女優・吉川愛さん「お昼の休憩時間はイヤホンをしてアニメを見ながらごはんを食べます」!?【特別インタビュー】

自らの考えをしっかりと話す姿勢は、きっと日々自問自答しながら仕事に向き合っている表れ。オフはインドア派で窓を網戸も含め拭いていたりと(!)意外な一面も語ってくれて、演技の幅は人としての幅なのだなと感じました。

自分がしたいと思うことをしている人。そういうカッコいい30代になりたい。

ジャケット¥520,300スカ

ジャケット¥520,300スカート¥124,300(すべてトッズ/トッズ・ジャパン)ブレスレット¥1,278,000ピアス¥979,000ゴールド太リング¥495,000ゴールド細リング¥231,000シルバーリング¥605,000(すべてFRED)トップスはスタイリスト私物

仕事もプライベートも、完璧にしすぎない、を意識して

毎日を無理なく過ごすために心掛けているのは、完璧にしすぎないこと。元々、完璧主義ではないのですが、完璧にやりたい・しないといけないと思うタイプでした。一人暮らしを始めた頃は、今日は窓拭き、明日は…と、自分にタスクを課して完璧を追求していました。でもそれだといつか爆発しちゃう気がして、徐々に〝程よく〞を意識するようになったんです。「今日できなかったら明日やればいいか」とか「窓拭きもサーッと丸く拭くだけでOK」と、とにかく程よく。

あとは、ひとりの時間を作ることも重要です。現場でも、お昼の休憩時間はイヤホンをしてアニメを見ながらごはんを食べます。私としては話しかけられてもいいのですが、周りから見たら完全にシャットアウトしてる感じで、話しかけにくいかもしれません…(笑)。でも自分の好きなことに没頭するこの1時間が本当に貴重なんです。ずーっと笑顔ではいられないから、せめて1時間でも自分が自分に戻れる時間を大事にしたい。プライベートでもひとり時間を持つようにしていて、家でお気に入りの紅茶を淹れて、アニメを見ながら愛犬のお世話をして、洗濯して…と自分のペースで過ごすことが楽しいし、リフレッシュにもなっています。

30代になったら人に何と言われようがコレが好き、と言える人に

素敵だなと思うのは、自分がしたいことを実現している大人。20代は苦手なことでも挑戦しなければならなかったり、我慢しなければいけないこともあると思うんです。そういう経験を経て、仕事でもプライベートでも自分がやりたいことを叶えている大人はカッコよく見えます。周りになんと言われようと「自分が好きだからやってる」と胸を張って言えるのは素敵だし、私自身もそんな30代になりたい。
憧れる女性は事務所の先輩でもある天海祐希さん。子どもの頃にスタジオの廊下でお会いして、初めて女性に対してカッコいいと思った瞬間は今でも鮮明に覚えています。纏うオーラも立ち居振る舞いもすべてがカッコよくて、ずっと憧れの存在で、天海さんのような自立した大人になることも目標です。

5年後は…結婚しているのが理想なのですが、無理な気がするので(笑)。思い描くのは、役者をしながら、別ジャンルの仕事も並行してできていたらいいな、ということです。今は、ひとつの仕事に縛られなくてもいいし、新しいことに挑戦しやすい時代だと思うんです。起業した友人の話を聞くと、「私も想像を現実に変えられるかも」とワクワクするし、刺激になる。役者は続けつつ、自分のやりたいことや好きなことも実現していきたいです。

愛犬&愛猫とのんびり過

愛犬&愛猫とのんびり過ごす時間が最強の癒しです♡
インドア派なので仕事以外の時間は家で過ごすことがほとんど。旅先で買った茶葉で紅茶を淹れたり、アニメを観たり。トイプードルのセナくん、ミニチュアダックスフンドのピオニー、ポメ×パピヨンミックスのロム、ハチワレのレグさんたちのお世話をしながらのんびりすることが最強の癒しです。心地よく生きるためには、周りを気にせず自分のペースでいられる時間が大切だと思っています。

吉川愛さん
1999年生まれ。東京都出身。幼少期から活動をスタート。以来、数多くの映画やドラマ、CMで活躍。ディズニー・アニメーション「ラーヤと龍の王国」では主人公ラーヤの日本語吹き替えを担当、映画『ハニーレモンソーダ』でヒロインを演じ、第45回日本アカデミー賞新人賞を受賞。2023年もテレビ朝日「やっぱそれ、よくないと思う。」、WOWOW連続ドラマ「W フィクサー Season1」など立て続けに出演。ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ/毎週月曜21:00~)では滝川愛梨役を演じる。

撮影/土山大輔〈TRON〉 ヘアメーク/窪田健吾〈aiutare〉 スタイリング/倉田 強〈tokyoMATTo〉取材/坂本結香 撮影協力/バックグラウンズファクトリー 再構成/Bravoworks.Inc