シミやシワ、たるみなど年々悩みが増えていく大人肌。最近はそれらを解決すべく「美容医療クリニック」に通うことが広く一般的になってきました。とはいえ、まだまだハードルが高いのも事実……。そこで、大人が気になる「目の下のたるみ」を解決する施術を体験レポート。感想はずばり「もっと早くやればよかった!」の一言でした。ダウンタイムの様子なども赤裸々にお伝えします!
老け見えする原因は「目の下の隔膜と筋肉のたるみ&ふくらみ」
ある時から目の下にくっきりとあらわるようになったこの線。クマだということにしてコンシーラーで隠したりはしていたのですが、そう簡単には隠れず厄介な存在でした。
そして、私がこの線の存在をはっきり認識したのは、少し前にした運転免許証の更新で撮った写真です。5年の加齢は侮れないのはもちろんではあるものの……。できあがった免許証をみて「あれ?」と思ったのが5年前30代だったときに更新した免許証にはなかった目の下のこの線。しかもくっきり!老けて見えるのはこれのせいに違いない……と思うに至ったわけです。
原因は皮膚の老化と眼窩脂肪
そこで思い出したのがテレビCMや電車の中吊り広告で見かけていた「目の下のたるみ治療」というコトバ。さっそく専門家に相談してみることにしました。
クリニックでは先生が丁寧にカウンセリングをくださり、その結果「眼窩脂肪除去」が適応とのことでした。
原因は「眼窩脂肪」という目の下にもともとある脂肪が、加齢と共に「眼窩隔膜(眼窩脂肪を包む膜)」と「眼輪筋(目を閉じる筋肉)」がゆるむことによって押し出され、「たるみ・ふくらみ」として見えるようになるものだそうです。
いざ!施術レポート
カウンセリング後、実際に施術を受ける意思を告げ、別日に予約。施術後数日はコンタクトを入れられなかったり、3日間目の下にテープを貼って過ごす必要があるそうなので、私は金曜日の夜に予約。土日は家にこもって過ごし、月曜日はリモートワークにすればいつも通りの生活に支障がないという計算です。
腫れや内出血を抑えるサプリメント「シンエック」を2時間前に服用して、いざクリニックへ。ナチュラルハーブ「アルニカ(学名はアルニカ・モンタナ)」が成分です。
スポーツ選手がマッサージで使う「アルニカオイル」と同じ成分だと思うと、なんだか安心しました。
どんなことをした?
オペは、こんな方法で行いました。
- ベッドに仰向けに寝て、片目の目の下のまぶた周辺に麻酔注射をする
- まぶたの裏側の「結膜」を切除し、眼窩脂肪を押し出して取り除く
- 一度起き上がり、ふくらみなっていた眼窩脂肪がしっかり取れているかを起きた状態でチェック(場合によってはさらに除去)
→別の目も繰り返す。
所要時間は1時間半程度。痛みに弱い私はかなり怯えてしまったのですが、痛かったのは最初の麻酔の注射だけで、次第にうとうと……。少し寝てしまいました。
じつは私、とても怖がりで、歯科治療ではどんなに簡単な治療でも毎回意識をぼーっとさせてもらえる麻酔(笑気麻酔というそうです)してもらうほど。人一倍怖がりで痛がりなのです。
そんな私の怯える様子をみかねたのか、麻酔の注射のときに看護師さんが私の手をぎゅっと握っていてくれていて、そんな安心感もあり、眠ってしまうほどリラックスしたまま終了となりました。怯える必要はなかったです!
メガネをかけて電車で帰宅
その後、目の下に腫れ防止のテープを貼ってもらい、施術直後はコンタクトはいれられないとのことでメガネとマスクをして帰路につきました。なお、下を向いた時にフラフラする人もいるとのことで、車や自転車の運転は当日はNGとのことです。
当日の入浴はOK。顔を洗うのがちょっと怖いなと思っていたのですが、メイクは施術前に落としてスキンケアも済ませているため洗う必要がなく、心配は無用でした。
気になるダウンタイムの経過は?
私が気になっていたのは
- 施術は怖い?痛くない?
- ダウンタイムは辛くない?
の2点でしたが、結論からいうとどちらも大丈夫!ということで、時系列でダウンタイムレポートです。
施術当日の夜。このテープをあと3日貼って過ごすことに。「テープを貼っている」以外に目立った変化はなく、痛みや違和感は皆無でした。入浴や洗顔をしても剥がれることはありませんでした。
3日経ち、テープを剥がしてみました。黄色くなっているのは内出血です。内出血は重力で少し下に下がっている様子。この時点で目の下のふくらみがないのはおわかりでしょうか?それが嬉しくて内出血は気にならないほどでした(笑)
4日後。1日で黄色い内出血もだいぶきれいに。この黄色はファンデーションで隠れるレベルなので気兼ねなく出社。コンタクトの装着も再開できました。
5日後。黄色い内出血がほとんど消え、元通りの顔の色に。ダウンタイム中は目やにが出やすかったので、定期的にトイレなどでチェックするとよさそうです。
痛みは?
もう1つの懸念点の「痛み」は、まったくありませんでした。処方してもらった痛み止めは1錠も服用せず。あえて言うなら下を向いた時にちょっぴり痛い感じはありましたが、「痛いかも?」程度。こちらも心配無用でした。
1ヶ月後の状態と、不安や疑問の解決法
そして1ヶ月後に再び診察してもらい、治療は終了となりました。ここで再びビフォーアフターをご覧ください。
目の下のふくらみが忽然と消えました10歳は若返った気分に♡
オンライン会議中にたるみが気にならなくなり集中できるようになったもの嬉しい変化。
実は、今回のこの施術をするべく、美容クリニックを訪れたのは2軒目でした。最初にカウンセリングを受けたところでは、いわゆる3分診療で、「この施術が適用で費用はこれくらいです」という説明しかしてもらえず、なんだか怖いしと決心がつかずに退散……。
対して今回は、アットホームな雰囲気と信頼感が安心でき、私がなにかアドバイスできることがあったら信頼できるクリニックとの出会いが最重要ポイントとお伝えしたいと思うほどです。
ちなみに、今回はどんな質問にも丁寧に答えてくれたので、気になっていたことをさらに聞いてみました。
Q:「眼窩脂肪除去」をする人は多い?
A:最近増えてきた
以前は、「眼窩脂肪除去」は目の下のたるみやふくらみに悩んでいるという患者さんに解決法として医師から提案することが多かったものだったそう。対して最近は、テレビCMなどの影響で「眼窩脂肪除去」をしたいと、施術方法を指定してクリニックを訪れる人が多く、施術数も増えているそうです。
Q:目の下のたるみやふくらみは、今までのケア次第では防げていた?
A:あまり関係なし!
同じ歳でも、私のようなたるみがない人も一定数います。これまでのスキンケアや生活習慣でたるみや防げていたのかが気になっていましたが、答えはNO。あまり関係ないそうで、あくまで顔の形状や体質によるものだそう。
Q:たるみやふくらみが数年後に再発することはある?
A:ほぼなし!
ふくらんできてしまった脂肪を除去したものの、更なる加齢でまた再発してしまうのでは?というのが2つ目の疑問、そして不安でした。これに対するお答えもNO。一度で大丈夫だそうです。ほっとしますね。
こんな感じで、不安や疑問に対しても丁寧に答えてもらえ、何も不安がない状態で当日を迎えられました。私の目の下のお悩みはカウンセリングと施術&ダウンタイムで、実質1週間ほどですべて解決。結果に大満足しています。
「美容医療」というと、二の足を踏んでしまう方は多いと思いますが、信頼できるクリニックと出会えれば晴れやかな結果が待っているようなもの。ぜひ1歩踏み出してみてください!
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アヴェニュー表参道クリニック
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取材・文/小林 博子