【老後資金は2000万円で足りる?】フリーランスで働く時に「知っておかないとマズイ」お金の話3つ

働き方の多様化、副業や兼業の促進化を経て、フリーランスに転身する人が増えています。フリーで働くためにはどんな準備が必要?どうやって仕事を獲得しているの?事情に詳しい識者と、当事者たちに話を聞きました。

フリーランスになる前/後に準備しておくべきこと

備えておくとよいポイントを改めてさんきゅう倉田さんに解説してもらいました。今話題のインボイス制度についても簡単に解説。自分の身を守るための知識を得るのも、フリーランスの仕事です。

    備えておくとよいポイントを改め

    3カ月分の生活費を貯金しておく
    「これは会社員・フリーランス関係なく、貯金は生活費の3カ月分はあると安心だと言われています。不測の事態が起きたとき、体調を崩すなどで収入が途絶えたときに、3カ月分あれば何かに備えられたり次の準備ができます」

    備えておくとよいポイントを改め

    銀行口座を3つに分け貯蓄しやすいシステムに
    「売上入金用、生活費用、貯蓄用と分けるとよいです。仕事の支出と生活費が混ざり合うといいことがありません。また貯蓄用の口座のお金は絶対に使わないと心に決め、生活費3カ月分を超えた分のお金は投資に回すことも検討を」

    備えておくとよいポイントを改め

    フリーランスは老後のための資金は2000万円では足りません
    「一時騒がれた2000万円問題は、会社員だった人が厚生年金月額20万円をもらえる前提での話。つまりそれより額が少ない国民年金を受け取るフリーランスはさらに資産が必要だと覚えておいてください。そのためにも資産形成を」

教えてくれたのは…

教えてくれたのは…
さんきゅう倉田さん(お笑い芸人・ファイナンシャルプランナー)

元国税職員。Twitterで発信される税やお金の話がわかりやすいと話題に。お金に関する講演会、執筆を行う。またこの3月に東京大学に合格。著書最新刊『フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話』(あさ出版)が発売中。Twitter@thankyoukurata

イラスト/Erika Skelton 取材/野田春香 再構成/Bravoworks.Inc