夏休みの工作にも! DAISO(ダイソー)のハンダゴテを使った「ウッドバーニング」

ダイソーのハンダゴテとウッドバーニングした雑貨

夏休みの工作にもおすすめの「ウッドバーニング」。木を焦がして模様やイラストを描く木工技ですが、DAISO(ダイソー)で売っているアイテムを使って手軽にできるんです。ウッドバーニングのワークショップ主宰経験もあるTRIBE会員・萱沼さんに、必要な材料とやり方を教えてもらいました。

ウッドバーニングって?

ウッドバーニングやり方

ウッドバーニングとは、ハンダゴテなどの電熱ペンを使って木を焦がし、模様やイラスト、文字を描く技法のこと。かなり高温になるため注意が必要ですが、大人が近くで見守ることができるようであれば、夏休みの工作にもおすすめです。

ハンドメイド作家の萱沼さんは、植木鉢にさしてある木のピックに焦がし文字が描かれているのを見て、ウッドバーニングの存在を知ったといいます。

「木の器やプレートにペンで文字を書いても、にじんだりそのうち消えたりしてしまいますが、ウッドバーニングならそのまま残るのがいいなと思って。自分で作品づくりをするうちにウッドバーニングの楽しさを誰かとシェアしたくなり、ワークショップを開いたときは親子での参加者もありました」

【材料】DAISO(ダイソー)で買えるハンダゴテを使えば手軽

ウッドバーニングの材料:ハンダゴテ30W¥550(DAISO)、えんぴつまたはシャープペンシル、消しゴム、木の器

【材料】

  • ハンダゴテ30W¥550(DAISO)
  • えんぴつまたはシャープペンシル
  • 消しゴム
  • 木の器

木の器にイラストを描きたい場合の材料はこちら。「ハンダゴテはDAISO(ダイソー)に売ってるんです! 家にハンダゴテがある方も少ないと思うので、DAISOで手軽に買えるのはうれしいですよね。いきなりウッドバーニングで描き始めるより、やはりえんぴつなどで下絵を描き、それをなぞるほうが失敗は少ないと思います」(萱沼さん)

【つくり方】

①好みのイラストや文字をえんぴつまたはシャーペンで下書きする。

②下書きをなぞるように、ハンダゴテで焦がしていく。

③すべてハンダゴテでなぞり終わったら、下書きを消しゴムで消す。

【ポイント】初心者でもうまくできるウッドバーニングのコツ

ウッドバーニングのお皿完成品

初心者でもうまくできるウッドバーニングのコツを萱沼さんに聞きました。

①材料選び

「あまり木目が目立つものだと、ハンダゴテが木目にひっかかることもあるので、なるべく平らでなめらかな材質の木の器や雑貨を選ぶといいですよ。木の食器や雑貨も、100円ショップにかなり売っています」

②ハンダゴテのコツ

「ハンダゴテは木にあてるだけで勝手に焦げるので、力を入れ過ぎたり止まってしまうと凹みが大きくなってしまうんです。下書きをなぞるようにすっとハンダゴテを動かすのがコツです」

名入れの際は文字の向きに気をつけて

名入れの際は文字の向きに気をつける

出産祝いとしても喜ばれる名入れのお箸やスプーン。文字の向きやバランスに気をつけるのがポイントになるそうです。

「お箸の場合は、2本で1セットなので名前を入れる位置をそろえています。また、使う方が右利きの場合は箸先を左にして右端に名前を入れるなど、利き手も意識します。曲線をスムーズに描くようにすると、文字の太さが均一になります」

完成した名入りのお箸とスプーン

スプーンは柄だけではなく、先端にもイラストを入れるとかわいい♡

塗りつぶす場合は一定方向に

オルテガ模様をウッドバーニング

写真のようなオルテガ柄など、規則的な塗りつぶしが必要な模様の場合は、ハンダゴテを動かす向きを一定方向にそろえると見た目がきれいに仕上がります。

「塗りつぶす際に、ハンダゴテを止めるのは必ず枠となる線の上、と決めておくと全体の濃さにまとまりが出ます」

コースター完成品

オルテガ柄入りのコースターは、100円ショップの材料でこの仕上がり! 自分好みのオリジナル雑貨がつくれるのがウッドバーニングの魅力です。

萱沼さんによると、慣れてきたらトレーシングペーパーや転写シートを使って、子どものイラストや文字をウッドバーニングして形に残すこともできるそう。親子でチャレンジするのもおすすめです。

※ハンダゴテは300度を超える高温になりますので、火災や火傷に注意してご使用ください。

【ハンダゴテについての問い合わせ先】
DAISO https://www.daiso-sangyo.co.jp/
※記事内容は取材時の情報であり、店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります。
※掲載商品については予告なく廃盤、仕様変更等が発生する場合がございます。予めご了承ください。

撮影/山下忠之 取材・文/富田夏子