産婦人科医の母娘「ママに勧められ、中3からピルを飲んでいました」

女性のヘルスケア悩みを科学技術で解決しようというフェムテックの動きが活発です。一方で、性について子供とのコミュニケーションに悩む人も多いよう。女性学の先駆者である対馬ルリ子先生と娘の杏奈先生のお話を伺いました。

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母娘でフェムトーク、できてる?女性学の先駆者母娘と考えました

対馬杏奈先生(以下敬称略)小さい頃から家にデリケートゾーンコスメやジェンダーにまつわる本が当たり前にあって、自然に意識が育まれていたかも。私自身、中3から低用量ピルを飲み始めて体調も肌もすごく調子が良くなって、科学に上手に頼る重要性を感じたな。

対馬ルリ子先生(以下敬称略)ピルは私も50過ぎまで10年くらい愛用しました。避妊薬というより健康を守る側面が大きいから、PMSや生理痛、不順で悩んでいる人に取り入れてほしい。仕事柄、家庭でも生理や出産の話を普通にできる環境だったことも良かったわ。日本はどうしても性の話をタブー視する傾向が…女性ならではの健康課題も解決法がたくさんあるのになかなか広まらない。女性が自分の体について正しい知識を持って、構えず口にできる雰囲気ができると素晴らしいけれど。

杏奈ジェンダー意識の高いママの友達がよく家に出入りしていて、すごく影響を受けたの。思春期でかなり反抗した時期もあったけどママの友達にはずっと相談できていたし。

ルリ子荒れてたね。杏奈は中学の時は金髪で中高で2度も学校を辞めたよね。高3で医学部への進路に悩んだ時、夫がうっかり女の子なんだし無理しなくても、と言って激怒してね。すまなかった、と謝ってた。でもうちの場合は、実は夫の方が細やかに声をかけて歴代の彼とも食事に行ったりしていたタイプ。

杏奈女性だから我慢するとか「女だから○○」という時代ではもうないね。男性も同じ。

ルリ子そうね。人権やLGBTQの意識にも関わってくるけど親がまず子供に与えるべきは「自己肯定感」。自分は自分で良い、他と違っても良い、かけがえのない存在だと愛することができて初めて他者を大切にできるから。

杏奈自分を大事にすることが自分の心身を真剣に考えること、ケアすることに繋がっていくのね。美容や健康も、その一環。

ルリ子フェムテックを皮切りに、母娘で、さらに性別や年代も超えて話をしてほしいですね。

中3からピルを飲んでいました。ママに勧めてもらってよかった

ルリ子先生の次女で産婦人科専門医として大学病院と共に同クリニック勤務。若い世代の心身の相談にのりたいと意思を掲げティーンの患者さん多数。

産婦人科医 対馬杏奈先生 33歳

「女なんだから」と言ったパパと1カ月、口をきかなかった時期もあったね(笑)

対馬ルリ子 女性ライフクリニック銀座・新宿理事長。医学博士。日本のウィメンズヘルスケアの第一人者。コロナ禍の貧困やDV被害の支援活動も。

産婦人科医 対馬ルリ子先生 64歳

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