夏休みのお出かけは涼しい屋内施設で! 親子で楽しめる銀座の最新スポット2選

待ちに待った夏休み。どこにお出かけしようかな……と考え中のパパ・ママ必見! 子どもと一緒に学びを深められる銀座の最新スポットを2つご紹介します。どちらも涼しい室内で快適に体験できるので暑い日にもぴったりですよ♪

【1】図鑑の世界に入り込む!「ZUKAN MUSEUM GINZA」

ずかんミュージアム銀座 

子どもに大人気の図鑑シリーズ「小学館の図鑑NEO」からピックアップされた生き物がデジタルで目の前に現れる新感覚の体験型施設。
2021年に施設がオープンして以来、来場者は15万人を超える数を記録。今回は開業1周年を記念して今までになかった生き物を迎えたバージョンアップを実施しました。

ずかんミュージアム銀座 内部の様子

デジタルとリアルが融合した空間を巡りながら、図鑑でしか見ることができなかった生き物たちに出会うことができます。
また、施設の中では24時間という時間の傾向や天候の変動など地球上の環境変化も体感できるように設計されており、空間や時間の経過とともに「地球の自然」をまるごと体感できるのも見どころのひとつです。

新しく出会える生き物は8種類!

ずかんミュージアム ダイオウイカ

今回のバージョンアップでは新たに「ディープシー(深海)ゾーン」が誕生しました。そこでは大迫力のマッコウクジラやダイオウイカ、神秘的なリュウグウノツカイが出現! まるで海中探索機に乗った冒険家のような気分で生き物の姿を見ることができます。

ずかんミュージアム ジャイアントパンダ

さらに、人気動物No. 1のジャイアントパンダも新たに登場。タイミングがよければ笹を食べている様子や、寝転んでいるかわいらしい様子も見られるかも!?

実際に図鑑の世界で生き物探しを体験しました

入場すると、グループに1つ「記録の石」というアイテムが貸与されます。これは体験で出会う生き物を記録してくれる不思議な力を秘めた石なのだそう。

生き物が行動しているタイミングで画面に表示された白い玉を押すと、名前や行動の理由などを教えてくれる仕組み。これで石には生き物の情報が記録されていきます。

最終地点で「記録の石」を所定の場所にセットすると、石に記録された生き物が映像になって目の前に現れます。

その後、記録した生き物が表示された「記録の証」が印刷され、自分がどんな生き物と出会えたか振り返ることができます。 今回15体を発見できましたが、実はまだまだ出会えてな生き物もたくさんいるのだとか……!? どのくらいの生き物と出会えるのかはぜひ実際に施設で確かめてみてくださいね。

子どもがゲーム感覚で楽しめそうな仕掛けが大充実の「ZUKAN MUSEUM GINZA」。
図鑑でしか見たことのない生き物が美しい映像の中に現れるので、昆虫や生き物に興味のある子だけでなく大人も一緒に楽しむことができますよ。実際に私も大人1人で参加しましたが、童心に返った気分で生き物探しを満喫してしまいました(笑)。ぜひパパママも一緒にトライしてみてください!

【施設概要】
ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO
(ずかんミュージアム銀座)

住所:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座6階
営業時間:平日11:00〜19:00、土日祝10:00〜19:00
公式ホームページ:https://zukan-museum.com

入館料:
大人(18歳以上) 平日¥2,000、土日祝・繁忙期¥2,500(17時以降¥2,000)
中学生・高校生 平日¥1,200、土日祝・繁忙期¥1,700
小学生 平日¥1,000、土日祝・繁忙期¥1,200
未就学児(3歳以上) 平日¥800、土日祝・繁忙期¥900

※チケット購入時の注意事項はホームページをご覧ください。

【2】金魚で日本の夏を感じる「アートアクアリウム美術館 GINZA」

アートアクアリウム美術館 GINZA

続いてご紹介するのは今年の5月にオープンしたばかりの「アートアクアリウム美術館 GINZA」。
「百華繚乱〜進化するアート〜」をテーマに掲げ、色とりどりの金魚と日本の伝統美を組み合わせた華やかな幻想世界の展示を実施しています。今回は夏の特別企画として「金魚で夏を感じる、涼」と題し、日本の夏の風情を表現した展示と演出を期間限定で開催します。

今しか見られない! 涼しげな風鈴トンネル

アートアクアリウム美術館 GINZA 風鈴トンネル

日本の昔ながらの照明「祭り灯籠(とうろう)」をモチーフにした作品「提灯リウム」。提灯型の水槽の中でゆらゆらと灯りのように泳ぐ金魚はとても幻想的! 夏の夜の様子を表現しているのだそう。
金魚の展示の上には幾重にも並ぶ風鈴の姿が。風鈴はまるでトンネルのように金魚に彩りを添えています。ゆっくりと風鈴の下を歩くと、夏の夜の妖艶な美しさを体感できますよ♪

假屋崎省吾氏とのコラボ作品も期間限定で公開

アートアクアリウム美術館 GINZA フラワーリウム

華道家・假屋崎省吾さんのいけばなアートでダイナミックに仕上げた作品「フラワーリウム」。そのまわりを夏を代表するビタミンカラーの元気な花・ひまわりで彩っています。
緻密に構成された造形美と優雅に泳ぐ金魚、そして何といっても華やかな世界観に圧倒されること間違いなし!

バージョンアップした金魚の展示も要チェック

期間限定の展示のほかに新たな金魚の展示もスタート。「金魚回廊」では歌川国芳の浮世絵に描かれた吊り行燈が登場。幻想的な空間の中に新たな明かりを灯します。

「金魚の滝」では滝に見立てた水槽の上部に青紅葉が茂りました。滝の清流のように清涼感がアップ!

アートアクアリウム美術館 GINZA 江戸切子

他にも金魚の展示だけでなく、「金魚の飾り棚」の展示では日本の伝統工芸の江戸切子を紹介。「歌川国芳コレクション」では浮世絵師・歌川国芳の作品から、金魚と鯉が描かれているものを収集し展示しています。

アートアクアリウム美術館 GINZA ピンポンパール

展示されている金魚は和金やらんちゅうといったポピュラーな品種から、珍しい品種までさまざま。私は体がぷっくりと丸いピンポンパールという品種に一目惚れ。幻想的な光に包まれながらぷくぷくと泳ぐ姿はまさに癒し。水槽の前でずーっと眺めていたくなる心地よさでした。

今年も夏祭りへのお出かけが難しいかもしれませんが、ぜひお子さんと一緒に金魚に癒されながら日本の夏の伝統や風習について関心を深めてみてくださいね。

【施設概要】
アートアクアリウム美術館 GINZA

住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 新館8階
営業時間:10:00〜19:00
公式ホームページ:https://artaquarium.jp

入館料:
WEBチケット(事前日時指定制)¥2,300、当日券¥2,400
※入場券1枚につき小人(小学生以下)は2名様まで無料で入場可能。そのほかチケット購入時の注意事項はホームページをご覧ください。

取材・文/丹下紋香