子どものおやつにしたり、お出かけのバッグの中に忍ばせたり、口寂しいときに食べたりと、身近なお菓子のひとつがグミ。日本だけでなく世界中で愛されているお菓子です。そんなグミの美味しさ、すばらしさをより多くの人に知って欲しいと制定されたのが「グミの日」。9月3日の語呂合わせから、グミ製品を製造・販売するUHA味覚糖が制定したそうです。
マスク生活の中で、ステルス口呼吸対策にグミがいい？！
マスク生活が続く中、話題になっているのが長時間マスクを付けていることで起こる肌や口腔などのトラブル。中でも「ステルス口呼吸（すてるすくちこきゅう）」になる人が増えているそう。「ステルス口呼吸」はマスク着用時にいつの間にか口呼吸になってしまうこと。口呼吸を続けてしまうとドライマウスになってしまうと言います。
ドライマウスでは口腔の不快症状のほか、乾燥することで口腔と鼻腔内の菌やウイルスが増加して、様々な感染症にかかりやすくなるという問題があります。それでは、どうしたらいいのか。ドライマウスの専門家である鶴見大学歯学部前教授の斎藤一郎氏によれば、意識して唾液を分泌させることが大切とのこと。そのためにグミなどの噛み応えのあるものを噛む習慣をつけ、唾液を分泌させるのもひとつの方法なのだそう。
そんな注目のグミですが、新商品を含め、人気のグミを発売する5社の商品をご紹介します。
【UHA味覚糖】人気の「コロロ」と「シゲキックス」の新作
噛むとぷちっと弾けるような独特の食感が人気の「コロロ」で、様々なフレーバーの中でも高い支持を受けているのがライチ味。
元々はゲームセンターの景品限定のフレーバーだったそうですが、人気が高かったことから商品化されました。ライチのみずみずしさをグミで体験できるのはすごい！「グミの日」にあわせて、みんなでハッピーに「グミハピ」のキャッチ入りです。
もうひとつは、1992年から発売している「シゲキックス」の新しいフレーバー「極刺激 甲州ぶどう」。とにかく、酸っぱいのが特徴で、酸っぱすぎて思わず目覚めるような刺激的な味にファンも多いグミです。
平丸型にして表面積を広くすることで、より酸味が感じやすいのだそう。ハードな噛み応えも特徴です。新登場の「極刺激 甲州ぶどう味」は、すっぱさレベルMAXの“スッパレベル5”。山梨県産甲州ぶどうを使用し、激的なスッパさとフルーティな香りが楽しめます。
UHA味覚糖：https://www.uha-mikakuto.co.jp/
【カンロ】ハードな食感の「カンデミーナ」がリニューアル
フルーツの風味が楽しめる「カンデミーナ 超果実」が、新フルーツ型でリニューアル。いちご味、みかん味、ぶどう味の3種類あり、それぞれのフルーツの形がかわいいですね。濃縮果汁を使っているので香りも味わいもフレッシュ。
このかわいい見た目とは裏腹に、ハードな食感がクセになります。表面には“酸っぱいパウダー”が付いていて、この酸味がフルーツ感を際立たせているように感じます。1袋で3種の味を楽しめるのもいいですね。
「カンデミーナ スーパーベスト」は、コーラ味、グレープソーダ味、ラムネ味の3種。炭酸飲料味が楽しめるグミです。表面の“酸っぱいパウダー”も健在で、とにかく、ほかにはなかなかないハードな弾力食感。噛みごたえUPであごが鍛えられそう。1つずつしっかり噛んで食べるので、食べ過ぎずに済みそうです。
【春日井製菓】乳酸菌入りやクラフトコーラのグミが登場
「春日井製菓」から8月末に発売になったのが「つぶグミ乳酸菌ヨーグルト」。小さな粒タイプのグミで、カラフルな見た目もかわいいですね。シールド乳酸菌®が約100億個配合していて、美味しく乳酸菌も摂れるのがうれしいですね。
ヨーグルト、いちごヨーグルト、アロエヨーグルト、みかんヨーグルト、ピンクグレープフルーツの5種類の味が入っていて、いろいろな味が楽しめるのもいいですね。食べやすい小粒タイプなので、ついつい手がのびてしまいます。
9月5日（月）に発売になるのが「花の木一丁目 クラフトコーラグミ」。3種のスパイスとシチリア産レモンの果汁、バニラシロップを配合。素材本来の爽やかさ、甘さ、刺激をバランスよく感じる独自のブレンドレシピになっています。スパイスの特徴を引き出すため、二段階加熱製法で香り高く奥深いクラフトコーラの風味に仕上げられていて、大人も満足できるグミです。
春日井製菓：https://www.kasugai.co.jp/
【明治】「果汁グミダークチェリーミックス」が再び！
果汁100（生果汁換算比）、素材の色をそのまま生かしたグミキャンディー「果汁グミ」。1988年の発売から人気が続くベストセラー。様々なフルーツの味がありますが、昨年販売されて大人気だった「果汁グミダークチェリーミックス」が期間限定で再登場しています。
ダークチェリーを中心にミックスした果汁を使っていて甘酸っぱい味わい。もちっとしたし弾力食感もフルーティな味とマッチ。ダークチェリーの形もかわいいですよね。期間限定での復活なので、食べるなら今です！
9月6日（火）にリニューアル発売されるグミもあります。「コーラアップ」、「ラムネアップ」、「梅干しアップ」、「コーラアップザハード」の4種類。「コーラアップ」は1980年日本で誕生した初めてのグミなの、ご存知でしたか？どうりで懐かしく感じますよね。
このラインナップで個人的なオススメは「梅干しアップ」。見た目も梅干しのようなグミはハードタイプで、噛むほどに梅干しの味が感じられます。昔ながらのしょっぱい梅干しというより、塩分控えめの甘めの梅干しのイメージ。梅干し好きにはぜひ食べて欲しいグミです。
【カバヤ食品】アーティストのLiSAさんとコラボしたアイテムも
「カバヤ食品」から8月に発売になったのが、梨の食感を再現した「なし太郎グミ」。このネーミングと、“なし太郎”のイラストに心を掴まれました。かわいすぎる！パッケージの“地味にシャリシャリ”という文言にも惹かれます。
甘味料の一種「エリスリトール」をグミ生地に練りこむことで、本物の梨のようなシャリシャリとした食感を表現。さらに表面にも砂糖の粒をコーティングしているので、よりシャリシャリ感が楽しめます。そして、稀に入っているグミのレア型「激おこなし太郎」もぜひ探してみてください。
9月6日（火）発売になるのは、「ピュアラルグミ」の期間限定フレーバー「タルトチェリー」。アーティストのLiSAさんとのコラボ商品で、チェックの限定コラボパッケージもかわいいですね。フワフワ食感のグミとゼリーのようなプルプル食感のグミを合わせた“そとフワ、なかプル”の柔らか食感のグミ。食べる前からフルーティなタルトチェリーの香りが楽しめ、噛むたびにフルーツ感が広がります。
カバヤ食品：https://www.kabaya.co.jp/
とにかく、味も食感も形状も様々で、楽しみがいっぱいのグミ。お気に入りを見つけるのも大変なぐらい種類も豊富です。グミの日はもちろんですが、これからの行楽シーズン、グミの日でなくても、いろいろな噛み心地を体験してみてはいかがでしょうか。
取材・文／岡部礼子