子連れにおすすめミュージアムでアート思考を育む!【イベントレポート】

現在開催中で、話題になっているImmersive Museum(イマーシブミュージアム)。開催日前日にVERY読者限定のプレビューイベントが行われました。

左から このミュージアムのプロデューサーの野口貴大さん、大ヒット「13歳からのアート思考」の著者である美術教師/東京学芸大学個人研究員の末永幸歩さん、表紙モデルの東原亜希さん、VERY編集長の今尾朝子

このイベントは、『親子で楽しむ、アート思考の育て方』をテーマとしたトークショーからスタート。会場には、総勢50名の読者さん親子が参加され、ママたちは熱心に耳を傾け、子どもたちは会場の作りに興味津々で自由に動き回り(笑)、終始リラックした雰囲気に包まれていました。

その後、お待ちかねのイマーシブミュージアムの見学。今までとは違う絵画への没入体験にママも子どもたちも楽しんだご様子でした。

 

Immersive Museum(イマーシブミュージアム)とは……

まるで絵の世界に入り込んだかのようなヴァーチャル体験を味わうことができる新感覚の美術展。モネの作品を中心にドガ、ルノアールなど「印象派」の芸術作品が壁面と床面のすべてに投影され、特別な音響効果により、目、耳、そして肌と、全身でアートを体感できる空間が出現。絵画を観る側が、名画の世界に入り込み、まるで画家になったかのような視点で作品に触れられる特殊な体験ができます。小さな子ども連れでも、ベビーカーでも参加できるので、子どもができてから美術館から足が遠のいていた、という人にこそ来て欲しい夏の大注目イベントです。

会場内に置いてあるオブジェのようなマットやクッションの上で寝転びながら鑑賞することもできます。絵の動きに合わせて動き回ってもOK!見方は自由自在です。

Immersive Museum(イマーシブミュージアム)公式サイト

 

トークショーのテーマは『親子で楽しむ、アート思考の育て方』

13歳からのアート思考」の著者である末永幸歩さんに聞きました!

 

そもそもアート思考って何?

アート思考とは、アーティストが作品をつくる裏側で行っていること。 つまり、私はこう思う、こう感じるということを大切にすること。今ある当たり前を疑い、自分なりの見方をする姿勢は、人生のあらゆる場面で活きてくるので、進路選択や仕事に迷った時、子育てに迷った時、周りに振り回されず、「私はこう感じる」ということを大切できる人に。美術の世界に留まらず、自分の人生を豊かに生きるために、必要な思考です。

 

子どもはみんなアート思考!大人は苦手?

子どもは元々アート思考。つまり、自分のものの見方で探究する力を持っているので、それをそのまま大人が認めてあげることで、アート思考を育んでいけます。大人は現実と空想がはっきり分かれていますが、子どもは、現実と空想が混じり合っています。例えば絵を見たときに、そこに描かれていないことの話をしたり空想の世界の話をしたり、さっきと違う話をすることも。大切なのは、それを正すことなく認めてあげること。大人のやり方を早く身に付ける必要も、大人の基準で評価すべきでもなく、大部分が間違ったままでいいのです。そうすることで、子どものアート思考は損なわれずに育んでいけます。地図に例えると、大人は先に目的地を決めてそこに向かって進みますが、子どもは何も書いていない真っ白な地図を持ってスタートするので、その過程で色々な発見ができる、色々な見方ができるんです。それがアート思考です。

 

大人のアート思考の育み方は?

子どもと接することがいちばん。自分なりの見方ができなくなっているときには、また異なる視点に出会う、意識的に視点を変えることが大切です。子どもの「もの」の見方は大人と大きく異なるので、それに触れること自体が、大人のアート思考を育むいい方法です。子どもの世界に飛び込んで、物語を膨らませることにとことん付き合うのもおすすめ。子どもの世界に一緒に入り込んでいくと、子どもの世界を尊重することになり、子どもは自己肯定感が高まります。それと同時に大人は、子どもの世界や視点に気づくことができアート思考が育まれます。

 

アート思考の視点で楽しむイマーシブミュージアムの見どころ

イマーシブ=没入は、「自分だけの答えをつくる」というアート思考と共通点があります。ただ「没入する」というのは、自分の心を動かして、対象に能動的に関わること。巨大映像の中に物理的に身を置くだけでは、受け身の鑑賞であり本当の意味で没入したとはいえませんので、その意識が大切です。イマーシブミュージアムは、普段とは異なる角度から対象を見させてくれるので、自分だけの答えをつくるアート思考の重要なきっかけになるはずです。

 

イマーシブ ミュージアムを体験してみて

VERY編集長今尾朝子

 

「イマーシブミュージアムは、ちょうど子どもたちの夏休み期間とも重なるため、親子でぜひ訪れていただきたいVERYも注目のスポットです。静寂の美術館と違って、絵が動き出し、音楽が溢れるイマーシブミュージアムは、子連れでも敷居が低く感じられると思います。まだ子どもにアートはちょっと早いかなと思ったり、大人しくしていられるかなと気になっていた方も、ぜひこの体験を通して、気軽にアートを楽しんでみるのはいかがでしょうか。またオリジナルの絵本をつくれるキットもコラボレーションして作成しました。心に残ったお気に入りの名画からスタートして、その続きの物語を親子で想像してみてください。アートの楽しみ方を自然に子どもに伝えてあげられる、絶好の機会となりますように。

 

東原亜希さん

「子どもを美術館に連れて行くのってちょっと勇気が必要でしたが、イマーシブミュージアムは、くつろいで見ることができますね。音と映像で飽きることなく子どもも楽しめそうなので、夏休みに絶対連れてこようと思っています。絵画の見方には正解はなく、どう感じたっていいという末永さんの話で気持ちが楽になりましたし、子どもたちのアート思考な見方を聞いてみたいと思いました。大人では思いつかない発想をしてくれそう!絵本キットも素晴らしく、ちょうど夏休みの自由研究にもぴったり!と思いました。」

 

小学生以下の来場者にはプレゼントが!

VERYとイマーシブミュージアムがコラボレーションしたオリジナルの「絵本をつくれるキット」を作成しました。ミュージアムで見て心に残った絵画のシールを選んで貼ったり、そこに絵を描き加えたり、物語を書き込んだり……。印象派の巨匠と一緒に世界にひとつだけの物語をつくることができます。開催期間中、小学生以下のお子さん全員にもれなくプレゼントいたします!

 

作品から自分だけの答えをつくるのにぴったりなキットです!(末永さん)

絵の作者は、考えたり描いたりすることで作品をつくっていますが、鑑賞者も「見る」「想像する」という行為によって、作品をつくることができるのです。なので、作者の考えや一般的な評価から離れて、作品から勝手に想像を膨らませても構いません。絵本をつくるに当たり、作品を「美しい」と感じずに不気味だと感じてもいいし、「好き」にならなくても「なんか気になる」でもいい。「睡蓮」が睡蓮ではなく、人や建物の絵に見えたっていい。自分の見方、答えを大切にできるといいと思います。

 

Immersive Museum(イマーシブミュージアム)

(c) Bridgeman Images /amanaimages

 

日 程 ~20221029日(土)

開館時間 10:00 21:0020:20 最終入場)

会 場 日本橋三井ホール 東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町15F

 

Immersive Museum日本橋実行委員会
株式会社電通
佐々木ホールディングス株式会社

 

衣装/東原さん:トップス¥14,960パンツ¥17,200(ともにアンクレイヴ ホワイト/オンワード樫山)ピアス¥35,200バングル¥28,600(ともにワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)パンプス¥16,500(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)編集長:ジレ¥19,91パンツ¥24,970(ともにアンクレイヴ ホワイト/オンワード樫山)その他私物

衣装お問合せ先/オンワード樫山 03-5476-5811  ウノアエレ ジャパン 0120-009-488  ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005

撮影/相澤琢磨(光文社) スタイリング/斉藤美恵 ヘア・メーク/KIKKU  取材・文/沼田珠実