙化現象に陥る人もいます。

具体的には、どのような理由で蛙化現象に陥るのでしょうか。

 

自己肯定感が低く恋愛に不安がある

・自分は外見、内面ともに異性に愛されない
・自分なんかと付き合う男性には申し訳ない
・男性と付き合う自分が恥ずかしい

恋愛に関してこのように感じている人は、自己肯定感の低さから蛙化現象に陥ると考えられます。

男性から好意を抱かれても、本当に自分を好きなのかと疑い素直に喜べない、どうせふられるなどと不安が先走るでしょう。

どのような男性に対しても冷めたり気持ち悪くなったりするのであれば、自己肯定感が原因かもしれません。

 

理想と現実にギャップがあった

相手を深く知る前に、外見で判断したりいいところだけを見たりして好きになる人は、男性のギャップが原因で蛙化現象になります。

恋愛にトラウマがないのであれば、一方的に男性に期待しすぎていることが原因かもしれません。

好きな男性の理想だけが先に見えて、後々現実が見えた結果、冷めてしまうと考えられます。

 

性的な行為に嫌悪感を抱いている

男性に体を触れられるのが怖い、過去の恋愛で性的な言動が嫌いになったときも、蛙化現象に陥ることがあります。

この原因の場合、冷めるというよりも、気持ち悪さや怖さが襲ってくる感覚でしょう。

本人に問題はなくトラウマが原因であれば、蛙化現象の克服には時間がかかるかもしれません。

 

両思いがゴールになっている

両思いになった時点で達成感を得てしまう性格も、蛙化現象に陥る原因のひとつです。

「付き合う」というゴールを達成するためのプロセスを楽しんでいるだけであり、長く付き合う気はないのでしょう。

男性にモテたい、攻略したい気持ちが強い人は、どのような男性と恋に落ちても、蛙化現象になる可能性があります。

 

蛙化現象が引き起こす影響

蛙化現象は自分だけが悩み、周囲の人には理解しづらい感情です。

恋愛では、どのような影響があるのでしょうか。

 

釣った魚に餌をやらない女性だと思われる

両思いになったのにそっけない、離れてしまうとなれば、男性から「釣った魚に餌をやらない女性だ」と、性格が悪いと疑われるかもしれません。

自分を好きだった女性が両思いになった途端「冷めた、気持ち悪い」と拒否をされると、男性はがっかりするでしょう。

ただ、男性を嫌いになりたいわけではなく、克服したいと思っているのにマイナスなイメージがつくと、さらに自己肯定感が下がりそうです。

 

本気で悩んでいても「こじらせている」と片づけられる

蛙化現象で悩んでいて周囲の人に相談しても、意味を知らない人であれば、相手がかわいそう、意味がわからないなどといわれて余計につらくなります。

誰でも知っている言葉ではなく、両思い=うれしいものだと認識する人が多く、こじらせているだけと簡単な言葉で片づけられてしまうのです。

同じ蛙化現象に悩む人でなければ理解が難しく、相談できず克服もできないままになるでしょう。

 

恋愛が怖くなる

自己肯定感の低さや周囲の人から理解を得られず、治し方がわからないといった理由から、恋愛が怖くなる人もいます。

突然蛙化現象になってしまうと、この先恋愛や結婚ができないといった不安も出てくるでしょう。

恋愛が怖くなると、異性との関わりや出会いを避けて、人間関係がうまく築けないと新たな悩みも出てきそうです。

 

蛙化現象の治し方

蛙化現象になった原因がわからず、思うように克服できず悩む人もいるでしょう。

ここでは、無理なく実践できる、5つの治し方を紹介します。

 

①自己肯定感を高める

蛙化現象は、自己肯定感が低く、自分は愛される価値がないという思考が原因となるケースがあります。

そのため、自分に自信をもてるようになれば、克服のきっかけがつくれるでしょう。

たとえば、憧れのブランドアイテムを身につけたり、がんばった自分にごほうびを買ったりすれば、気分も高まり少しずつ自信が湧くかもしれません。

内面に自信がないのであれば、言われてうれしかった言葉、成功体験をスマホや手帳にメモをしてみてください。

ポジティブな言葉は、落ち込んでいるときに読み返すと、少しずつ心が明るくなるでしょう。

ほかにも、嫌なことを言う人のような、あなたをネガティブにする原因から離れることも、自己肯定感を高める方法です。

 

②男性に完璧を求めない

付き合ってすぐに「思った人と違った」と冷める人は、男性に完璧を求めない、期待しすぎないことを意識してみましょう。

0か100で考えてしまう人にとって、相手の短所が見えればちょっとした言動でも冷めてしまいます。

蛙化現象に陥る人は、好きな人を愛するのではなく、あら探しが目的になっているのかもしれません。

粗を探すのではなく、ほかの人にはないいいところを探してみてください。

また、相手に完璧を求めなければ、彼氏からも完璧を求められず、短所を含めて愛してもらえるでしょう。

 

③安心感のある男性と恋をする

両思いになった男性に気持ち悪さを感じる人は、恋愛感情が高まる人よりも安心感を与えてくれる人を好きになると克服できるかもしれません。

安心感がある人と恋愛をすると、自己肯定感が低くなりづらく、ありのままの自分でいられます。

欲が強そうな男性よりも、安定を求めている、競争心が強くない人との出会いを大切にしてみてください。

男女の関係よりも、人同士のつながりを感じられる人に出会えれば、気持ち悪さから相手を拒むことが減りそうです。

 

④男性を好きになる前によく知る

蛙化現象に陥るとわかっているなら、恋愛感情を抱く前に、男性を分析してみてください。

・どこを好きになったのか
・好きになった部分は、付き合ったあとも愛せるのか
・今見えている短所をカバーできるくらいの、長所があるのか

過去の恋愛経験や、男性に嫌悪感を抱いたシーンを思い出しながら、好きな人と付き合ったあとの自分を想像してみましょう。

男性を分析できれば、蛙化現象に陥る前に恋愛から距離を置けるため、男性に迷惑をかけたと落ち込む回数は減るはずです。

さらに、どのような男性を気持ち悪いと思うのか、冷めてしまうのかがわかれば、素直に愛せる人も見極められるかもしれません。

 

⑤一度恋愛から距離を置いてみる

明確な原因がわからず蛙化現象になっているときは、一度恋愛から離れてもいいかもしれません。

根本的な治し方にならなくても、恋愛から離れてみると、自分の考え方や恋愛を客観視しやすくなります。

「次に付き合う男性は、あんな人がいい」「次の恋愛は、もっと慎重に見極めよう」など、自分なりの対策が浮かんでくるでしょう。

そうすると、両思いになって急激に冷める、興味がなくなることを防げるかもしれません。

 

蛙化現象の自分とうまく付き合おう

蛙化現象の意味は、片思いの相手と両思いになったとき、冷めたり気持ち悪さを感じたりすること

原因は、自己肯定感の低さや男性に理想を抱きすぎていた、性的な行為が嫌など人それぞれです。

そのため、簡単には克服できないかもしれません。ただし、恋愛に対する考え方や男性を分析すれば、少しずつ改善できる可能性があります。

無理に克服しようとせず、蛙化現象とうまく付き合えれば、自己嫌悪に陥る、自己肯定感の低さで悩むことも減るでしょう。

Text_Ayumi