今さら聞けない「GABA」って何?快眠できる理由と効果的な摂取方法を聞きました

「睡眠の質」について気になっている時に頼れそうな成分として知られている「GABA」。なんとなく睡眠やストレスによさそうなイメージがありますよね。しかしその実態はあまり知らないかも……そこで今回はGABA配合の「グリネルナイトコラーゲン」を販売する株式会社ファインの渡辺千晴さんに「GABA」について教えてもらいました。

GABAとは?なぜ眠れるようになるの?

GABAとは、人間の体内にあるアミノ酸の一種で、γ(ガンマ)-アミノ酪酸のこと。その「Gamma-Amino Butyric Acid」の頭文字をとってGABAと呼ばれています。読み方は「ギャバ」です。交感神経の働きを抑制する働きがあり、ストレスを緩和したり睡眠に入りやすい環境を整えてくれたりといったことが期待できます。

GABAは体内でつくることができるものですが、疲れていたりストレスを感じていたりすると、それを解消するために消耗してしまいます。すると交感神経が働きやすくなり、リラックスできず緊張状態が続き、交感神経が活発にある状態(興奮状態)で睡眠に入りにくくなってしまうのです。

そこで頼れるのがGABA。交感神経を抑制する働きにより、興奮状態を抑え、睡眠に入りやすい状態へつながることが考えられています。

「グリシン」との違いは?

ちなみに、GABAと似た成分で「グリシン」もあります。GABAは交感神経を抑えることで、主に睡眠に入りやすい状態へと促すのに対し、グリシンは体の中心温度を下げる働きがあるため、睡眠をより深い状態へ促す働きが期待できます。悩みに合わせて使い分けると良いかもしれませんね。

摂取するタイミングや一緒に摂るといいものなど、効果を最大限にするためのコツ

そんなGABAはどのタイミングで摂取するのが良いのでしょうか?

GABAは野菜や、発酵食品、発芽玄米など身近な食品にも含まれているため、バランスの良い食事を摂ることで日常的に摂取していると考えられます。GABAは体内でもつくられますが、生成にはビタミンB6が必要です。ビタミンB6はまぐろやレバーに特に含まれているため、それらの食材をバランスよく食べることが重要です。

その中でも自身の状況に合わせ、なんとなくイライラする、ゆっくり休みたい、と感じる場合に意識的にGABA製品を摂ると良いのだそう。

お話を伺ったのは
株式会社ファイン 研究開発部 主任
「機能性表示食品 グリネルナイトコラーゲン」など、睡眠の質(眠りの深さ・すっきりとした目覚め)の向上に役立つGABAを配合した商品を多数展開。

※上記はGABAに関する解説であり、掲載商品の効果・効能を保証するものではありません。

GABAを楽しく手軽に摂取できる食品

1.ホットもアイスも!一息入れたいときに「機能性表示食品 GABA配合ゆず茶」

「GABA配合ゆず茶」

「機能性表示食品 GABA配合ゆず茶」は大分県産のゆず皮・ゆず果汁を用いたゆず茶です。個包装タイプなのでお湯でも水でも炭酸水でもサッと溶かしてはちみつで上品な甘さを1杯ずつ楽しむことができます。1 杯あたりに28mgの GABAが配合されています。

「機能性表示食品 GABA配合ゆず茶」

2.甘すぎないから就寝前でも気兼ねなく!「GABA フォースリープ<甘さひかえめビター>」

「GABA フォースリープ<甘さひかえめビター>」

GABAと言えば、江崎グリコの赤いパッケージのGABA入りチョコレートをイメージされる方も多いのではないでしょうか。そんなグリコが今年2月に発売したのは、寝る前にも食べやすい甘さを控えた「メンタルバランスⓇチョコレートGABA フォースリープ<甘さひかえめビター>」。GABAを3粒に100mg配合しています。一口サイズ&甘さをひかえたビター味で、寝る前に食べることでリラックス効果が期待できそう!

「メンタルバランス🄬チョコレート GABA フォースリープ<甘さひかえめビター>」

3.毎日の食事に取り入れたい!「GABAしょうゆ」

「GABAしょうゆ」

GABAはお菓子や飲み物だけではありません。なんとGABAが多く含まれたお醬油もあるんです。「GABAしょうゆ」には小さじ1杯あたりにGABAが20mg含まれています。いつもの醤油と同じように使うだけでOK。GABAには血圧を下げる機能があると言われているので、血圧が気になる方の食事にもおすすめです。

「GABAしょうゆ」


なんとなく知っていた「GABA」について詳しく知ることができました。イライラや疲れ、そして睡眠の質について気になったらご紹介したようなGABA配合製品を摂取してみることで心身がラクになるかもしれません!

取材・文/松本果歩