【間宮祥太朗さん・特別インタビュー】ヤンキーから一転、バツ2シングルファザー役に!
主演ドラマ『ナンバMG5』での難破 剛役も大好評だった間宮祥太朗さん。放送中のドラマ『魔法のリノベ』では最強ヤンキー高校生から一転、お人好しなバツ2のシングルファザーを演じている間宮さんにインタビュー! 前編ではドラマのお話をメインに伺いました。
――男だらけの工務店を舞台に、家も人生もリノベーションするというお仕事ドラマ。現場の雰囲気はいかがですか?
「すごくいいですよ。お仕事ドラマではありつつ、アットホームでコメディ要素もあるドラマなので、作品の雰囲気と近い現場です。監督も明るい方で、リラックスしながら撮影ができています」
――今作では7歳の息子を育てるシングルファーザー・福山玄之介を演じています。数々の個性の強い役を演じてきた間宮さんですが実際に演じてみてどうですか?
「父親役は初めて?と言われることが多いんですが、NHK朝ドラの『半分、青い。』でも4歳の子供の父親役でした。でもその時は家庭を捨てて家出してますし、今回も奥さん2人に逃げられてるから何とも言えないんですが(笑)。映画『Red』でも奥さんに逃げられてるから、ちゃんと父親になれたことはないですね(苦笑)」
――息子役の岩川 晴(いわかわはる)くんとの共演シーンはどんな様子ですか?
「息子役の晴は過去に僕の幼少期の役を2回やっていて、『ナンバMG5』でも幼少期を演じているので自分の息子役になったことに何の不自然さもないし、縁を感じていますね。晴は借りてきた猫みたいになってる子役とは違って、本当に自由奔放でのびのびしているので、楽しんで現場にいてくれたらいいなと思っています」
――思いがけず父性を感じるなど、自分でも驚いたことや新しい発見はありましたか?
「どうなんでしょうね。僕は子役をめちゃくちゃ可愛がるとかもないし、このままの感じで普通に接しています。それが心地いいかな。晴の集中力が切れてそうな時は、父親役として僕がコミュニケーションを取って『ちゃんとするぞ』って言うこともありますけど。基本的には楽しくやってますね」
――ドラマでは20代で人生をこじらせてセカンドキャリアに就いた30代コンビの奮闘が描かれます。まさにアラサー世代で間宮さんとも同世代のCLASSY.読者にむけて、今作の見どころをお願い致します。
「読者の皆さんは実家に住んでいる方や賃貸に住んでる方、すでに持ち家の方もいらっしゃると思うんですが、このドラマが面白いなと思うところは、依頼人と人間として向き合って、リノベという仕事で家とも向き合うなかで、依頼人が心の奥底に抱えている問題が見えてくるところ。家には本人も意識してないようなその人の生活の特色が現れていて、無自覚だったりするんだけど、ちゃんと家と向き合っていくとその人が大事にしているもの、今まで大事にしてきたもの、これから変えていきたいものが見えてくる。家には住む人の人生が映っているんですね。
読者の皆さんもふと家っていうものに意識をフォーカスすると、今、自分に大事なものが見えてくるんじゃないかと思います。自分も20代後半になってからは家の中にあるものを大事にするようになったというか…。20代前半は飲んで帰って寝るだけの家だったから(笑)、別に何もこだわってなかったんだけど、20代後半になって家具や食器やタオルなど生活雑貨まで自分の思いが向かうようになりました。
今作は〝リノベをテーマにしたお仕事ドラマ〟でもありますが、波瑠さん演じる小梅との絶妙な営業バディ感や登場人物たちのやり取りの軽妙さも見どころだと思います。ぜひ、楽しんで観てください」
間宮祥太朗
‘93年6月11日生まれ 神奈川県出身 血液型O型●’08年俳優デビュー以降、ドラマ、映画、舞台に活躍。4月期ドラマ『ナンバMG5』で主人公を好演し、今もっとも注目されている俳優の一人。最近の主な出演作はNHK朝ドラ『半分、青い。』、ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』『ファイトソング』、映画『殺さない彼と死なない彼女』『Red』『東京リベンジャーズ』など。主演映画『破戒』が公開中。11月よりBunkamuraシアターコクーンにて上演される舞台『ツダマンの世界』に出演。
『魔法のリノベ』
人生をこじらせた凸凹営業コンビが、住宅リノベで家や依頼人の心に潜む魔物をスカッと退治する。男だらけの家族が営む工務店を舞台に人生も再生するお仕事ドラマ。主演はワケあり転職してきた敏腕助っ人・真行寺小梅を演じる波瑠。バツ2で7歳の息子を育てるお人好しな長男・福山玄之介を間宮祥太朗が演じる。他の出演/金子大地 吉野北人(THE RAMPAGE) 原田泰造 遠藤憲一ほか。●毎週月曜22時~/カンテレ・フジテレビ系全国ネットで放送中。
【間宮さん着用衣装】ジャケット¥82,600 パンツ¥42,600 (ともにFUJI/PR01.TOKYO) その他/スタイリスト私物
撮影/木村 敦 ヘアメーク/三宅 茜 スタイリング/津野真吾(impiger) 取材・文/駿河良美 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)