“きれい色”は野菜のチカラ!環境にやさしい技術で染めたおしゃれバッグに注目

6月28日(火)より好評発売中のMart夏号。その特集「買い出しツアーにハマる夏」の冒頭では、Martモデル・中村明花さんとサッカー元日本代表・細貝萌さんファミリーが道の駅でショッピングをしています。
その際、細貝さんが持っていたバッグの色がきれい!とひそかに話題です。

ネギが倒れることなく収まるその形はもちろん、注目すべきはその発色!鮮やかなブルーはいったいどのように生まれたのでしょうか?

VegieBAGの新作は、「野菜で染めた」優しいエコバッグ

「野菜を運ぶ」バッグの定番として知られる「VegieBAG(ベジバッグ)」に「BOTANICAL DYE」という新シリーズが登場したのは2016年。その第3弾に選ばれたのが、こちらのブルーともう1色、こちらも鮮やかな赤紫色。

この鮮やかな発色の種明かしをすると、じつは野菜や果物の実や皮から抽出した染料を用いて、環境にやさしいメイドインジャパンの技術で染めているんです!

たとえばビーツの染色は……

ビーツについた汚れをしっかり洗い落とし…

染料のもととなる栄養素を多く含む断面が多くなるようにカットします。

野菜が浸かるまで水を入れて煮ると…

このように染色原液が出来上がります。

ビーツの場合は本来の色に近いですが、紫キャベツはほぼ面影がないですよね。それは、野菜でそのまま染めるのではなく、野菜に含まれている色素の中から「出したい色」を抽出しているからなんです。

また、通常の生地染めではなく、出来上がったバッグを染めるという工程もユニークなもの。

染める前の製品にはあらかじめタンパク質からなる特殊な糊を付けておきます。

染色機械に入れて染めたものに洗いをかけ…

脱水します。

最後に乾燥機で乾かせば完成です。

それによって生まれる独特な風合いが絶妙な味を出してくれます。

このボタニカルダイシリーズ、「ロングバッグ」(約w24×D5.5×H50㎝、¥6,600)のほかに「ビッグバッグ」「マルシェバッグ」「バケットバッグ」の4型展開です。

 

ビッグバッグ 約W34×D34×H37㎝ ¥9,900

マルシェバッグ 約W40×D12×H68cm ¥7,700

バケットバッグ 約W33×D13×H29㎝ ¥5,500

天然染料でありながら、目を奪われる鮮やかな色に染められたこのバッグ。道の駅での“買い出しツアー”はもちろん、ふだんのお出かけにもぜひ使ってみてください。

【お問い合わせ先】
イデアポート 03-5715-3251
http://www.ideaport.co.jp

取材・文/小松伸司