【息子2人が東大に合格】中学受験、我が家のルーティンを公開!
お母さんが変われば子供が変わる15
こんにちは。子育てスマイルナビゲーターのたかみほです。
前回の記事では、
▪️子どもは「本来の子どもらしい姿を取り戻す力」を持っている
▪️肌感覚や身体感覚を伴う原体験
▪️小4までは基礎学力を。小4夏から塾の夏期講習を受け始めた我が家
▪️超教育ママにはならず「ちょっと教育ママ」でいたい
▪️「ある程度パパッと量をこなせること」を続けていくことが大切
▪️高学年からだとなかなか言うことを聞いてくれないから、低学年のうちに習慣化
について、お伝えさせていただきました。
今回は「ルーティン化」をテーマに、お話しさせていただきます。
● 勉強ルーティン化のお話
我が家は、勉強や日常の習慣化がうまくいった方だと思います。
大人でも「習慣化する」ということは難しいことですが、息子達がわりと母親の言うことをよく聞いてくれたおかげで、習慣化ができたのだと感じてます。
息子達がまだ小学生で中学受験が大変になる10歳〜12歳という年齢までは、大きな反抗もなかったので、その時期までに習慣化が身に付けられたのは大きかったです。
あとは、男の子は単純で扱いやすいところがありますから…(笑)
先の楽しみを目標に、勉強や宿題をまずは終わらせてしまおう
が、家のルールでした。
ご家庭によっては、それが難しい場合もあると思います。
お子さんにしたら、学校でも頑張ってきたのですから、家に帰ったら「ゆっくり休んで好きなことをしたい」という気持ちを持ちたくなるのは当然なことだと思います。
“ご褒美のタイミング”というのは難しいですね…
今どきでしたら、お子さんから「YouTubeの動画を見たい」という要望が多いのかと思いますが、お子さんの疲れ具合や状況を見て判断し、「YouTubeを1本見たら、必ず勉強や宿題をやる」という約束をする、約束を守らなければ、「翌日は楽しみは一切なし」になるなど、ある程度、徹底したルールを作った方がうまくいくかもしれません。
● 中学受験期、我が家のルーティンを公開
🔖 低学年のうちから習慣づけること
子どもの1日のスケジュールは、日によって流動的にならないように固定していく → 習慣化になっていく
これが大切なのではないかと思います。
二人とも受験勉強が本格的に始まる小学5年生から小学6年生の2年間は、毎日を完全にルーティン化し、分刻みでスケジュールをこなしていました。
いざ改めてタイムスケジュール化してみると、学校のある平日はやはり慌ただしかったことが思い起こされます。忙しさもピークをむかえる小学6年生の頃は、楽しみなはずの自由時間もほとんどない状態になっていきましたが、子どもたちはそれでもよく乗り越えたなあ、と感心します。
🔖 小学6年生(平日)のスケジュール ※ 一番忙しいピークの頃です
朝食
7:00〜7:15 日記・漢字の漢字練習 … 漢字は何を選んでもいい
7:30〜8:00 塾の宿題の間違い直し
8:00〜8:20 登校
15:45 帰宅
15:45〜16:00 おやつ
16:00〜16:15 日記・漢字の日記を書く
16:15〜18:00 塾・学校の宿題
18:00〜18:15 軽食
18:30〜21:00塾に行く
帰宅
21:20〜21:35食事
21:35〜21:50お風呂
21:50〜22:45 塾の宿題
22:45〜23:00自由時間
睡眠
学年毎にタイムスケジュールも変わってきますが、日々を「ルーティン化」したことは良かったです。
朝やるべき漢字を、その日の気分で朝にやらず夕方に後回しにすると、ルーティンが崩れて、作業効率が低下し、他のことまで終わらず、1日のバランスが悪くなります。
子どもの気分に任せてしまうと、結果的に怒ったりしないといけないので、かえって親も大変になるのではと思います。
● タスクを小分けにして、朝から始めていく
🔖「タスクを小分けにして、朝から始めていく」ことも大事です。
1日のタスクが多い場合、学校から帰ってきてから全部やろうとすると、おそらく終わらないでしょう。
「くもんプリントのこれだけでも朝にやっておこう」とか…子どもも次第に分かってくようになり、工夫を始めます。
やはり朝が勝負!かもしれません。
我が家は、私の仕事の帰りが遅くなることが多々あったので、子どもが留守番中は、
“お母さんはこの時間にしか帰って来れないから、それまでに宿題をやってしまおう”
“お母さんが帰ってから、こっちはやろう”
などと、私の行動を基準に考えるようになり、子ども自身もパターンを把握できるようになりました。
そういう微調整をしながら、「家庭の時間割」というものがうまく出来上がっていくのだと思います。
● スケジュール管理術
小学5年生を過ぎると、公開テストの模試の申込みや学校説明会など、親も学校関連のことでさらに雑用が増えていきます。細かい雑用から受験の願書の入手まで、ギリギリにならないように早めの対応が必要になります。
子育て真っ最中の頃の私は、手帳に記入した1日のTODOリストを俯瞰し、予定をこなせないと感じたら、予定を動かせるものは別日にするなどの工夫をしていました。
🔖「スケジュール管理」をしやすいアプリ機能
・メモ帳
・カレンダー … リマインダー機能も活用
・TODOリスト
🔖 TODOリスト
今は携帯のメモ帳のアプリを活用しています。
子ども関連 / 自分の仕事関連 / プライベートと分けて、TODOリストを作っていますが、書き出したリストを、色分けして把握していくと、優先順位が分かりやすくなります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
色分けは信号の3色を使っていますが、
🔴…未実行の項目の前に付ける
🟡…すぐに実行しなくてもよい項目の前に付ける
🔵…実行済の内容の前に付ける
実行済になったものは、🔵色に変える
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このようなルールを作り、実行していない色の内容(🔴と🟡の項目)を上部に並べ替えをして、「今すぐやることは何?」を把握するようにしています。
毎日、カレンダーへのTODOリストを記入すること、それを把握し、実際に行動することを日課にしていると、子育てが終わった今でも、その身に付いた習慣は重宝しています。
● 毎日の小さな目標を作り、地道に達成させていくこと
🔖「目標が漠然としていて、何をどう取り組んでいけばよいのか分からない」という場合でも、毎日やらなければならないことは必ずあるはずです。
それを日々の小さな目標とし、掲げた目標は必ずやり遂げましょう。
・日々の目標(TODOリスト)を明確化し、達成させていくこと
・スケジュール管理をすること
・ルーティン化させることを繰り返し続けていくこと
そうしていくと、自分の中にそれが習慣として身に付いていくのだと思います。
日々の目標をリストアップし、目の前のやるべきことを実行する。大げさに考えず、スモールステップの歩み方で進んでいけばよいと思います。
🔖ただし、子どもの場合は、どんなに些細なことでも頑張ったことを褒めてあげる。
そして、目標が達成できたら、必ずお楽しみの自由時間を確保してあげることが、とても重要となります。
次の連載も楽しみにしていただけたら嬉しいです。
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