元ラグビー日本代表・廣瀬俊朗さんが「良きパパ」として心がけていること

「良きパパ」は日頃、娘とどう接しているのだろう? 11歳の娘のパパ、廣瀬俊朗さんにお話を聞きました。

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娘と一緒に「オモロいことをしたい」だけです

「良きパパでありたい」と意識しているわけではありません

元ラグビー日本代表キャプテン 廣瀬俊朗さん
1981年生まれ。大阪府出身。慶應義塾大学、東芝ブレイブルーパス、日本代表とキャプテンを歴任。現役引退後はドラマ「ノーサイド・ゲーム」出演や、現在『news zero』キャスターなど幅広く活躍中。2児の父。


娘が小4の頃に「お風呂はひとりで入る」と言い出しました。「一緒に入ろう」と言っても「決めたから」と断られ、少し思春期を感じましたね。

でも、よく2人だけでSUPを楽しみます。娘から「やろうよ!」と声が掛かり、僕も「オモロいかも!」と。見事にハマりました。一緒にボードに乗り、パドルを漕いで海に出ると、2人とも“無になり、素に戻れる”。無我夢中で遊びます。学校とは全く違う、海の環境がいいのかもしれません。

目の前で一緒に体験し、一生懸命楽しむことが大事だと思っています。会話は少なくてもいいんです。「しなければならない」という日常のタスクから離れ、自然に触れる時間を共有する――だから父娘関係良好の秘訣なのかな?

でも今は仕事が忙しく、娘が「一緒に遊んでよ!」と怒っていて……。そのたび、笑ってごまかしています。

それに娘から「ゲーム買って!」といくら言われても、僕は「買わない」と言い続けています。だから「良きパパ」ではないかも(笑)。「良きパパ」って何でしょう? 娘と一緒にオモロいことができれば、それでいいんです。関西人ですから(笑)。

湘南の海で、ランニングやサイクリング、サーフィンなど堪能中。
昔は、貝集めや砂掘りで遊んでいた娘。今では一緒にSUPで遠くまで漕ぎだし、海に潜ってシュノーケリングでお魚ウォッチング!
廣瀬さんがキャプテンになったからこそ気づいた「相談されるということ」。変わりゆく時代に必要な「新しい関係性」を考えさせられる。人としてどうあるべきかなどが綴られた一冊。『相談される力』(光文社)

撮影/西 あかり 取材/東 理恵  ※情報は2022年9月号掲載時のものです。

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