これやってたら要注意!「夏うつ」になりやすくなる、NG原因4つ

暑さで体力が低下しがちな夏。実は「うつ」のリスクも高まっています。今年のような猛暑が続くと体がだるくなるだけでなく、気分も落ちてしまう…。そんな人は「夏うつ」に要注意。今日からできる「夏うつ」対策でこの夏を乗り切りましょう。

「夏うつ」の原因4つをまずは知っておきましょう

眠れないし食欲もない…それ、「夏うつ」かもしれません

「夏うつ」は、日々ため込んでしまった「隠れ疲労」が大きく関係しています。まずは夏にありがちな疲労の原因を知っておきましょう!

    「夏うつ」は、日々ため込んでし

    原因1.なんといっても夏の「暑さ」今年は要注意!
    強い日差しや夏の暑さは精神的疲労や身体的疲労につながり「夏うつ」の直接的な要因となります。夏は日中に移動するだけでも体には負担になり、レジャーなどで長時間外で過ごしたり日焼けしたりすればさらに疲労が重なります。家事や仕事のルーティンワークがやたらと億劫になったりする場合は「夏うつ」の要注意サインです。

    「夏うつ」は、日々ため込んでし

    原因2.クーラーに当たりすぎ、または当たらなすぎ
    暑いからといって冷房をきかせた部屋で長時間過ごして冷気に当たりすぎると体温調節を司る自律神経が乱れてしまい、日に日に体が重だるくなっていったりと「夏うつ」の原因につながります。逆に節電のために冷房を入れずにガマンしすぎても疲労がたまってしまい「夏うつ」の原因に。冷房の温度設定は個人差もありますが26度くらいが適温です。

    「夏うつ」は、日々ため込んでし

    原因3.睡眠の乱れは思った以上にダメージが
    夏は夜のイベントが増えたり、ビールも美味しい季節。遅くまで飲んだり、つい夜ふかししてしまうことで睡眠のリズムが乱れやすく、疲れが取りきれない結果、「夏うつ」となることも。日中にあった嫌なことを夜遅くまで考えてしまったり、小さな物音に敏感に反応してすぐに目が覚めてしまったり、眠りが浅くなっている時は疲労がたまっているサイン。

    「夏うつ」は、日々ため込んでし

    原因4.食生活の乱れもうつにつながります
    暑いからと冷たいものばかり食べたり飲んだりしてしまうと、胃腸が弱って便秘・下痢などの消化不良に。また食欲がなくなることによって、「うつ」の改善に必要なセロトニンをつくるためのアミノ酸が摂れなくなってしまいます。そのままの生活を続けてしまうと、暑さでさらにダメージが重なり深刻な「夏うつ」の症状に進行することも。

お話を伺ったのは…

添田真帆先生
新宿ストレスクリニック梅田院・精神科専門医
医師の仕事と家庭を両立させながら、女性の精神科医として、女性特有のお悩みから様々な心のお悩みに対応しています。

イラスト/香川尚子 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc