還暦ビキニ越え⁉ 仁科亜季子さん(69歳)に「古希ビキニを依頼してみた」答えは?
女優・仁科亜季子さんは38歳で子宮頸がんを宣告されたのを含め、計4箇所のがんを経験。手術と治療を重ねながら今年の4月で70歳を迎えられます。美容クリニック通いを公にされる女優さんたちがほとんどいない中、インスタグラムでは美容情報やクリニックでのメンテナンスを発信。古希を迎えるとは思えないほどの肌の美しさとともに、そのオープンさも話題。そんな仁科さんが明かしてくれる美の秘密を紐解きます。
▶︎【女優・仁科亜季子さん】69歳でもたるみゼロ!特別画像集
《プロフィール》
1953年4月3日、東京都生まれ。1972年に銀河ドラマ『白鳥の歌なんか歌えない』(NHK)で女優デビュー。活動休止を経て、1999年に女優復帰。3月17日から公開中の映画『犬、回転して、逃げる』(シネ・リーブル池袋、シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開)に出演。
還暦ビキニならぬ「古希ビキニ」、背中だけだったら大丈夫かな(笑)
体型は本当に変わらなくて、20代の頃に着ていたジャケットは今でも着ています。40代後半の時には、今でも愛用している大好きなツイードジャケットを着てファッション誌に出させていただいたこともあるんですよ。 でも、週一のジム通いを含めて日々自宅でもこまめにトレーニングをしているのは、美容のためというよりも、健康維持のため。両親を見送った時に、年を重ねて老いるとはこういうことなのかなと痛感しました。頭がボケるのも困るし、体のほうもしゃんとしていたい。最後まで自分の足で歩いてトイレに行きたいし、自分の歯でご飯を食べたい。そういうことが切実に迫ってくる年齢になって本格的にトレーニングを始めました。 リビングに転がしているバランスボールに乗って腹筋したり、毎朝ストレッチポールに背中を乗せて背骨をほぐして、肩甲骨を広げたりもしています。おそらく持っている方が少ないのでは、と思うのがストレッチボード。これは洗面所に置いて歯磨きしながら、毎朝毎晩、足首やふくらはぎ、足の裏側を伸ばしています。 えっ、古希ビキニですか? 手術の大きな傷跡がお腹の真ん中にありますから、無理でしょう! まあ背中だったら大丈夫かな、なんてね。でもそんなの美STさんの冗談でしょう? (笑)
プチ整形を勧められても「まだ平気!」と抵抗しています
クリニックはメンテナンスで月に1回ぐらい通っています。私の場合、切ったり貼ったりの施術はやっていなくて、レーザーブライトニングやイオン導入といったダウンタイムがないもの限定です。 糸によるリフトアップは、それこそ主治医の先生に「やってみる?」と言われているんですけど「いや、絶対痛いでしょ」「まだ平気じゃないかな」と抵抗しています。でもヒアルロン酸とボトックスは医療行為として公認されているので、ちょこっとだけ入れてみたことがあります。自分としてはどこが変わったのかわからないし、子供たちからも「入れたかどうか全然わからない」なんて言われてしまいましたけどね(笑)。 あとは、ボイストレーニングの先生に「ウィ・ウィ・ウィと口角を上げるといいですよ」と教わったので、気が向いた時にやっています。日本語には口角を上げる発音がないため、日本人はほうれい線が深くなりやすいのだとか。ただ、このトレーニングをやりすぎたせいか、口周りに意地悪婆さんみたいなシワが出てきてしまって。ほうれい線を取るか口周りのシワを取るか? みたいな、究極の2択に迫られています(笑)。
仁科さんの美の秘密①3種類のサプリを欠かしません
欠かさず飲んでいるサプリがピュアコラーゲン SD、ワタナベオイスター、鮟鱇肝油。珍しい鮟鱇肝油はDHA・EPA、オレイン酸、バルミトオレイン酸、ビタミンA・D・Eが入っていて、それを聞くだけで体に良さそうじゃないですか?(笑)
仁科さんの美の秘密②プロテインを料理にも入れて普段使い
ペコちゃんのプロテインはネットで大人買いしています。甘いのが好きだし、ペコちゃん!というだけでテンションアップ。プロテイン&GABA スープも美味しいんですよ。乳たんぱく質を使っているのでシチューやホワイトソースの隠し味としてもOK。
仁科さんの美の秘密③コスメは「針美容」にハマっています
角層に美容成分がダイレクトに届くということで、針美容に注目しています。針美容を取り入れた画期的なV3ファンデーションで一躍人気コスメシリーズとなったV3や、V.O.Sシリーズが今のお気に入り。
特にV.O.Sのバイオ ナチュラル ファイバー マスクは、海綿を原料とした天然由来の美容針を300本も配合! 針の効果を最大限に高めてくれる特殊なセルロースが使われているので、一度使うだけで肌のハリ感に驚きます。
仁科さんの美の秘密④はちみつが大好き! 調味料にもこだわりが
大阪の茶葉専門店TEARTH のはちみつ紅茶は程よい甘さと香り高い紅茶のハーモニーでリッチな気分に。1杯で豊かなお茶時間を堪能できます。パンなどに塗ったり甘みを加えるのもはちみつが多いかも。お砂糖より罪悪感が減りますから(笑)。
また、キッコーマンの食べる調味料「サクサクしょうゆアーモンド」はご飯にかけるのもよし、炒め物、サラダ、豆腐などいろんな料理にトッピングすると違った美味しさを引き出してくれます。
仁科さんの美の秘密⑤クリニックでの肌診断を定期的に
定期的に通っているクリニックでいつも肌診断をしてもらっていて、画像データもいただいています。肌の水分量などはいつも90%前後と高数値なのが自慢! シミや隠れ肝斑などもチェック。
仁科さんの美の秘密⑥家では「ながらエクササイズ」を
バランスボールはリビングに置いているので、何をしていても目に入ります(笑)。目に入ったら最後、否応なしに「乗って腹筋しようかな」というスイッチが入ります。ストレッチポールは背骨に当てて肩甲骨周りをほぐしたり。ストレッチボード(右下)は角度が段階的に調整できて、洗面台の前に置いて毎朝毎晩乗っています。足首が硬いと転びやすいですし、ふくらはぎの血管ポンプ機能がうまく働かなくなるので、血行不良になりむくみや冷え性の原因に。足首やふくらはぎをストレッチすることによって全身がほぐれ、血行が良くなるんです。
仁科さんの美の秘密⑦子供たちが心の支え
息子の克基と娘の仁美がいたから今の私があります。子供たちとは孫を交えてしょっちゅう会っていて「元王子」の息子とお嫁さん、「今王子」の7歳になる孫と仁美は大切な宝物です。
仁科亜季子さんの美の格言
人生に大事なのは「5つの気」だそう。波乱万丈の人生を乗り越えてきた仁科さんならではの、力強いメッセージをいただきました。
▶︎仁科亜季子さんインタビュー第1回:子育てしながらのがん治療「病気より心配だったことは…」
▶︎仁科亜季子さんインタビュー第2回:結婚・引退を振り返る「女優をずっと続けていたら…と思うことも」
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撮影/来家祐介(aosora) ヘア・メーク/Hanjee(SIGNO) 取材/柏崎恵理 編集/永見 理