【バブルの象徴と言われた女性】が狂乱の時代を経てたどり着いた55歳の今
’86年12月~’91年2月と言われるバブル期に美容開眼した世代は今アラ還。アメリカンファーマシーで輸入コスメにときめき、デパコスの隆盛に驚いた、そんな彼女たちの輝く今を支えるのは、それぞれのストイックな美容愛でした!今回は川添明子さん(55歳)にお話を伺いました。
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フラワーエッセンスセラピーサロン「ALAIN」主宰・川添明子さん(55歳)
三ツ星エステなどもやり尽くして気づいたリセットの大切さ
ラグジュアリーから5周まわって(笑)、行き着いたデトックス精神が今、美容の軸となっています。バブル期は20代前半。新しいブランドが上陸したらすぐにひとセット買い、ゲランなどのエステティックサロンにゴッドハンドがいらっしゃると聞けば、当時原宿のパレフランスビルにあったサロンに通い詰め、お金も労力も惜しげもなく注ぎ込みました。狂乱と飽和の時代を経て30年、14年ほど前からの結論は「デトックスに勝る美容なし」。スペースがないと、いくら上質な化粧品をのせても入っていかないのでは?と思うからです。
中でも最近最も力を入れているのが「頭皮デトックスケア」と「ひまし油湿布」。いつまでも豊かで艶のあるロングヘアのためには頭皮のクレンジングがマストと気づき、抜群の浸透性を誇る天然水をベースにした“ビーワンシリーズ”で毎日髪を洗い、ケアしています。湿布療法は、ひまし油を布にたっぷりと含ませて右脇腹に当てて肝臓を温めることで様々な症状が改善すると実感中。いいものも、与えるだけでは効果は半減。内側を浄化してクリアにしてこそ、最先端のハイスペコスメも生きてくるという思いと継続へのモチベーションは年々強くなるばかり。自分が摑んだ結果は当分手放す気はないですね。
川添明子さんはこんな人
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過去には美STにも登場してくれた、通称〝アッコちゃん〟は『アッコちゃんの時代』(林真理子著)のヒロイン・アッコのモデルとなった伝説の女性。NHKの「東京ブラックホールⅢ 1989-1990~魅惑と罪のバブルの宮殿~」でも取り上げられたほど。
【川添明子さんのバブル時代】
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20代半ば、初のイタリアにて。現地の水道から出る硬水が合わず髪がギシギシに。
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写真は海外旅行のときに撮るぐらい(笑)。日本ではゲランのエステが定番の時代。
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ニナ・リッチのショーに招かれた、ブランドのプライベートジェットでの1枚。
Q1.バブルな武勇伝を教えてください
ディスコに車で乗りつけて鍵を預けて「よろしく」と頼んだ男性が実はお客さん!私の雰囲気に押されて車を停めてきてくれました。
Q2.バブル時代に聴いたモチベアップ曲は?
「She」「Sweet‚Soft ’n Lazy」ディスコで遊んで帰宅後、リラックスモードにしたいときの定番曲。
2024年『美ST』3月号掲載
撮影/峠雄三 ヘア・メイク/久保フユミ(ROI) 取材・文/柏崎恵理 編集/岡村宗勇