長かったマスク生活もひと段落しそうなこの春、ずっと隠していた部分が久しぶりに露わになるし、久々にメイクを楽しみたい気分。マスク前のメイクに戻さず、今どきメイクなんていいかも。そこで、SNSなどで話題の純欲メイクをしてみませんか？　若い世代でバズっているものの、実は40代こそお悩みレスキューが叶いながら、幸福感あふれる好印象美人になれるんです。人気ヘアメイク・ROIの室橋佑紀さんに、詳しく教えていただきました。

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純欲メイクとは？

「純欲（じゅんよく）」とは、中国語で「少女っぽさ、あどけなさ」という意味。中国のSNSで話題になり、どこかあどけない可憐な雰囲気と、大人っぽいツヤ感のにじむ色っぽさとが共存している、いいとこどりなメイク。カラーは全体的にピンクをメインに使うのが特徴ながら、「40代に備わっている大人っぽさを活かしつつ、ピンクの使い方や色選び、ツヤ感を足すことがポイント」と室橋さん。幸福感あふれるメイクは、マスクを外した今の気分にまさにぴったりです。

Method01．アイメイク

＜目元＞
まつ毛はブラックのマスカラを塗り、黒目の上部分だけ3～4本ずつピンセットでつまんで毛束感を出すと、少女っぽさの「純」を強調してよりキュートに。
下まぶたの目の際には、②のグリッターペンでキラキラと輝きをのせ、光を反射してツヤツヤに。純欲メイクのうるうるっとしたつぶらな目を演出。
④の黒のリキッドアイライナーで、まつ毛とまつ毛の間だけを点で埋めるように描き、目の淵・キワをグッと引き締めて目力アップ。
目尻のアイラインは跳ね上げるのが純欲メイクの特徴だけれど、鏡に向かって真正面に立ち、目の際の延長線上に向かって真横に引くのが40代の純欲メイクには最適解。③のダークブラウンのペンシルで可愛らしく奥行のある目元で印象度アップ。

肌に黄みが出やすい40代は、①の右下のブラウンで上まぶたを仕込んで陰影をつけておいてから、その上に⑤の真ん中のピンクのシャドウを目尻側にCで囲むので、まぶたの上で「ザ・ピンク」に浮きすぎず印象的になり、実用的かつトレンド感ある目元に仕上がります。

眉は、あまりくっきり目立たせず、自然なカーブを描き、自眉になじむ眉マスカラで整える程度に。

【使用アイテム】
①エクセル スキニーリッチシャドウ SR03 ￥1,650／常盤薬品工業
②ジルスチュアート アイダイヤモンド グリマー 03 ￥2,750／ジルスチュアート　ビューティ
③デジャヴュ ラスティンファインE 極細クリームペンシル ダークブラウン ￥1,320／イミュ
④ラブ・ライナー リキッドアイライナーR4 ブラック ￥1,760／ｍｓｈ

※その他の使用アイテム
⑤Dasique　シャドウパレット #04 パステルドリーム

Method02．リップメイク

＜口元＞
血色感のあるジューシーな赤系を選んで、色っぽく。⑦を全体的に塗り、綿棒で上唇の山の輪郭をぼかして線をつぶし、⑥のリップクリームでツヤ感をのせて際立たせ、いきいきと。光感のある柔らかでボリューミーなリップで、若々しくピュアな印象に。

【使用アイテム】
⑥リップセラム ¥1,650／ライスフォース

※その他の使用アイテム
⑦mude. グラッセリップティント 06　モーヴモア

Method03．ベースメイク

＜ベースメイク＞
何といってもツヤ命。ハイライトを駆使して、ピュアであどけない感じを演出。⑧の右下を、鼻根、鼻先、上唇の山の上、あご先、にハイライトとして入れる。この部分に繊細な光感を足すことで、顔に立体感が生まれ、若見え＆小顔効果も。下まぶたの下、チークの上にあたる部分にも、⑧の右上または右下をハイライトで入れて「純欲」のあどけなさを演出。

＜チーク＞
⑨⑩で頬骨を上辺とする逆三角形にチークを入れ、じゅわっと滲むような血色感を表現します。さらに、⑧の右上・右下のカラーをチークの上に重ねて、よりツヤ感アップ。ツヤを足す、操るのは、純欲メイクならではのポイント。

【使用アイテム】
⑧ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット 004 ￥6,050(2023年4月12日以降の価格)／パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン

※その他の使用アイテム
⑨NAMING. プラッフィーパウダーブラッシュ　HOLD
⑩AMUSE ソフトクリームチーク　sprinkles

Method04．保湿でデコルテもツヤ肌に

＜デコルテまわり＞
首や鎖骨周辺も、しっとりと潤わせて内側から輝くようなツヤ肌に整えると、よりメイクやファッションが映える顔に。さまざまな撮影で、室橋さんがモデルさんに必ず使っているのだとか。今回ツヤ肌重視の純欲メイクにもぜひ！

【使用アイテム】
ステムボーテ ローション 180ml ¥12,000／ステムボーテ

純欲メイクを画像検索すると、目元の色使いが際立っているものも多いですが、40代が持つもともとの大人っぽさを活かし、年とともに出てきた肌の黄み感を味方に使うのがコツ。目尻のアイラインの長さ、目元の深みなどで大人っぽさをキープしながら、ハイライトやラメなどを入れる分量を上記のように調節して、光感を上手に取り入れ若々しく。長かったカラーレスなマスク生活や、もう何年とおんなじなマンネリメイクを打破する機会に。“メイクアイテムが更新されてない”と感じたら、この春は流行りのラメなども使って、久々にメイクの楽しさを実感してみては。

教えてくれたのは

ROI 室橋佑紀さん
20代のアイドルやモデルからの支持も厚く、またトレンドを押さえているだけでなく、STORYでは大人の洗練顔やアラフォーならではの悩みも解決してくれる、ツヤ肌の持ち主の人気ヘアメーク。韓国コスメの知識も豊富！

Instagram @murohashi_____yuki

撮影／河内 彩　ヘアメイク／室橋佑紀（ROI） モデル／雅子（STORYデジタリスト）　取材／羽生田由香

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