アンチエイジングには未病がカギだった!?毎日続けることで健康な体を目指そう。

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30代を過ぎた方は、同年代でも見た目の年齢に差が出てきたと感じていませんか? いつまでも20代のような若々しさをキープしている人を見ると、どんなケアをしているのか気になりますよね。

実は、アンチエイジングには「未病」がカギになっています。今回は老化に関係する未病の症状や原因、具体的なケア方法を紹介します。アンチエイジングをしたい人は、ぜひ参考にしてくださいね!

目次

  • 未病とは?
  • 未病をケアし、アンチエイジング
  • 未病対策には漢方薬もおすすめ
  • 未病ケアで加齢に負けないからだに

未病とは?

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ここでは、30代以降の女性の未病について説明します。

【1】30代以降の未病とは?

「未病」とは、東洋医学独自の考え方で、病気ではないが心身に不調が起きている状態です。
未病を放置すると、心身の状態は健康からどんどん遠ざかっていき、最終的には重い病気になってしまうことがあります。

また、未病は、外見やからだの老化に影響することも。30代以降も健康に美しく過ごすためには、未病のケアが重要なのです。

【2】未病の症状とは?

以下は、30代以降の女性によくみられる未病の症状の一例です。

  • 倦怠感
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 胃腸機能の低下
  • めまい
  • 不眠
  • やる気の低下
  • 肌荒れ
  • 冷え症
  • むくみ
  • 婦人科トラブル(月経異常や生理痛、不妊など)

30代になり、上記のような心身の不調を感じていたら、それは未病のサインかもしれません。

【3】未病の原因は?

30代以降の女性の未病の原因は、加齢や疲労、ストレス、生活習慣の乱れなどです。

中国の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」には、「女性のからだは7の倍数」の年齢のときにからだに変化があらわれると記されています。よって、身体機能や性機能のピークをすぎた28歳以降は、35歳、42歳、49歳ごろが未病になりやすい時期といえるでしょう。

また、30代以降は、妊娠や出産、育児、転職や昇進など、ライフステージが大きく変化する人も多い時期です。その疲労やストレスが、未病を引き起こすこともあります。ほかにも、運動不足や食生活の乱れ、不規則な生活リズムなども未病の原因のひとつです。

未病をケアし、アンチエイジング

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未病対策には、毎日コツコツとケアを続けることが大切です。未病を改善することで、アンチエイジング効果も期待できます。

30代以降の女性におすすめの未病ケアは、主に「口腔ケア」「姿勢の意識」「食生活の見直し」の3つです。

実は、歯周病は未病のサインです。頻繁に間食をしない、よく噛んで唾液の分泌を促す、定期的に歯科検診を受けるなどの「口腔ケア」で未病対策をしましょう。

悪い姿勢は、肩こりや疲労感などの未病を引き起こします。そのまま放置していると、肺機能の低下や心理面の悪影響、慢性的な頭痛へと症状が悪化していくことも。未病ケアには、正しい姿勢をキープする「姿勢の意識」が重要です。横から見て、耳、肩、股関節の出っ張り部分、くるぶしの少し前が一直線になっている正しい姿勢を意識しましょう。

また30代以降の女性は、20代のときよりも食が細くなり、栄養バランスが崩れやすくなります。「食生活の見直し」をして、栄養バランスの整った食事を心がけましょう。とくに、たんぱく質や食物繊維は、不足しやすい栄養素なので意識して摂ってくださいね。

未病対策には漢方薬もおすすめ

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すぐに始められる未病対策として、毎日飲むだけの漢方薬もおすすめです。
実際に、未病には漢方薬が多く用いられています。漢方薬は心とからだの機能を整えるので、今ある不調を改善するだけでなく、健康を維持することも目的としています。

未病対策には、「ホルモンバランスの乱れを整える」「消化・吸収機能を高めて栄養を全身に届け、心とからだを元気にする」「血流をよくする」「自律神経を整える」「代謝を上げて、運動効率を上げる」といった漢方薬で健康をサポートします。

未病対策におすすめの漢方薬

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    「血(けつ)」(栄養)を補って巡りをよくし、水分代謝を整え、女性ホルモンの乱れによる不調にアプローチします。貧血気味で冷え症の人におすすめです。
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
    胃腸の動きをよくして「気(き)」(エネルギー)を補い、胃腸の働きを高めるとともに、からだに気力を充実させます。元気がなく胃腸の働きが衰えて、疲れやすい人におすすめです。

ただし、自分の症状や体質に合わない漢方薬を飲んでも十分な効果が得られず、副作用が起きる場合もあるので注意しましょう。

漢方薬を選ぶときは、漢方薬に精通した医師・薬剤師に相談して自分に適した漢方薬を見極めてもらうことをおすすめします。最近は、スマホひとつで完結するオンラインサービスも話題ですよ。

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未病ケアで加齢に負けないからだに

未病をケアすると、アンチエイジングだけでなく、免疫力アップや気力の充実などの効果も期待でき、よりアクティブに過ごしやすくなります。口腔ケアや姿勢、食生活を意識して、未病をケアしましょう!

また、未病対策には漢方薬を服用するのもおすすめですよ。専門家に気軽に相談してくださいね。未病をケアして、いつまでも健康と美しさをキープしましょう!

【参考】

未病の実態 ~30歳からの女性のホンネ~|健康・知識・情報|養命酒製造株式会社 (yomeishu.co.jp)

未病の基礎知識|未病改善ナビ|養命酒製造株式会社 (yomeishu.co.jp)

健康寿命を縮める要因は?(2ページ目)| (smartdock.jp)

<この記事を書いた人>

円山 真由佳
あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)

医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。

表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

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