【9.1は防災の日】人気防災アドバイザーに聞く本当に役立つ防災グッズ
今年は関東大震災からちょうど100年の節目の年。災害大国とされる日本では、日ごろから各家庭での備えが欠かせないと言われ続けています。それでもまだまだ対策に不安のある家庭が少なくなく、そもそも何をどれだけ備えておけば良いのかわからない…といった声が多いのも事実。
9/1(金)「防災の日」を前に行われたAmazon主催の防災セミナーで、防災アドバイザーとして各種メディアで活躍されている岡部梨恵子さんに、本当に必要で役に立つ防災グッズ選びのポイントを教えていただきました。リアルなお役立ち情報が満載なので、すでに対策済みという方も今一度チェックしてみてくださいね。
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目次
- いざという時に本当に役立つ防災グッズ選びは家庭ごとのカスタマイズがポイント!
- 年に一度は防災の日に向けて備蓄品の見直しを
いざという時に本当に役立つ防災グッズ選びは家庭ごとのカスタマイズがポイント!
まず、過去には被災から一週間経っても救援物資が届かない避難所もあったといいます。そこで行政まかせにせず、在宅避難できるよう水や食料、日用品などの消耗品は最低でも一週間分は備えておく必要があるそう。値上げの悩みも尽きない今、ローリングストック方式で日常的に上手に消費しつつ備蓄できるとコスパが良くていいですね。
そんなストック食品として紹介されたこちらは、温かいカレーライスや牛丼、シチュー&ライスが火も水も使わずに調理できるので、ライフラインの供給が途絶えたときに重宝します。常温で長期保存できる優れもの。
ですが、岡部さんによれば「(すぐに消費してしまうので)ストックにならないくらい、おいしいんですよ(笑)」。
次に教えていただいたのが非常用トイレの大切さ。
被災時にトイレを流すのにお風呂の残り湯を活用するという話もよく聞きますが、実はこれはNG。配管が破損している可能性もあるので、安全性が確認されるまでは水を流さないのが鉄則です。
そこで活躍するのがこちらの非常用トイレ。
先述の通り、最低でも1日5回×人数分×1週間分は備えておきます。
今やライフラインの一つと言えるスマホの機能を確保し、真夏や真冬の厳しい季節対策として扇風機や電気毛布などが使えるように、このくらいの容量の電気の備蓄が必要不可欠とのこと。
電力なしで暖をとるにはこちら。
そして乳幼児がいる場合は特に注意が必要です。
小さい子どもは非常時でも口に合わないものは受け付けないので、日ごろから食べ慣れた好みの味を備えておきたいものです。
盲点だったのが、被災のショックで母乳が出なくなる場合に備えたミルクや、普段は外れていたとしても念のためのおむつ、ママの両手が使えるようにおんぶ紐・抱っこ紐など。さらにできる限り子どものストレスを軽減させてあげられるようなぬいぐるみや絵本、遊べるものと、暇つぶしにお菓子を食べることが想定されるのでペーパー歯磨きなども忘れずに準備しておきたいですね。
その他ペットを飼っている家庭、高齢者のいる家庭…と家庭ごとに必要なものも違ってくるので、webで入手した備蓄品リストなどをニーズに合わせてカスタマイズすることが、いざというときに本当に役立つ備えのポイントです。
年に一度は防災の日に向けて備蓄品の見直しを
今回現場に即した貴重なお話を伺い、ある程度対策できているつもりでも、もしもの時に本当に役立つかという視点で改めて見直してみる必要があることに気づかされました。その際にはローリングストックをはじめとする今注目の備えない防災「フェーズフリー」の実践を心がけていきたいと思っています。キャンプ用品も大いに役立ちそうです。
それと最後に女性に向けてアドバイスを求めたところ、「非常時はさまざまなリスクが考えられることから、防災グッズはファッション性より実用性を優先して選ぶことが大切」とのことでした。
時間に余裕のある時に、なんて思っているとなかなか行動に移せないもの。これを機に少なくとも年に一度、防災の日に向けた備蓄品の見直しを習慣づけていきたいと思いました!
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取材・文/市川麻子
※掲載の情報は取材時点のものです