お菓子だけじゃない!中身まで可愛すぎる「缶ギフト」5選【コレクターが厳選】

見るだけで、ときめきが止まらない!とファンの多い「お菓子缶」の世界。中身の美味しさはもちろん、その見た目の美しさに、思わずコレクションしてしまう人も多いのでは?今回は、2023年1月25日発売の、お菓子缶研究科・中田ぷぅさんによる書籍『もっと素晴らしきお菓子缶の世界(光文社刊)』から、“中身も可愛いお菓子缶”を5つピックアップ!

開けて驚き!可愛すぎる「缶ギフト」5選

    見るだけで、ときめきが止まらな

    「カフェタナカ」のビジュー・ド・グラッセフリュイルージュ
    ※オンライン限定。夏季中心に年間を通じ、不定期販売。数量限定。
    「“素敵なお菓子缶”を語るうえで、もはや絶対に外せない『カフェタナカ』。2020年にオンライン限定で発売したお菓子缶は、中にジェラートが入っている。この斬新な発想。甘酸っぱいいちごとコクあるバニラを重ねたジェラートとコーラルピンク×ゴールドの缶が織りなす、華やかな調和。これほどまでにときめくフェミニンな缶があっただろうか。早いときは限定100缶が1時間もたずして完売する」(中田さん)

    見るだけで、ときめきが止まらな

    「ハラペコラボ」の宝石のカッサータ
    「シンプルな缶と中のきらびやかなカッサータが織りなす、絶妙なコラボ。あえてロゴが目立つようなデザインにはせず、カッサータが映えるよう、そして食べたあともずっと愛用していただけるよう、シンプルな缶を用いたという。この究極のシンプルな缶という結論に至るまでは、インスタグラムのストーリーズでフォロワーにアンケートを取ったり、何度も社内会議で話し合ったという。発売後1週間分の予約が数時間で完売したという」(中田さん)

    見るだけで、ときめきが止まらな

    「HAPPY SUGAR」のprecious チーズチーズ
    「そもそもケーキが入った缶というものは、あまりない。大阪製缶の既成缶販売部門である「お菓子のミカタ」という店を見つけて以来、チーズケーキを入れたギフトを作るのが夢だったという。2020年、夢が叶い、念願のオリジナル缶を作った。店のイメージカラーであるアンティークブルーを基調に、高級感あるゴールドで縁取り。縁取りには小さなエンボス加工を入れ、繊細さと華やかさをプラスした。絵柄は手描きの線画でチーズケーキとその素材をモチーフとした。新しいのにアンティークのようなレトロな味わいがあるところが魅力だ」(中田さん)
    ※ 2022年8月。新潟県村上市に起きた水害により店舗が甚大な被害を受け、余儀なく休業。しかし10月には予約販売できるまでに復活した。

    見るだけで、ときめきが止まらな

    「三島食品」のオリジナルギフトFURIKAKE
    「このクールな“ふりかけ缶”を見つけたのは、今から4~5年前。ふりかけ界の絶対王者『ゆかり®』を製造する『三島食品』が出しているのだが、なんと1997年からあるロングセラー商品だという。“ふりかけの持つ、既存の和風なイメージからの脱却”として顧問デザイナーから提案された商品であった。実はこの缶、『ゆかり ®』シリーズと横幅がぴったりで、食べ終わったあとは再度ふりかけの収納箱として使える。缶のサイズは意図したわけではなく、顧客からの声で気づいたそうだ」(中田さん)

    見るだけで、ときめきが止まらな大正14年から昭和初期まで白粉や香水、今でいう洗顔料のパッケージに使われた牡丹の花デザインをそのまま使用。

    「クラブコスメチックス」のクラブ ホルモンクリーム クラシカルリッチ
    「90年近く愛され続けるコスメ『クラブ ホルモンクリーム』。2014年、大正時代~昭和初期にかけて発売した商品の容器デザインをそのまま復刻させたクリームが発売された。見つけたときはその美しさに思わず息をのんだほどだ」(中田さん)

『もっと素晴らしきお菓子缶の世界 (光文社刊)』発売中!

とにかく、缶への愛がすごい。

とにかく、缶への愛がすごい。

缶コレクター・中田ぷうによる、めくるめくお菓子缶の世界が帰ってきた!

第一弾『素晴らしきお菓子缶の世界』からさらにパワーアップ! 缶の世界に魅せられて、集めに集め、追いかけまくり、さらにディープになったコレクションを一挙公開。
やっぱりかわいくて最強! な猫缶大集合から、人気の高い美術館・博物館の缶、美麗なアートとのコラボ缶、昔ながらのレトロ缶、おしゃれな海外缶、動物缶、あの武将までもが缶になって登場!?
いずれの缶もその誕生秘話や歴史、人気の秘密を紐解きます。
森永製菓、メリーチョコレートカムパニーなど老舗のお菓子メーカーに取材し、倉庫に眠っていた貴重なヴィンテージ缶も公開。
お菓子缶がたどってきた歴史までもがひとめでわかります。
眺めるだけで楽しくなる、素晴らしきお菓子缶の世界へようこそ!

中田ぷう (なかたぷう)
お菓子缶研究家・フードジャーナリスト。東京生まれ。
大手出版社勤務後、2004 年にフリーランスに。祖父に買ってもらった「CHARMS(チャームス)」の缶をきっかけに、以来 47 年間、お菓子缶を偏愛するようになる。所有するお菓子缶の数は 1000 缶以上。今は亡き祖父の部屋をお菓子缶部屋として使用させてもらっている。2021 年に前著となる『素晴らしきお菓子缶の世界』(光文社)を刊行。

缶専用インスタグラム:@pu_nakata_tin

著/中田ぷう 撮影/石田純子(光文社) 再編集/CLASSY.ONLINE編集室

※この記事は『もっと素晴らしきお菓子缶の世界』(光文社刊)を再構成したものです。