俳優・一ノ瀬颯さん「自信がないからこそ、努力が普通のこと」【プライベートで大切にしていることとは?】

大学の入学式に向かう途中でスカウトされ、俳優の道を歩き始めたという一ノ瀬颯さん。TBSドラマストリーム『私がヒモを飼うなんて』ではミステリアスな“ヒモ男子”役が話題に!インタビュー後半は、4月8日に26歳の誕生日を迎えたばかりという一ノ瀬さんの素顔にフューチャーしました。

――ドラマ『私がヒモを飼うなん

――ドラマ『私がヒモを飼うなんて』で一ノ瀬さん演じる「竹之内宗一」は、ヒロインのスミレを魅了する“年下のヒモ男子”というキャラクター。一ノ瀬さんご自身は、年上の女性についてどう思いますか?
この年になると、年齢ってあんまり関係なくなってきますよね。年上でも年下っぽい人もいるし、その逆もあるし…。昔から母親には「年上の方が合うんじゃない?」と言われています。自分としては、ある程度しっかりした子がいいなと思いますね。あとは色んな体験を一緒に楽しめる人。小学校の頃にボーイスカウトで山登りとかもしていたのですが、そういうちょっと疲れそうなこともノリ良く「いいね!」って付き合ってくれると嬉しいですね。逆に自分のことも「こんなことやってみようよ!」って誘ってくれたり連れ出してくれたら嬉しいです!

――スミレの憧れの相手であり、

――スミレの憧れの相手であり、ドラマのキーパーソンでもある「百合」のように仕事に頑張る女性についてはどうでしょう?
好きな仕事でバリバリ働いていたり、自分が好きなことに一生懸命取り組んでいる人ってすごく素敵ですよね。大学に入学する前、専門学校に通っていた時期があったんですが、そこでは自分の夢や目指す進路に向けて自分でお金を貯めながら頑張っている人達が沢山いて。ひとつのことを突き詰めているのってかっこいいし、自分にないところを持っている人ってやっぱりいいなと思います。

――大学の入学式に向かう途中で

――大学の入学式に向かう途中でスカウトされたとのこと。このお仕事を始める前はどんなふうに過ごされていたのでしょうか?
中高時代は受験もあってとにかく毎日勉強しかしていなかったです。専門学校に行っていた頃は、アルバイトもしていました。最初に選んだバイト先は牛丼屋さん!選んだ理由はシンプルで、一限の授業が始まる前、朝5時から働けるからです(笑)品出しのアルバイトも朝6時からしていました。大学に入学して『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の撮影をしていた頃は毎日4時起きだったし、そう考えるとなんだかんだ、昔からずっと朝は早いですね(笑)

――多忙で睡眠時間がとれないことも多いと思いますが、お肌がピカピカ!体型や肌などコンディションを保つためにしていることはありますか?
寝不足でも、比較的肌が荒れにくい体質は恵まれているかもしれません。ありがたいことにこの業界に入ってから“赤ちゃん肌”とか肌を褒めて頂くことが多くて。それならできるだけ良い状態を保ちたいなと思って、化粧水やパックだったり基本的なケアはしっかりするようにしています。あとは運動かな。一人で走ったり筋トレしたり…。忙しいと栄養バランスが偏りがちなので野菜やたんぱく質を意識して摂ったりとか。料理は今のところ、基本的なことくらいですが、ネギを細かく切ったり、食材を切るのは得意!最近はふわとろのオムライスを作れるようになりました!

――CLASSY.では「ウェル

――CLASSY.では「ウェルビーイング」(自分も周りも心地よく過ごすこと)という考え方を発信しています。一ノ瀬さんが普段の生活で大切にされている習慣ってありますか?
枕やマットレスはこだわりのものを使ったり、睡眠の質は大事にしています。あとは、お風呂上がりにボディクリームを塗ったり、ヘアオイルをつけたり、ストレッチやマッサージをしたりとか…。寝る前のルーティンが多くて、必然的にかける時間も長くなるんですよ(笑)!寝不足で早く寝たくても、一日の終わりにちゃんとリセットすると肌の調子が良かったりするし、その方が次の日にいいスタートを切れる気がして。睡眠時間を少し削っても毎日欠かさないようにしています。

――忙しい中でも、ストイックですね!
自分で自分を甘やかす、という感じがよくわからなくて。自分なりにコンプレックスもありますし、自信がないことが多いので“努力で補う”というのが昔から当たり前になっているのかも。一生懸命に努力してもうまくいくこともあれば、そうでないことも多々あって、そこでまた努力を続ける、というか。努力グセがついてしまっているんですかね(笑)周りから「ストイックだね」と言ってもらえることで自己肯定感に繋がったりもするので、それでバランスをとっている面もあるかもしれないですね。

――俳優歴も5年目を迎えられま

――俳優歴も5年目を迎えられました。目標とされている俳優さんはいらっしゃいますか?
「テッパチ!」で共演させていただいた町田啓太さんは、役者としても人間としても尊敬している憧れの存在。性格、話し方、所作、動き、一挙手一投足が常にカッコ良くて…!プライベートでもご飯に連れて行ってくれたり、人柄も紳士で優しいんです。あとはコメディも好きなので、ムロツヨシさん、佐藤二朗さんも憧れます。今回のヒモ役もそうですが、毎回ガラッと違う人物になれるのがこの仕事の面白いところ。これからも幅広い役柄に挑戦させていただくのが楽しみです!

◆PROFILE

1997年4月8日生まれ。東京都出身。2019年、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にて、主役のコウ/リュウソウレッド役で俳優デビュー。出演作は、ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』『テッパチ!』『Get Ready!』など。TBSドラマストリーム『私がヒモを飼うなんて』(TBS 火曜・深夜24時58分〜)に竹之内宗一役で出演。

◆TBS深夜ドラマ枠ドラマストリーム『私がヒモを飼うなんて』

ランジェリー業界を舞台に “ヒモ“のように複雑に絡み合う恋模様を描く “ビターで大人なラブストーリー”。TBSとマンガボックスが共同制作している完全オリジナル漫画「私がヒモを飼うなんて」(通称「わたヒモ」)を実写化。主人公の蒼井スミレは、デザイナーの彼氏とアパレルブランドのパタンナーの職を一度に失い、傷心のさなか「アン・リス」のランジェリーと出会い一念発起。ランジェリーデザイナーという新たな夢に向かって邁進していく。そんな中、ある雨の日に宗一と出会い惹かれていくが、彼にはある秘密があって…。主人公の蒼井スミレを演じるのはTBS連ドラ初主演となる井桁弘恵。スミレが惹かれていく年下の“ヒモ男子”竹之内宗一を一ノ瀬颯、スミレを一途に思い続ける犬系“幼馴染男子”桐谷森生を西垣匠、スミレの憧れの女性であり本作のキーパーソンとなる叶百合をトリンドル玲奈が演じる。

【衣装】カーディガン¥189,200シャツ¥95,700パンツ¥400,400シューズ¥84,700(すべてMARNI/マルニ ジャパン クライアントサービス)
撮影/須藤敬一 ヘアメーク/川村友子 スタイリング/齋藤良介 取材/塚本桃子 構成/鈴木日向(CLASSY.編集室)