夏は夜も楽しい!ハウステンボスのナイトショー&花火で特別な体験

ハウステンボスの「光と運河のサマーフェスティバル」

いよいよ夏休み。これまで以上に家族でのお出かけにも気合いが入る時期。ちょっと遠出して夏しかできない体験をするのもいいですね。長崎県にあるハウステンボスでは夏季限定イベント「光と運河のサマーフェスティバル」を開催。とっておきの夏の夜が過ごせます。

一面に広がるひまわり畑でヨーロッパの田園に来た気分

九州屈指の観光スポット・ハウステンボス

九州屈指の観光スポット、ハウステンボス。ヨーロッパのような街並みに四季折々の花が咲き、夜にはイルミネーションが楽しめます。春のチューリップが有名ですが、夏のひまわり畑も圧巻。一面にひまわりが咲き誇り、ヨーロッパの田園風景のような空間は非日常を味わえます。

風車の周辺に広がるひまわり畑はすべてがフォトスポット。風車とひまわり畑が織りなす風景や、ひまわり畑の中でブランコに乗って写真が撮れる「フラワーロード」には「サンフィニティ」というひまわりが咲いています。でも、まずは五感でこの風景を感じるのがおすすめ。これだけのひまわりに囲まれる経験はなかなかできません。夏の匂いを感じながら、ひまわりと触れ合えるなんて贅沢!「アトラクションタウン」の「バスチオン」には「ビンセントオレンジ」というひまわりが咲いていて、様々なアトラクションを楽しむ道中でもひまわり畑を堪能できます。頭上に約700本の傘のひまわりが咲く「アンブレラストリート」も必見。さらに「アムステルダムシティ」の「花の広場」にも「サンフィニティ」が咲いています。また、ショッピングストリート「パサージュ」もひまわりを中心とした夏の花で飾られていて、フォトスポットとして絶対抑えておきたい場所です。レストランやカフェでもひまわりがモチーフになった夏スイーツが登場していたり、「アムステルダム広場」のプロジェクションマッピングでもひまわりなどの夏らしい演出が行われたり、とにかく、ハウステンボスはひまわりがいっぱい。暑さがイヤになることが多いですが、これだけの美しいひまわりを見たら、気分が上がりますね。

夏といえばプール!シャンパンバーもオープン

ハウステンボスの「ガーデンプール」

夏のレジャーといえばプールは欠かせません。ハウステンボスにはヨーロッパの街並みを眺めながら楽しめる「ガーデンプール」があります。

開放的な空間にウォーターキャノンが打ち上がり、子どもだけでなく大人も思わず声を出して盛り上がってしまいます。水着やタオル、浮き輪などはレンタルもあるので、現地で急にやっぱりプールで遊びたいと気分が変わってもOK。浮き輪は種類も豊富なのでレンタルがおすすめです。小さい子どもが一緒なら「キッズプール」へ。ちゃぷちゃぷと水が噴き出す噴水ゾーンや、未就学児でも遊べるベビープール、小学生以上が楽しめる子ども向けエアースライダーもあって、小さい子どももプール遊びが楽しめます。小学生以上ならメガスライダーもおすすめ。身長120㎝、体重20㎏以上という利用制限をクリアしていれば、高さ約10m、全長約70mのロングスライダーをぜひ体験してみて。滑り降りたゴールではスプラッシュが。スピード感とスリルで特別な爽快感を味わえます。また、今年初登場した「シャンパンバー~アートガーデンカフェ&バー~」も要チェック。こちらはプールサイドにありますが、プールに入らなくても利用できます。シャンパンバーというと大人が過ごす空間というイメージですが、ノンアルコールカクテルやソフトドリンクもあり、家族で利用できます。子どもにとってはちょっと大人な体験ができるかも。

光に包まれる夜のハウステンボスを体験

ハウステンボスの「スペクタクルランタンナイトショー」

せっかくの夏休みだから、夜のイベントもぜひ体験したい!9月10日(日)まで毎日「光と運河のサマーフェスティバル」が開催されています。注目は「スペクタクルランタンナイトショー」。運河テラスバルから観覧できるイベントで、ランタンとプロジェクションマッピングで幻想的な雰囲気をつくり出します。

単なる光の演出ではなく、物語に沿って進んで行くナイトショー。詳しいストーリーはネタバレになってしまうので控えておきますが、ハウステンボスの街並みの中ということもあって、特別な演出に引き込まれ没入感を体験できます。世界初、水上で夜空に舞うランタンとプロジェクションマッピングが合わさって、息を飲む美しさ。物語の中に入ったような不思議な感覚に陥ります。この「スペクタクルランタンナイトショー」は運河テラスバル周辺で観ることができますが、せっかくなら特別観覧席をキープするのもおすすめ。園内に運河が流れるハウステンボスならではの観覧なら「ゴンドラ プレミアムコース」(¥5,000/1名)。水上をゴンドラで周遊し、まずはライトアップされたヨーロッパの街並みやイルミネーションを見学。それからステージの真正面にゴンドラを止めてランタンナイトショーを臨場感溢れる場所で体感できます。こんな特等席で見られるのはなかなかない経験。夏の特別な体験として家族で楽しむのもいいですね。視界を遮るものがない場所でゆっくり観覧するなら、1階のテーブル席がおすすめ。1卓¥4,000で利用でき、4名までOKなので家族でゆっくり座って観覧できます。また、運河テラスバルのフードやレストランでテイクアウトしたフードを食べながらショーを見ることができるのもうれしいですね。フードやドリンクがあるとさらに気分も高まります。「スペクタクルランタンナイトショー」のラストには花火が上がり、最後まで雰囲気を盛り上げてくれます。また夏休み期間中の土日と8月11日(祝・金)~16日(水)は「サマーナイト花火」が打ち上がり、園内のどこからでも花火を見ることができます。花火開催日は花火特別観覧席(¥1,000~)や花火観覧クルーズなどもあり、楽しみ方が広がります。また、9月10日(日)まではナイトプールも行われているので、プールから花火を楽しむこともできます。子どもも一緒にこんなにゆっくり花火が見られる機会はなかなかないのでおすすめです。

「THE ドラえもん展 NAGASAKI 2023」も必見

ハウステンボスで「THE ドラえもん展 NAGASAKI 2023」開催

©Fujiko-Pro

夏休み期間中にハウステンボスに行くなら、もう一つ見逃せないイベントがあります。敷地内にある「パレス ハウステンボス」で開催されている「THE ドラえもん展 NAGASAKI 2023」です。2017年に東京でスタートし日本全国を巡回している展覧会で、九州初開催。国内外で活躍するアーティストの方々が様々な発想や技法でドラえもんの世界観を表現したアート作品が並びます。

参加しているのは村上隆さんや蜷川実花さんら日本有数のアーティスト。ほかでは見ることのできない新しい境地のドラえもんたちに出会うことができます。ドラえもんのファンはもちろん、50年以上も愛されてきたドラえもんのちょっと違った現代アートに親子で新しい発見ができるはず。展覧会にはショップも併設されていて、展示作品をモチーフにしたグッズなどが並びます。ここでしか手に入らないものばかりなので、ぜひチェックしてみてください。お土産探しにもいいですね。

昼も夜も楽しめるハウステンボス

この夏ならではのイベントやプログラムがたくさんあるハウステンボス。日帰りで楽しむのもいいですが、オフィシャルホテルに滞在してゆっくり遊ぶのもおすすめ。思い切り遊んだ後はハウステンボス温泉でゆっくりするのもいいですね。スペシャルな体験をしにハウステンボスに訪れてみてはいかがでしょうか。

©ハウステンボス/J-20831

ハウステンボス:https://www.huistenbosch.co.jp/

取材・文/岡部礼子