結婚に出産、キャリアだって築きたい…人生の選択が多いCLASSY.世代。正解がわからないからこそ、指針が欲しいもの。特に気になる分野の有識者の方に、この先10年、世の中はどう変わっていくのか、どう行動すべきかを伺いました。

──今後10年、風の時代から世界はどう変化していきますか？
西洋占術では2020年に約200年ぶりに土の時代から風の時代へと変わりました。東洋の占術でも2020年は変化の年で、2024年は4年間のうちに壊れてしまったものを浄化させ、新しいサイクルが始まる年です。つまり、ここから私たちは前例のない運気をいかに生きるかを考えなくてはならないとき。特に今年は消滅と再生の星と言われる冥王星が11月に完全に水瓶座に移動します。ここが本格的な風の時代の始まりです。冥王星は物事の根本に変化を起こすエネルギーを持っていて、その変化が社会や個人にさまざまな影響を与えます。この冥王星が一つの星座から星座に移動する時は決まって社会を根本から揺るがす大事件が起きます。ちなみに2008年には冥王星は山羊座に入りましたが、山羊座が司っているのは仕事や組織、社会構造。同年はリーマンショックが起き、世界の経済が再編され、その後もコロナの流行などで会社のあり方、働き方は変化を余儀なくされました。ちなみに冥王星以外にも私たちに大きな変化をもたらす惑星の移動は今後も続き、2025年は時代の空気がガラリと変わり、落ち着くのは2026年と、あと2年は変化が激しいです。

──変化のなか、私たちが気を付けた方がよいことは何ですか？
このように、今は時代の曲がり角のまっただ中。新しい時代を象徴する水瓶座ならではの価値観”多様性”
の真の在り方もこれから数十年かけてどんどん洗練されていくはずです。
また経済や形あるものに支配された土の時代から、風の時代のこれからは、情報や形のないものに価値が置かれる傾向にあります。そんななか、私たちが特に気をつけなくてはならないのが“フェイク情報”。SNSの台頭によって、フェイクニュースに代表される偽物がたくさん流れてくる時代。先日も腹部手術を受けたイギリスのキャサリン皇太子妃の術後初めての写真がAIで生成した写真なのでは、という説が話題になりました。その真偽のほどはわからないけれど、大切なのは自分で情報をとり、検証能力を鍛えること。自分で考えて選択すること。これが今後ガラリと変わる時代を賢く生き抜くコツだと思います。