第2子妊娠中・ノイハウス萌菜さん「子育ても仕事も大きすぎる目標は立てないようにしています」

ステンレス製ストローの製造販売をいち早くスタートさせ、日常に取り入れやすい環境保護活動を発信し続けるノイハウス萌菜さん。学生時代からずっと好きな日記を綴ることで自分自身と向き合う姿は、自分を信じる力の持ち方を教えてくれた気がします。
※掲載中の情報はVERY2022年11月号掲載時のものです。

こちらの記事も読まれています

▶︎ノイハウス萌菜さん「自発的にやりたいと思える方法で、ゴミを減らしていきたい」

ワンピース¥64,900(CFCL)ピアス¥55,000 バングル¥27,500(ともにエネイ/ショールームリンクス)その他本人私物

日記を見返すと、たいていの
悩みは1年後にはネタになるって
強い気持ちでいられます

過去の自分が背中を押し
てくれるのが日記の魅力

「まあ、なんとかなるでしょう」と新しい挑戦や選択をしてこられたのは、14歳から書き続けている日記のおかげかもしれません。恋がうまくいかない青春時代も、仕事の悩みに打ちひしがれる独身時代も、どんなに辛く大変なことがあっても、日記の中の私は長くて5年後には乗り越えて、次のステップへ進んでいる。良いときと悪いときを交互に繰り返す人生の波を知っているから、絶対大丈夫と自信のようなものが生まれるんです。日記を通じて発見だったことは、ロンドンで開催される自分がおもしろいと思った日記の箇所を読みあうイベントでのこと。他人の日記にかかわらず内容に共感でき、こう思っているのは私だけじゃないんだと心が軽くなるんです。母になると子ども一色になりがちですが、日記だけは私が私を知る場所として自分のことだけを綴り、そしていつか娘が読み返したとき、心が軽くなれる読み物になったら面白いのかもしれません。

ゴミを減らす行動は、生活を
豊かにする時間の使い方に繫がる

ゴミを出さないゼロ・ウェイスト活動を始めたのは、日本に来て、毎日出るゴミに疲弊したのがきっかけ。環境問題の観点からも活動は必要だと思いますが、私は自分が快適な生活を送る上でゴミを出さない選択肢が欲しいと思いました。例えば、パッケージに包まれた物を買うことは簡単だけれど、帰宅後に袋から出し、洗い、ゴミを分けて、ゴミの日にゴミを出す。そこに使うエネルギーと時間を、愛着のある容器を持っていって品物を選ぶ時間に割いた方が有意義なときもあるはず。毎朝飲むコーヒーも使い捨てのカップよりお気に入りのマグカップの方が美味しいですし、ゴミに割いてきた時間を少し変えるだけで、生活の質が変わるとともに自然と環境にも優しくなれているのかなと思うんです。今後もラジオやSNSを通じて生活が心地良くなるような環境保護活動の価値観もシェアしていきたいです。

子育てと仕事の両立に、目標や
戦略は立てないようにしています

会社員からフリーランスになった今、ラジオ収録や、環境保護活動の一環として始めたステンレス製のストロー販売を一人で行なっています。今に至るまで、ロンドンでゲーム会社の広告営業をしたり日本ではコンサルティングをするなど、興味のある仕事を選んできたキャリアがあります。それでも人生って思うように進まないものだと感じます。小さな目標を決めることは必要だけれど、将来のことなんてわからないから大きすぎる目標を立てて執着してしまわないようにと思っています。子育ての分担も、私は朝ラジオがあるから朝は夫、夜は私、と特に話し合ったわけではないのですが自然とそんな形になりました。会社員時代の環境のままだったら残業もあり、もしかして難しかったかもしれませんが、今は割とフレキシブルに動けています。2人目が生まれてまた両立に悩むことも出てくると思いますが、日記を読み返したり、大好きな香りもので気分を変えたりしながら、大丈夫、と私は私を信じています。

PROFILE
ノイハウス萌菜さん
のいはうすもな/サスティナビリティ・コンサルタント。使い捨てを考え直すことを発信する「のーぷら No Plastic Japan」主宰。ゼロ・ウェイストショップ「斗々屋」の広報、J-WAVEでラジオパーソナリティを務める。現在、2歳の女の子ママで、第二子妊娠中。

あわせて読みたい

▶︎東原亜希さんが家族写真をお披露目「最後の七五三は“王道の着物”で!」

▶︎カーボンニュートラルに向けて、わたしたち親子でできること

▶︎井浦新さん夫妻「ふたりの出会いから子育て観まで」インタビュー【VERYweb独占取材④】

撮影/佐藤航嗣〈UM〉 スタイリング/宮本祐希 ヘア・メーク/坪井茉衣良 取材・文/高橋夏果 編集/城田繭子
*VERY2022年11月号「ママですが、これが好き!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。