今週末はこれで決まり!アツアツグルメを夏仕様に!冷やし〇〇3選

夏のグルメといえば、「さっぱり」「ひんやり」がいいですよね。本当に暑い日にはそれ以外考えられないと思うこともあります。ただ、意外とレパートリーがなくて似たようなメニューになりがち。そこで、いつもは温かい料理なのに、冷たくしても美味しい、夏限定メニューをご紹介します。

アツアツが定番だと思ってた!冷たくて美味しい具だくさんの豚汁

都内にある豚汁定食専門店「ごちとん」で見つけたのは、「冷やし豚汁定食」(¥990。豚汁というと、味噌汁の中でも冬のイメージ。寒い日にフーフーしながら食べるのが美味しいですよね。ですが、「ごちとん」で食べられる「冷やし豚汁定食」は氷がポイント。豚汁の中に氷が入っているんです。

具材は豚肉、きゅうり、ナス、豆腐。そして、トッピングとして豆苗、みょうが、大葉が入っています。冷や汁に近い印象ですが、肉、野菜、豆腐と、具材たっぷりでしっかりおかずになります。

さらに、「豚しゃぶとすだちの冷やし豚汁定食」(¥990)もあり、こちらは、豚しゃぶ、大根おろし、豆苗、豆腐にスライスしたすだちがのっていて、よりさっぱり食べられます。すだちと味噌汁って相性がいいんですね。

お店に行けない人のために、お店の方に自宅でつくる場合のコツを伺いました。まず、お肉は豚バラがおすすめ。赤身が多いと冷やしたときにパサつきやすいそう。あらかじめゆでて脂を落とします。具材は冷蔵庫で冷やし、濃いめにつくった味噌汁の粗熱をとったら、氷を入れて、具材を入れれば完成。意外と簡単なので、ぜひ試してみてください。

ごちとんHP:https://www.arclandservice.co.jp/gotchton/

冷製スパゲティに冷たいお出汁をかけて、冷やし茶漬け風に

たらこスパゲティ専門店の「東京たらこスパゲッティ」で現在提供されている夏メニューが「冷たいお出汁と炙りたらこの冷製スパゲティ」(¥1,199)。冷たいスパゲティはあらかじめたらこと和えていて、そこにねぎ、みょうが、海苔、大葉、かつお節、とびこ、そして炙ったたらこをトッピング。まずは具材を混ぜて、そのまま冷製スパゲティとしていただきます。たらこのプチプチ感と、それとは異なるとびこの存在、そして、みょうがやねぎのシャキシャキ感や大葉の香りなど全体がまとまって美味しい!何よりさっぱりしているから暑い日にスルスル食べられます。

半分ぐらい食べたら、セットの冷たいお出汁をかけて“お茶漬け”にしていただきます。味変にもなり、お出汁の香りでさらに食欲を刺激され、これまたサラッと食べられてしまいます。「東京たらこスパゲティ」ではお箸で食べるのですが、まさにお箸でサッと食べるのにぴったりなスパゲティです。

これを自宅で再現するなら、スパゲティのゆで時間を少し長めにし、水を切ったらキッチンペーパーで水分をふき取るのがポイントなのだそう。ちょっとした手間ですが、これで味がグッと変わります。ほぐしたたらこ、オリーブオイル、顆粒だしを合わせたものと和え、具材をトッピング。出汁はかつお節と昆布、少量の生姜とお好みで醤油をほんの少し加えればOK。これはやってみたくなりますね。

ちなみに、現在、ローソンで「東京たらこスパゲティ」監修の「お墨付き 冷製お出汁のたらこパスタ」(¥538)が販売中。水菜や大根のシャキシャキ感、オクラのおかか和えや山芋の赤しそ和えなどの具材が入っていて、こちらもほんのり生姜がきいた出汁を合わせています。

東京たらこスパゲティHP:https://www.arclandservice.co.jp/tokyotarako/

60周年記念メニューが冷たい!夏野菜を使った冷たいちゃんぽん

全国に店舗をもつリンガーハットでも冷たいメニューが。毎年、初夏から登場する冷たいちゃんぽんですが、今年はリンガーハット60周年ということで、現在、記念メニューの第1弾「夏野菜と豚しゃぶ冷やしちゃんぽん」(麺少なめ¥790、レギュラー¥890)が販売されています。

リンガーハットといえば、「ベジモグ食堂」として、野菜を美味しく食べられるメニューを提供。なので、この「夏野菜と豚しゃぶ冷やしちゃんぽん」でも夏に必要な水分やカリウムを含む夏野菜を使っていて、体の熱をクールダウン。カルシウムやビタミンCなどを含むや栄養価の高いケールも使用しています。さらに、ビタミンB1を多く含む豚しゃぶをトッピング。白ごまとピーナッツを加えたオリジナルの冷たいスープで、さっぱりしながらもコクがある味わいになっています。

冷たいちゃんぽんを自宅でも、と思いリンガーハットにコツを伺いましたが、残念ながら通常のちゃんぽんをそのまま冷やしたのでは美味しくできないとのこと。その代わり、リンガーハットのオンラインショップで冷やしちゃんぽんが販売されています。

麺と付属の具材をゆでて冷水で粗熱を取り、流水解凍したスープをかけるだけ。麺をゆでるのがやや手間ですが、その間約3分。具材たっぷりでスープをつくる必要もなしでお店クオリティの冷やしちゃんぽんが食べられます。

リンガーハットHP:https://www.ringerhut.jp/

いかがですか?冷たいメニューなら、暑さでバテぎみのときでも意外とスッと食べられます。今回紹介したのは野菜など具材もたっぷりなのもうれしいポイント。お店に食べに行くもよし、おうちで真似してみるもよし。夏休みにぜひ試してみてはいかがでしょうか。

取材・文/岡部礼子