結婚したら「戸建てに住みたい」派が増えているワケ【読者カップル3名に話を聞いてみた】

「CLASSY.Couples」に代表される30代既婚読者の間で「戸建てに住みたい!」派が増加中。家で過ごす時間をより充実させたい、子どもが生まれた時に備えて、という気持ちが「戸建て志向」を後押ししているよう。戸建て購入を考えた時、最低限知っておきたいことをおさえておきましょう。

CLASSY.Couplesの間でも「戸建て希望」派が増えています

    「CLASSY.Couples

    1.BBQやヨガができる庭がある開放的なデザインハウスが理想
    「土地は陽当り重視で探しています。BBQやヨガができる庭も必ずほしい!アーティストとしても活躍する彼がドラムの練習ができる場所も作れたらいいな」(平井萌優さん 28歳・製薬会社勤務)
    「『オレンジハウス』などの話題のデザイン住宅メーカーや大手メーカーの住宅展示場にも足を運んだり、候補のエリアを実際に歩いてみたりしています。今は寝室にデスクを置いて仕事をしていますが、家を買ったら仕事部屋がほしいですね」(平井辰典さん 33歳・製薬会社勤務)

    「CLASSY.Couples

    2.住宅事情に詳しいぶん自分たちの家にも徹底的にこだわりたい!
    「今まさに土地を探している最中。彼が不動産関係の仕事で、素敵な家を建てた先輩の家に行く機会も多く、私自身も家のカタログを100冊以上チェックしているのでこだわりたいポイントはたくさん!タイルや間接照明を使い、北欧風インテリアにして、シアタールームや屋上もほしい!」(宇川美有紀さん  30 歳・メーカー勤務)
    「将来は宮古島など海の近くに移住するという夢もあるので、売却も想定に入れています。土地の資産価値をしっかりチェックして建てるつもりです」(宇川和志さん 30歳・メーカー勤務)

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    3.パントリー、WIC、各自の個室…二人の「ほしい」を叶えた家がいい
    「広いベランダや屋上があり、スタイリッシュな鉄筋コンクリート造の家がいいねと話しています。スッキリとした物の少ない空間を作りたいので、収納重視の私がほしいのはパントリーとウォークインクローゼット。一人の時間を大切にしたい彼が読書をしたりできる部屋もマスト」(柳沢遥さん 28歳・アパレルプレス)
    「理想は4LDK、都内にもお互いの実家にも行きやすい川口や浦和を検討中です。土地も見学しましたが、まずは将来の資金計画をしっかり考えたいです」(柳沢拓希さん 28歳・不動産会社勤務)

住宅のプロにお話を伺いました

コロナ禍を経て「戸建て志向」がより高まっています

コロナ禍を機に家で仕事をする人が増えて家で過ごす時間も長くなり、部屋数や広さを重視したり、家に求められる機能も多様化しています。庭にウッドデッキを設置して息抜きできるスペースを作ったり、一人になれる部屋を確保するといったニーズが実現しやすいのは戸建てのメリット。今の時代の志向を受けて人気も価格もゆるやかに上がっています。(住宅ジャーナリスト・山本久美子さん)

\教えてくれたのは/

住宅ジャーナリスト 山本久美子さん
『週刊住宅情報』『都心に住む』など住宅専門誌の副編集長を歴任。宅地建物取引士、マンション管理士、ファイナンシャルプランナー等の資格を持ち、現在は住宅メディアへの執筆や講演、『SUUMOジャーナル』『東洋経済オンライン』などでも連載記事を執筆している。

撮影/穂苅麻衣(BOIL) イラスト/green K 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc