=LOVE 大谷映美里ちゃんが語る、幼少期からアイドルになるまで。人生のターニングポイントは?

自分の運命を変えた瞬間。輝き続けている人の原点や今に繋がるターニングポイントにフィーチャーしたスペシャルインタビュー。=LOVEの大谷映美里ちゃんの幼少期からアイドルを目指し、現在に至るまでをたっぷり語ってもらいました。

大谷映美里ちゃんのターニングポイント

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私は小さいころ、ひどい人見知りで、家族以外の人とまったく話すことができなかったんです。人に何かを聞かれて、ようやく「はい」と返事ができたのが小学校3年生。みんなから心配されていたのですが、当時流行っていたアニメ「きらりん☆レボリューション」にハマってから、やっと人とコミュニケーションがとれるようになりました。月島きらりちゃんに憧れて、同じ髪型にしたり服装をマネしたりすると、クラスメイトに「今日、きらりじゃん」と話しかけられることも。そのころからだんだんと友達も増えていき、アイドルを意識し始めたと思います。

中学は姉が通っていた長野県の全寮制の学校に入学することになりました。ネットも使えないし、携帯電話も禁止なので、外の情報が何も入ってこないんです。外にも自由に遊びに出かけられないし、本当につらかったです。唯一の楽しみは、食堂にあるテレビでした。そこで流れたCMにSUPER☆GiRLSの前島亜美さんが出ていらして、一目惚れをして追いかけ始めました。週末に東京の実家に帰ったときに、父の携帯電話を借りて、SUPER☆GiRLSの動画を見たり、握手会やイベントにも行ったりしていました。自分もアイドルになりたいと思うようになり、中学時代は自分でアイドルオーディションを探して受けて、中学3年生のときにアイドルになれたんです。家族も応援してくれていましたが、学校に通いながらのアイドル活動がやっぱり難しくて、高校卒業と同時に活動をやめてしまって、しばらくアルバイト生活をしていました。でもアイドルとして大きなステージに立ちたいという大きな夢は諦めきれず、アルバイトをしながらも、オーディションを調べる日々を過ごしていました。そんななか、指原(莉乃)さんのTwitterで指原さんがプロデュースするアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」のオーディションがあると知り、すぐに応募しました。もともと客観的に見たり考えたりしてしまうタイプなのですが、受かったときには「自分で望んでいたことだけど、なんだかすごいことになったな……」と思いました。

7thシングルではダブルセンターに。制作時はつらくなったことも

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私は=LOVE(通称‥イコラブ)のメンバーのなかでは年齢が上のほうなんですが、実はしゃべるのは苦手だし、不器用なタイプなんです。周りに期待されていることをできずに、勝手に落ち込んで涙を流すこともたくさんありました。そんな様子が結成時からのドキュメンタリー映像「Documentary of =LOVE」としてYouTubeに公開されると、「実はそんなに悩んでたんだ」「そんなイメージなかったけど応援したい」などというファンの方の声をいただくようになり、自分の弱い部分も見せていいんだと気がつきました。

悩んだときに頼るのは、やっぱり指原さんです。2020年にリリースした7thシングル「CAMEO」では、私と(齊藤)なぎさがダブルセンターを務めたのですが、シングル制作の時期にちょっとつらくなってしまい、その気持ちや悩みをものすごい長文で指原さんにLINEで伝えたんです。そしたら、指原さんは私の送った倍の量の文章で送り返してくださいました。

「みりにゃにはみりにゃのよさがあるから私はセンターに選んだし、この曲を書いたんだよ。みりにゃとなぎさがいたから、この曲ができたんだよ」と言っていただけて、本当にうれしかった。私は自分がこのグループに必要とされていて、人としても大切にしてもらっていると思えて、それが自信にもつながり、気持ちが軽くなりました。いつも爆発しそうになると、指原さんに相談しています。指原さんに相談すると、ご自身もアイドルをされていたこともあって気持ちをわかってくださるし、すべて解決するんですよ。

アイドルは落ち込むのが宿命の職業なんだと思います。くらべちゃいけないと思っても、人とくらべてしまうし、人にくらべられてしまいます。みんなそれぞれ努力はしていますが、器用にこなせる子もいれば、私のように不器用なタイプの子もいる。ラジオをご一緒させていただいている加藤浩次さんに「反省は必要だけど、悩む必要はない」という言葉をいただいて、胸に刺さりました。失敗しても次に活かせばいいし、落ち込んでも少しあとには笑い話になっているんですよね。実は、1年ほど前にとんでもない失敗をコンサートでしたことがあるんです。

ライブ本編最後の挨拶で、アンコールで歌うはずの本編ではまだ歌っていない楽曲のタイトルを言ってしまったんです。コンサートは覚えることが多いので、混乱の末の間違いだったのですが、一度ステージからはけて、アンコールで再登場したときに、私は号泣してしまいました。指原さんにも「挨拶の件はすみませんでした」と謝ったのですが、「みりにゃはアンコールに絶対に泣いて出てくるだろうなと思ったら、本当に泣いていたから笑ったよ」と言ってくださいました。笑ってもらえて心が軽くなりましたし、ちょっとネタのようになっておもしろおかしくしてくださって、失敗してもどうにかなるんだって思えるようになりました。もちろん失敗しないように日々努力は必要ですが、失敗してしまってもそんなに考えすぎて落ち込むことはない。メンタル的にもちょっと強くなったとも思います。

2021年にはファースト写真集が発売。これからの目標は?

イコラブの活動がスタートしてから5年目になりますが、自分自身はすごく変わったと思います。昔からファッションは好きだったのですが、自分と向き合う機会が増えて、さらに努力するようにもなりましたし、今の自分が好きだと思えるようにもなりました。2019年からbisさんのレギュラーモデルのお仕事もスタートして、撮影では自分では普段しないファッションやメイクをしてもらえます。次はこういうメイクにもチャレンジしてみよう、自分で改めて調べてこういう系統の服も着てみようなど、お仕事をするたびに刺激をいただいています。

2021年はファースト写真集『好きな人』(集英社)が発売されたり、9月には念願の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)にイコラブで出演することができたりと、夢が叶った飛躍の一年となりました。Mステは歴史ある大きな番組なので、軽々しく出たいとは言えず、メンバーと内々に「いつかはMステに出たいね」と話していたんです。そんな遠い夢だと思っていた番組に出演できるなんてびっくりしましたし、本当にうれしかったです。実際に出演してみて、テレビの生放送ってすごいと思いましたし、出演したからには次に繋げなきゃと、改めて気も引き締まりました。ファンの方も喜んでくれましたし、やっぱり反響も大きかったです。「Mステを見て、=LOVEを知りました」という方もたくさんいて、認知度も上がりました。出演を機にステップアップしたとも思います。

イコラブはずっとネクストブレイクと言われ続けて、そう期待されていること自体はうれしいのですが、なかなかブレイクまではたどり着けていませんでした。でも、今はブレイクが手の届くところまで来ているかもしれないとも思っています。ドームクラスの大きな会場でのコンサートという目標が達成できるように、これからもがんばります!

大谷映美里(=LOVE)

Instagram:otani_emiri

1998年3月15日、東京都生まれ。O型。声優アイドルグループ・=LOVEのメンバー。趣味はアイドル鑑賞とメイクやファッションの研究。愛称はみりにゃ。

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