回避型恋愛って? 回避依存症5つの特徴と克服方法|簡単診断で恋愛スタイルを分析|bis

あなたは、自分の恋愛スタイルを自己分析してみたことがありますか? どのように人を想うか、どういうクセがあるか、意外にも自分ではわからないものです。

今回は、「回避型」と呼ばれる恋愛スタイルについて解説します。ぜひ、自分の恋愛について、客観的に振り返ってみてください!

回避型恋愛
photo:@yumeno_ichigo

 

「回避型」の恋愛スタイルとは?

「回避型」の恋愛をする人は、相手のことを好きになったり、お付き合いをしたりしても、深く親密になるのを避けて、遠ざけてしまいます。

人と関わることによって、傷つくのではないか、裏切られるのではないかといった不安を常に持っており、精神のバランスを保つために意識的、もしくは無意識に相手を回避してしまうのです。これを「回避依存」といいます。

好き好んで回避するわけではなく、回避行動に依存している状態であるため、心の奥底では寂しさを抱えていることもあります。

辛い思いを抱えるのであれば、改善していきたいものですね。

 

回避依存症5つの特徴

回避依存は、自分自身では気づいていないこともあります。以下の特徴から、自分がいつの間にか回避依存症になっていないか、チェックしてみてくださいね。

 

(1)人との間に常に距離を感じている

友達とグループ付き合いで仲よくしていても、どこか心の距離を感じてしまったり、自分から壁のようなものをつくってしまうのが回避依存の特徴。大勢でいても、孤独感を感じることが多いかもしれません。

 

(2)自分のペースで物事が進まないと苛立つ

みんなで足並みを揃えるのが苦手な一面もあります。かといって仕切るタイプではなく、なんとなくペースが合わないと感じると、サッと距離を置きがち。いきすぎると「自己中心的」だと思われる危険もあります。

 

(3)束縛や干渉が嫌いで耐えられない

束縛や干渉を好む人はあまりいないかもしれませんが、回避依存の人は、特にそれを好みません。耐えられないので、逃げ出してしまいます。追いかけられると逃げてしまうタイプだといえるでしょう。

 

(4)しばしば人間関係をリセットしたくなる

LINEやSNSなどが時折いやになり、比較的簡単に誰かをブロックしたり、既読無視や未読無視をしたりすることもあります。相手は、「何か悪いことをしたのか」と不安になることもありますが、回避依存側は、特に相手に原因がなくともこのような行動をとってしまうことがあるようです。

 

(5)ひとりになりたいけど、孤独はいや

ひとりの時間が欲しいけれど、ひとりぼっち、いわゆる孤独な状態にはなりたくないと思っているのも、回避依存型の人の特徴です。どこか「かまってちゃん」っぽい一面も持っているのかもしれませんね。しかし構われすぎると逃げてしまいますから、周囲からは、距離のとり方が難しいと感じられることもあります。

 

回避依存の克服方法3つ

近づきたいけど近づくのが怖い……。そんな不安な思いを持ちながら、人と関わり合うのは辛いですよね。どうすれば、回避依存を脱却できるのか、克服方法を考えてみましょう。

 

(1)自分と向き合う

回避依存をしてしまう原因はどこにあるのか。回避依存してしまうことで、どんな弊害が出ているのか。これからどのように人と関わっていきたいのか。まずは、自分の過去や現在の気持ちと向き合うことで、自分の状況を整理してみましょう。客観的に自分を見つめてみることで、新たに見えてくることもあるはずですよ。

また、これからどうなりたいかを考えるのもとっても大切なこと。目的地を定めることで、どう行動していけばいいのかが見えてくるはずです。

 

(2)自己開示してみる

「人に近づくの、実は怖いんだよね」「なぜかわからないけど、距離を置いてしまうんだ」。

自己開示をすると、意外と相手も心を開いてくれることがあります。その結果、相手との距離が縮まり、親密になれることも。

自分を知られることは怖いかもしれません。「それができないから苦労してる!」と思うかもしれません。それでも初めの一歩として、ぜひ信頼できそうな人に、自己開示してみてください。

信頼できそうな人が思いあたらなかったら、逆に飲み屋で出会った人や、お店の人など、ある程度無関係な人に自己開示してみるのもおすすめ。無関係だからこそ、嫌われることを恐れずに行動できることもあります!

 

(3)踏みこんでみる

人の悩みを聞いたときや、人が助けを求めていそうなときに、いつもは無視してしまうかもしれませんが、「踏みこんでみる」という選択をすることが、人との関係を深める上で有効になることがあります。

人の助けになることで、相手の見えなかった部分が見えてきたり、逆に自分も助けてもらえたりして、少しずつ人を信頼できるようになるかも。人を信頼できるようになってくれば、不安な感情も少しずつ小さくなってくることでしょう。

 

「回避型」でも自分が幸せならそれでいい!

回避型の恋愛は、一概に悪いものだとはいえません。程よい距離感を保てるパートナーと、よい関係性を築けている人だっています。

ただ、「もっと人と親密になりたい」「距離を縮めてパートナーを安心させたい」など、変わりたい理由があるのなら、回避型恋愛を改善できるように克服方法を試してみて!

 

Text_Kanato Suzaku