【コロナ禍の海外】アメリカ在住トラベルライターが、現地の様子をレポート【カリフォルニア編】

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CLASSY.ONLINEトラベルライターの山水由里絵(やまみず ゆりえ)です。夫の仕事の都合でアメリカへの引っ越しが決まり、2022年2月18日に東京発、サンフランシスコ行きのフライトに搭乗しアメリカに入国しました。

「アメリカではみんなマスクをしていないの?」「アメリカ国内での移動に制限はあるの?」など、今までよく聞かれた内容を中心に、現在のカリフォルニアのリアルな現状をレポートしていきます。

【コロナ禍のアメリカ】カリフォルニアの今|1.感染者数について

2022年5月19日現在、カリ

2022年5月19日現在、カリフォルニア州における7日間平均の新規感染者数は11,097人/日。一日227,972人の新規感染者が出ていた2022年1月8日を境に、徐々に感染者数は減少。一時ピークアウトしていると考えられていましたが、現在は再び増加傾向にあります。

【コロナ禍のアメリカ】カリフォルニアの今|2.マスク着用について

2021年12月、カリフォルニ

2021年12月、カリフォルニア州では新型コロナウイルス感染者数増加を受けて、ワクチン接種の有無にかかわらず、屋内でのマスク着用を義務化。2022年2月16日、ワクチン接種完了者に限り、公共施設の屋内でのマスク着用義務は解除となりました。

しかし、実際に街の様子を見てみると、半数ほどの人が義務化が解除された今でも、場所や状況に合わせてマスクを着用しているように見受けられます。特に大型スーパーなど人が多く集まる屋内では、自主的にマスクを着用している人が多い印象です。

また、マスク着用義務が解除とな

また、マスク着用義務が解除となってから大きく変わった点といえば、大型スーパーやモールの入り口で行われていたマスクチェックがなくなったことです。

以前は店舗やモールなどの入り口に立っているセキュリティスタッフが、マスクを着用していない人がいないか確認していました。そして、マスクを着用していない人がいたら着用を促し、もし持っていないようであれば、その場でマスクを渡していた光景を何度か見かけています。

    また、マスク着用義務が解除とな

    路線バスには『NO MASK NO RIDE』の文字が表示され、マスクを着用していないと利用できないことが、外から分かるようになっています。

    また、マスク着用義務が解除とな

    現在は規制が緩和されましたが、Uberなどのライドシェアアプリを使うと、配車前にこのような画面が表示され、マスク着用に同意しない場合は乗車することができませんでした。

連邦法(アメリカ全土で共通する法律)でマスク着用が強く推奨されている場所
・公共交通機関(飛行機、鉄道、バス、タクシー、ライドシェアなど)
・交通のハブになる場所(空港、バスターミナル、駅など)
・医療施設 など

CDCによる公共交通機関でのマスク着用義務は202253日をもって解除となり、マスク着用は推奨に変更されました。

加えてワクチン接種未完了者は、

加えてワクチン接種未完了者は、2歳以下を除き、公共施設の屋内(小売店、レストラン、映画館など)でのマスク着用が必要です。また、事業者は全ての利用者に対して、引き続きマスク着用を求めることもできるようになっています。

【コロナ禍のアメリカ】カリフォルニアの今|3.PCR検査について

車社会のカリフォルニアらしい光

車社会のカリフォルニアらしい光景の一つが、ドライブスルーの検査です。アメリカ大手の薬局CVSでは、車に乗ったまま検査を受けることが可能。

調べてみたところ、CVSの公式サイトから予約ができ、検査は無料です。ZIP CODE(郵便番号)を入力すると近くの店舗が表示され、1〜2日で結果が出るPCR検査、もしくは数時間で結果が出る簡易検査の2種類から選択可能。旅行用も有効なようです。

スーパーマーケットのレジ横では

スーパーマーケットのレジ横では、簡易検査キットが販売されていました。検査キットが品薄と聞いていましたが、場所や店舗によっては購入することもできるようです。

【コロナ禍のアメリカ】カリフォルニアの今|4.国内の移動について

アメリカの国内線では、どのよう

アメリカの国内線では、どのような対策や規制がされているのか、実際に3月末にアメリカの国内線に搭乗した際の経験をもとにレポートしていきます。先月、カリフォルニアからニューヨークへ移動する際に、アメリカ国内線のフライトを利用しました。

空港では、サーモグラフィーを含

空港では、サーモグラフィーを含む検温はなく、一見するとコロナ前と変わらない印象。チェックインは自動の機械を利用し、受託手荷物の預け入れのみが、有人のカウンターで行われるようになっていました。

チェックイン時にも、検温や陰性証明書の提示はありませんでした。また、少し意外だったのが、ワクチンパスポートのチェックもなかったこと。

空港内や搭乗後の機内では、マス

空港内や搭乗後の機内では、マスク着用が連邦法で定められていることが、何度もアナウンスされていました。機内でのドリンクサービスなども通常通りですが、紙ナプキンには、飲食が終わったらマスクをするようメッセージが書いてあるなど、航空会社も乗客にマスク着用をさせるため様々な工夫をしているようです。

レポートの内容は搭乗時2022年3月時点のものです。なお、CDCによる公共交通機関でのマスク着用義務は202253日をもって解除となり、着用推奨に変更されました。

【コロナ禍のアメリカ】カリフォルニアの今|5.まとめ

比較的人と人との接触が少ない、車社会のカリフォルニア。街で見かける人は状況に合わせて臨機応変にマスクを着用したり、外したりして過ごしているように感じました。公共交通機関などでは引き続きマスク着用が義務付けられているため、マスクは必ず持って出かける必要があります。

次回は、コロナ禍のアメリカ生活ニューヨーク編をお届けします!

文・写真/山水 由里絵(やまみ

文・写真/山水 由里絵(やまみず ゆりえ)
大学卒業後は広告代理店などに勤務し、結婚を機に中国へ。現在はアメリカ在住。旅行・美容関連の記事をメインに、CLASSY.読者と同世代のフリーランスのトラベルライターとして活動中。2019年9月よりCLASSY.ONLINEで執筆をスタート。
Instagram:@yuuurie_1211
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