【Flower cycle Art】8月の花 ダリア/②ドライフラワーで楽しむ
花が一輪あるだけで、空間は華やぎ、心癒され優しい気持ちになれるもの……。
わかってはいても、すぐ枯れてしまうなどの理由から、買うことを躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
だけど、生花ではもちろんドライフラワーとしても、長く花を楽しめるなら?
フラワーサイクリスト・河島春佳さんが、新しい“花のある暮らし”をレクチャーします。
ダリアのドライフラワーの作り方
ダリアは自然乾燥でドライフラワーにしようとすると、花びらが縮んでしまい、生花のキレイな形状が保てないため、シリカゲルを使ってドライフラワーにするのがお勧めです。
【準備するもの】
ダリア、シリカゲル(ドライフラワー用)、埋没材(砂)、蓋付きの容器、とんがりペットボトル(スポイトボトル)、ロート、ピンセット※、細い筆※、ふるい※、
※ドライフラワー完成後のみ必要。
【作り方】
① シリカゲルを容器に入れる
容器の底に、深さ2~3cm程度シリカゲルを入れる。シリカゲルが飛び散らないようロートを使って少しずつ入れます。
② 埋没材を入れる
① のシリカゲルの上に、花を保護するための埋没材(砂)を2~3cm程度入れる。
③ 花を入れる
ダリアをそっと容器に入れる。
④ とんがりペットボトルで埋没材を入れる
花びらの隙間を埋めるように、とんがりペットボトルでていねいに埋没材を入れる。
⑤ 花が隠れるまで埋没材を入れる
ダリアが隠れるまで、埋没材を入れる。
⑥ シリカゲルを入れ、蓋をして保管
最後にシリカゲルで容器を満たし、蓋をしたら10日間程度保管する。
【取り出し方】
① 蓋を開け、シリカゲル、埋没材を出す
10日ほど経ったら、蓋を開け、ロートを使ってシリカゲルや埋没材を取り出す。
② 花を取り出す
花が取り出せるくらいまで、シリカゲルや埋没材を出したら、ピンセットでそっとダリア持ち上げ、容器から出す。
③ 埋没材を払い落とす
花びらの隙間などについた埋没材を、細い筆でていねいに払い落とす。
シリカゲルと埋没材は再利用できるため、ふるいを使って分別して保管する。
【完成】
まるで生花のような仕上がりの大輪のダリアドライフラワーは、一輪でも抜群の存在感!ガラス容器に入れれば、ちょっとしたプレゼントにしても喜ばれるインテリアアイテムになります。
来週は……
フランス人はロックダウン前に花屋に駆け込んだってホント!?
コロナ禍で見えた、「フランスと日本の花文化の違い」について河島さんにお聞きします。
【バックナンバーはこちら】
6月の花 紫陽花(アジサイ)①生花で楽しむ
6月の花 紫陽花(アジサイ)②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.1
7月の花 バラ①生花で楽しむ
7月の花 バラ②ドライフラワーで楽しむ
フラワーサイクリスト・河島春佳さんの花(はな)しvol.2
8月の花 ダリア①生花で楽しむ
河島春佳さん フラワーサイクリスト
株式会社RIN代表。長野県生まれ。生花店の短期アルバイト時に、廃棄される花の多さにショックを受けたことから、フラワーサイクリストとしての活動を始める。
2022年6月〜オンラインスクールがリニューアル。新メンバー募集中。
https://lossflower.com/about
Instagram:@haruka.kawashima
撮影/山田英博 取材・文/篠原亜由美
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