ひとつの「白」で、暮らしを変える⑦
どんな白を美しいと感じるのか、どう探せば〝いい白〟に出会えるのか。そもそも、白いプロダクトの魅力とは?数々のプロダクトに触れてきた、インテリアデザイナー・吉田裕美佳さんの視点を探りに、自宅を訪れました。
吉田裕美佳さん
インテリアデザイナー〈FLOOAT,INC.〉。人の動きや流れを考慮したデザイン、マテリアルやディテールに至るまで、居心地のよさを追求した空間づくりに取り組んでいる。
「プロダクトの白」を味方に
機能美を追求してデザインされたプロダクト。色による印象のない〝白〟でこそ、その形の魅力を思いっきり楽しめます。
A. 無印良品 冷蔵庫、キッチンペーパーホルダー、ホーローの保存容器。直線的なデザインが気に入っているという冷蔵庫は、以前から愛用。ホーローの容器には、糠床を仕込んでいるそう。
B. Thomas Eyck b-set
C. Maxray ブラケットライト
D. SAMSUNG ロナン&エルワン・ブルレックがデザインしたテレビ「SERIF」。ロンドンから遥々取り寄せたTV。20代の頃から、彼らのデザインのプロダクトに心惹かれることが多いのだとか。
E.Thomas Eyck big white pot
F. Design House Stockholm サンドプレート
G.FLOS Mayday「LDKには大きな照明を付けていないので、持ち運びできる照明が便利。乳白色のシェード越しの光がやわらかく、食事の時も程よく手元を灯してくれます」。白い取っ手のタイプは限定品。
H.IKEA 「IKEA」の引き出し部分は既製品、それを覆う天板とモルタルの外枠のみ造作することで、機能性、デザイン性、コストカットまでを叶えた。
撮影/伊藤徹也(実例)、草間智博〈TENT〉(静物) 取材・分/藤井そのこ 構成/松本朋子
※2021年10月発売号掲載当時の情報です。
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