プロが教えてくれた「洗濯」の“面倒くさい”を楽にするちょい技

お洗濯の“面倒くさい”を楽にするちょい技

日々繰り返される汚れを落とすという作業。「これをやる前にあれをやって……」と頭の中でシミュレーションしているうちに面倒くさくなって「明日にしよう」と先延ばしにしてしまうことはありませんか? ちょっとしたコツで家事はぐんと楽になりますよ。お洗濯もストレスフリーで片付けましょう!

“ちょっと面倒くさい”を減らして、洗濯時間を短縮しましょう

洗濯物の仕分けや、洗濯機や洗濯物についたニオイを取るのって、ちょっとしたことですが毎日だと本当に面倒なもの。時短でできる仕分けテクや、つけ置きしなくてもニオイがつきにくい方法を紹介します。

洗濯物は人ごとにネットに分ける!

家族が、それぞれ自分用のネットに洗濯物を入れてくれると楽ちん! そのまま洗濯機で洗うことができるし、干すときも人ごとにゾーニングすることができます。ほかの人の洗濯物と交ざらないので、収納も簡単!

身につけるものは各々ネットに入れてもらう

身につけるものは各々ネットに入れてもらう。

ネットごと洗濯機に入れられて、干すときもそのまま物干し場へ運べます

ネットごと洗濯機に入れられて、干すときもそのまま物干し場へ運べます。

靴もネットに入れて“洗濯&干す”で楽ちん

3COINSなどで販売しているシューズランドリーネットを使えば、靴をブラシで手洗いせずに洗濯機で洗うことが可能。そのまま干すこともできるので、ほったらかしできれいになります。

シューズ用ランドリーネットに入れたまま干す

汚れがひどい外履きなどは、さっと水洗いしてから洗濯するのがおすすめ。

長時間放置はダメ! 洗濯後はすぐに干す!

洗い終わった洗濯物をいつまでも洗濯機の中に放置しておくことはNG。雑菌やカビの発生につながり、洋服にニオイがつく原因になります。洗い終わったらできるだけ早く取り出して、干しましょう。

洗い終わったら早めに干す

ニオイがつくと取るのが大変! 早めに干すことが予防につながります。

洗濯機は中を空にしてふたは開けて通気性を保つ

洗濯機の中は雑菌やカビが繁殖しやすいため、ニオイがつくもとに。洗濯機を使わないときはできるだけ中は空にして、ふたも開けておくのがベスト。洗濯物は洗濯機の中に入れず、通気性のいい洗濯カゴに入れましょう。

洗濯機を使わないときはふたを開けておく

通気性を保ったうえで、月に一度は洗濯槽を洗浄するのがおすすめ。

教えてくれたのは

髙橋ゆきさん

髙橋ゆきさん

家事代行サービス「ベアーズ」の取締役副社長。家事代行サービスのパイオニアで、家事研究家、日本の暮らし方研究家としてテレビや雑誌などのメディアで活躍している。2015年には世界初の「家事大学」を設立、学長も務める。プライベートでは1男1女の母。


洗って干して、取り込んで、仕分けして、たたんで……お洗濯はとても手間がかかるもの。作業が多いからこそ、ちょっとしたコツで時短も可能です。気持ちよく晴れた日は洗濯をパパッと終えて、お出かけしたいですね。

Mart春号 掃除も洗濯もストレスフリー! ほったらかしと先回りで“ゆる家事”生活より

撮影/平林直己 取材・文/酒井明子 編集/富岡幸子