まさかオーガニックコスメをコンビニで発売するという衝撃…【今月のウェルビーブランド】

編集室長・水澤が毎月気になるウェルビーブランドに注目して、その成り立ちや背景、理念までリサーチする連載。今月はオーガニックコスメをコンビニ販売するという大ニュースで業界を激震させたミティア オーガニックの企画開発に携わる倉田翔子さんにインタビュー。

今月のウェルビーブランドは…「Mitea ORGANIC」

肌を底上げするプレステージ並み

肌を底上げするプレステージ並みの機能性をコンビニ価格で実現
スキンケアの本質に立ち返り、水とオイルにこだわったシンプルな肌へのアプローチにも、ブランドの本気を感じます。〈上から時計回りに〉ホワイトニングセラムローション(120㎖)¥1,991クレンジングセラムオイル(120㎖)¥1,848アクアセラムウォッシュ¥1,188リンクルセラムオイル(50㎖)¥1,991(すべてミティア オーガニック)

【Mitea ORGANIC】
「コスメキッチン」を手掛けるマッシュグループとファミリーマートのコラボレーションから生まれたスキンケアブランド。どんな方にも親しみやすく、リーズナブルで高品質なオーガニックコスメをきっかけに、環境やサステナブルへの関心を広め、ウェルビーイングなライフスタイルを提案することを理念に掲げています。

ミティア オーガニックの企画開発に携わる倉田翔子さんにインタビュー

水澤:まさかオーガニックコスメをコンビニで発売するなんて衝撃でした!どんな経緯でスタートしたんですか?
倉田:ブランド立ち上げのミッションとして「オーガニックな製品や自然と共存していくライフスタイルを広める」というのが第一にあったんです。そしてサステナブルを打ち出す企業の中で「売り場を通して家族や地域コミュニティを大切にする」という独自のサステナブルに取り組んでいるファミリーマートさんとなら一緒に実現できると考えたんです。
水澤:店頭の什器も可愛くて印象的ですよね。
倉田:コンビニは他の弊社商品とは輸送や流通が異なり、その中で多くの資材の廃棄が発生していました。そこで一つ一つ環境負荷の少ないものへと見直し、パッケージをミニマムにしたり素材もサステナブルなものへ。ただ私たちはそういった理念だけでなく、コスメそのものの使用感や効果でもしっかりインパクトを感じていただけるものを目指しています。
水澤:そもそも全商品が2千円以下のコンビニ価格でオーガニックというのもスゴいのに…!
倉田:化粧品に携わった18年間で様々なコスメ開発を手掛けてきたんですが、この「ホワイトニングセラムローション」はプレステージ並みの高価格ローションを作るつもりで開発に挑みました。植物エキスの力で肌がきれいになっていく機能性と効果をしっかり実感してもらえるよう130回もの試作を重ねて完成したものなんです。はっきり言って原価は高いです!(笑)それでもオーガニックコスメをまだ使ったことがない方の〝ファーストオーガニック〟になれるよう企業努力を続けています。
水澤:コンビニってスペースが限られていますよね。ラインナップも難しそうですが、リップとかふき取り化粧水とか意外なような…?
倉田:幅60㎝というスペースにコスメを展開するにあたって、ミティア オーガニックが打ち出す肌構造に本質的に重要な「水とオイル」にこだわったラインナップになりました。そしてリセットセラムリキッドを入れた理由は、コロナ禍の昨年スタートしたブランドなのもあり、マスクによる角質肥厚をしっかりオフして、水分とオイルを入れるというミティア オーガニックのスキンケア理念に沿ったもの。またスキンケアアイテムの中にリップを展開したのは、脂腺がない唇にこそ、オイルにこだわったリップが必要と考えたからなんです。
水澤:今後も商品は増えていきますか?
倉田:この春登場した「アクアセラムウォッシュ」のように納得のいくものが完成したら徐々にラインナップに加えていきたいです。最近はリピーターさんも増えてきているので、本当にいいものをストイックに作らないとって思っています!植物のエキスを使い重ねることで肌がきれいになって心まで豊かに。さらに環境や地球にもいい循環を作っていけたらと思います。

【Mitea ORGANIC】エシカル商品の特徴

    水澤:まさかオーガニックコスメ

    「年齢を重ねると老化する」常識を覆す〝逆齢植物〟であるブナの木成分を配合
    自然界には年齢を重ねるほど生命力がアップする生き物が存在します。そんな「逆齢植物」に注目し研究を重ねた結果、たどり着いた「オーガニックブナエキス」が共通成分として配合されているんです。

    水澤:まさかオーガニックコスメ

    輸送箱がそのまま店頭の什器になる!無駄を省いて世界観が伝わるものへ
    店舗への輸送時に外箱が無駄にならないよう、輸送箱がそのまま店頭に置かれる什器として使用できるデザインに。さらに素材もFSC認証紙やバイオマスインキを採用して環境保全に貢献しています。

撮影/五十嵐 洋 取材/佐藤かな子 再構成/Bravoworks.Inc